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WSD 35期オンラインスタッフの担当レポート

2021年5〜8月の3ヶ月間、青山学院大学 社会情報学部で社会人向けの履修プログラム「青山学院大学学校教育法履修証明プログラム修了ワークショップデザイナー」の修了生スタッフを担当させていただきました。

この記事では、修了生スタッフとして活動する中で気づいたことや、発見したことを中心にまとめていきたいと思います。

「ワークショップデザイナー育成プログラム」ってなに?

青山学院大学ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラムでは、
ワークショップが必要とされる社会的背景と学習観の変容、
コミュニケーション論などを学び、実際にワークショップを体験します。
さらに、ワークショップを企画・実践し、振り返ることを通して、
理論と実践をつなげながら学ぶことができます。

Webサイトより引用(https://wsd.si.aoyama.ac.jp/about/


ワークショップデザイナー育成プログラムで学べることとは?

ワークショップの理論と実践を体系的に学ぶことができます。
理論を学び、それを活かしながらワークショップを実施することで実践力をつけ、ワークショップデザイナーになることを目指す社会人向け履修証明プログラムです。
https://wsd.si.aoyama.ac.jp/
(ワークショップデザイナー育成プログラム Webサイトより引用)

私自身もワークショップデザイナー育成プログラム(以下、WSD)の33期生として2020年1〜3月に受講し、ワークショップとはなにか?を学んできました。
2020年の冬というと、COVID-19が流行し始めたタイミング。
途中休校になったり、急遽オンラインでの授業に切り替わったり、2021年2月に希望者が集まりオンラインでの特別補講の授業を受けたりと、なかなか体験できないことを体験しました。

たまたまご縁あって35期生(2021年5〜8月)の修了生スタッフを担当させていただきました。

修了生スタッフってどんなことをしてるの?

授業がある日に大学へ登校、またはオンラインで、授業の進行や受講生のお困りごとなど、運営のサポートを行います。
35期からはオレンジコース(通学中心)とブルーコース(オンライン)の2コースのどちらかを選択できるようになりました。

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カリキュラムの詳細(https://wsd.si.aoyama.ac.jp/curriculum/

それぞれのコースに修了生スタッフが付きます。

ちなみに、私が受講しているときは、受講中に気になる事などを修了生スタッフに話を聞いてもらいました。
(受講時のグループワークはどんなことやってましたか?とか、他のグループってどんな様子?とか。そんなささいなこと^^;)

少し前まで受講していた先輩たちに直接話しを聞くことができ、受講者に一番近い存在なので居てくれるだけで心強かったのを覚えています。

学びの視点を決める

さて、ここからは修了生スタッフの活動から、学んだことを中心にまとめていきたいと思います。

修了生スタッフの話を受けたときに、自分の中で何かひとつでも「学んだ」と感じられたことを、1つでも掴んで終わりたいと思っていました。
そこでいくつか視点のあたりをつけて、活動することに。

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受講生のサポートや、スタッフの動き方が見えてきたところで「受講生をよく観察してみよう」と、視点を決めました。
なぜ観察を選んだかというと、正直、わたしは観察することがあまり得意ではありません。。
どうしても目で見える、聞こえる、感じ取る情報で判断してしまい、目の前の人の裏側まで注目しきれていないことが多いと感じています。
(単純にぼーっと見ていることも多い)

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観察しながら一人ひとりのことを知って、サポートできることを探そう!と決めました。

観察…してるんだけどなぁ…

「観察して!」
と、ちょいちょい言われるのですが、本人的には「観察している」と思い込んでいることが多いですよね。
では、なぜ観察していると思いこんでいるのか、頭の中で何が起こっているのかを整理してみました。
よくあるわたしの考えるときの癖はこんな感じ。

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自分の経験から推測して、推測したことを選び、多分こういう反応がくるのではないかと想像を挟むことが多いです。主観が入り込んでいますね。

なので、修了生スタッフをやるときには、下記のことをかなり意識するようにしました。

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表情や発言など表に見えない、その人の背景や、考え方、キャラクターやグループワークのなかでどういった役割を担っているかなど、あまり主観を挟まないように見ようとしました。

で、観察力は身についたの?

正直、観察力が身についたかはわからないです…゚(´・ω:;.:..アーッ
実習中はグループの進行状況や、考えている内容がどういうものかなど、確認してまわっていました。なので、ベタでついて観察することができません。

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途中から様子を見ていてもグループ内で話されている内容や、グループの雰囲気から、どういった状況なのか、なるべく主観が入らないように推測していきました。

当時をふりかえって考えてみると、そのときに自分ができる精一杯のことをやるしかないと、割り切って観察力を上げる訓練をしていたように思います。
すぐにできることではないと思っていましたが、改めて日々積み重ねて強化していくしかないと痛感しています。

オンラインの難しさと、
学べる機会が広がる可能性を感じた

オンラインの難しさ。それは、コミュニケーションを取れる時間が限られてしまうこと。
受講中に交流したり質問しあえる工夫をしても、1対1のやりとりになりやすいと感じています。
どうしても孤独感を感じてしまったり、周りに相談する、他のグループの人と話すなどのコミュニケーションが取りづらくなります。

わたしが受講していたときは、通学できていたので、授業の合間や飲み会の帰り道で情報交換できました。

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個人的にはみんなを見守っていたので雑談や、心配事のキャッチアップなど、ちょっとした交流がしづらかったのがちょっとさみしかったです。苦笑
(↑どうしてもしょうがない)

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ネガティブなことばかりではないと感じたことがあります。
それは、オンラインで学べる機会が広がるんだということを、目の当たりにしたことです。

通学の場合は、
・家から大学(表参道や相模原)までアクセスできる場所に住んでいる
・交通費を負担できる
・通学できる体力や状態である
などが、さまざまな条件が満たされないと学ぶことができません。

ですが、オンラインではアクセスできる環境や、時間を確保できれば学ぶことができます。

「地方に住んでいるし、毎週通うのはしんどいから受けたかったけど諦めてた。でもオンラインなら学ぶことができるから、申し込むことができた」
と、受講生がおっしゃってました。

「学びたくても学べない」から、「学べる機会を増やす」
オンラインだからこそ、可能性を広げることができると感じた瞬間でした。


35期生のみなさん、本当におつかれさまでした!

最後に、35期生のみなさん、本当に本当におつかれさまでした!
週3回の授業(平日夜2回/休日1回)、授業の合間に提出するレポート、さらにグループ実習の内容を考えて相談する時間をつくるなど、多忙だったと思います。
(わたしも同じことやってと言われたら、できる自信ない…。週2日、通学しながらレポート書くのでいっぱいいっぱいだったので。。)

笑顔で終えられたみなさんの様子を見られて、一緒に3ヶ月間伴走できて良かったと心から思いました。
いつか対面でお会いできますようにと願っています。

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