「ありがとう」と「ごめんなさい」
"今までは問題なかったのに"と男の子は言った。
女の子が泣いていた。
サボってばかりいる男の子の尻拭いを、リーダーの女の子がしていたのだが、、、
そこには「自分さえ我慢すれば」という、和を重んじた犠牲があった。
いつも我慢する人はおんなじで、その人がやることが当たり前になると、次第に感謝はなくなっていく。
それでは、ある日突然、崩壊する。
「好きでやってるんでしょ。嫌だったら頼まなかったのに/やらなくていいのに」
「今まで言わなかったじゃないか」
「知らなかった」「気づかなかった」
こんな風に、壊れてはじめて、問題と向き合うことになる。逃げたくなるだろうか?
いや、お母さんだとしても、怒りそうだなあ…
案の定、それにキレてしまった。
大したことじゃなかったかもしれない。
まあ正直どうでもいい人かもしれない。
でも。
感謝は伝えた方がいい。
我慢させたことは謝った方がいい。
減るものではないだろう?
サボることは別問題として。
普段から「ありがとう」と「ごめんなさい」を言うようにしよう。
そうしたら、いつか出会う大切な人にも、真っ直ぐに向き合えるひとになれると思うよ。
という話をして、2人分の尻拭いを終え、帰った27の春でした。