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『百聞は一見に如かず』 in 上海
3月16日に上海交通大学で開催された匠新(ジャンシン)主催の日中イノベーション共創イベントに参加してきました。
中国は初めてで、QRコード決済が当たり前と聞きながらも、日本国内でwechatpayやAlipayに入金できず、結局円を人民元に換金していきました。
※あとで調べると、銀聯カードが便利らしい
中国の発展をこの目で見たいというのはありましたが、海外といういつもと完全に違う環境に身を置くというワクワクは格別だなと感じながら、飛行機に乗る頃には完全にプライベートモードでした笑
初日は、招待してくださった匠新の方々と、弊社とともにイベントに登壇するトリプル・ダブリュー・ジャパンさん、Holoeyesさんと会食でした!
初めてカエルを食べました笑
見た目はなかなか強烈ですが、食感は鳥と魚の中間(ふぐに近い?)で美味しかったです!写真を撮ればよかった、、、
その後、夜景が有名な外灘(ワイタン)に行き、中国の発展度合いをまざまざと見せつけられました、、、観光客が絶えないそうです。
2日目は、今回の旅行(出張)のメインである、上海交通大学でのイベントでした。
パネルディスカッションで印象的だったことがいくつかありました。
・中国人からすると、人口が多い=マーケットがあるという話だけに終始してほしくない
つい「人口が多いから〜」と言いがちですが、中国人にとってそれは好ましいことではないとのこと。
人はもちろん多く、マーケットも大きいですが、それだけでなく教育・商業があることで成長していると主張していました。
・日本、中国、韓国の違い(アーティスト論からの派生)
日本は閉鎖的であり、海外に対してハードルが高いとの指摘がありました。日本のアーティストは国内マーケットでCDが売れれば生活していけるが、中国、韓国では世界をマーケットとして捉えないと生活できないため、海外展開が必然であるとのこと。
海外に出ていかなくても良いということは、日本というある種潤った(成熟した)マーケットがあることの弊害かなと感じました。
・中国サイドから、知財戦略は大事という話が出たこと
日本サイドではなく、中国サイドからこの話が出て、中国への参入を目指す企業だけでなく、中国企業も十分牽制していることが伝わりました。(当たり前ですが、、、)
・日本は匠、中国は商人の気質があり、タイプは違うが相性は良いはず
日本企業は契約書などがきめ細かく、スピード感がない代わりに、一度契約関係ができる忠誠度はかなり高いと感じるとのこと。
日本はサービスの質を究極に求める匠である一方、中国は利益を求める商人という気質の違いがあり、それは良い悪いではなく、補完し合えばより良くなるのでは?という中国サイドから提案がありました。
経済成長真っ只中の中国はイケイケドンドンで、健康なんて度外視でとにかく働けるだけ働いて金を稼ぐ雰囲気なのかなと思っていましたが、想像以上に弊社の提供している「O:SLEEP」のようなヘルスケアに対する関心が高く、驚きました!
イベント終了後、出口付近で小さなブースを構え、サービスについて説明していたのですが、説明しているにも関わらず、我こそは!的な感じで名刺を突き出してくるなど盛況でした。(日本にはない自己主張でした笑)
2日目の夜は、イベントのVIPの方々と日本大使館での食事会
食事会では、今回のイベントを主催していた匠新の方々と話していて、小紅書(RED)という「インスタ×EC」のアプリがナウいと教えてもらいました!
あと、すぐに使える中国語ということで、いいね!って意味の「6666(リュリュリュリュ)」と言うのが若者の中で流行っているはらしく教えてもらったのですが、お土産屋さんで使ったら失笑されました。
早めの解散だったので、世界一の高さを誇るSWFCに行こうとするも長蛇の列で断念し、ParkHyattの92階 MusicRoomに行きました。
3日目は、中国に駐在している社長のお知り合いの方と一緒に田子坊に行きました!
細い路地が集まっていて、迷路のような場所でした。
ランチのときに一番使う中国語を聞いたら、不要(プーヤオ)とおっしゃっていました。
愛想笑いなどをしているとドンドン追加されていくらしく、「要らない」と強く主張することが大事とのこと。その後、DiDiで空港まで送っていただき、帰国しました。
今回の出張で、睡眠やヘルスケアの需要が想像以上にありそうということも大きな収穫だったのですが、今まさに勢いのある国のその時、その場所に居れたことに、一番の価値を感じました。
言葉ではうまく言い表せないですが、電車に乗っているだけでも、国の活気を感じるんです。日本とは少し違う感じ。
日本に居ても知れる情報も多々ありますが、現地に行って肌で感じることが大事だと改めて感じました。
今回で言うと、
・キャッシュレスに何も違和感を感じていない(ごく当たり前)
・スマートフォンが生活のインフラで、アプリに対する抵抗が一切ない
・mobike(シェア自転車)が生活に溶け込んでいる
・ビジネス、プライベート関係なく、連絡手段はwechatで完結(メールなんて使わない)
特にキャッシュレスに関しては、かなりの遅れを感じました。初日の会食時に匠新の方に現金を手渡し、Alipayに入金してもらっていたので、2日目のイベントの合間にコンビニとスターバックスで使用しましたが、みごとに現金で支払っている人は一人もいませんでした!
みんな、wechatpayかAlipayのQRコードをかざし、するする〜と会計を済ませていて非常にスムーズな体験でした!
中国でも浸透させるために、昨年のpaypayのような大規模キャンペーンを初期に矢継ぎ早に実施し、QR決済の心理的ハードルを下げたと聞きました(配送料が半額になるなど)
そもそも中国は偽札など、現金に対する信用がないという前提があり、スムーズにQR決済に移行できたとのことで、日本とは状況が異なるかもしれません。。。
現地視察ではないですが、何かのメディアを通してではなく、定期的に自分の目で見る機会をつくっていきたいなと思いました。
そこで自分がどう感じるか(感じることができるか)や、その受け皿自体の大きさ(深さ)を確かめるためにも、海外の経験を増やしたい。
全く知らない土地を歩くのは全てが刺激的で、逆説的に日本における当たり前が何かを感じることができることを再確認しました。
本を読んだり情報をとることはできたとしても、体験しないと自分の中からは生まれない
締まったね、最後!ということで、国内海外など関係ない「体内時計」「睡眠」を扱っている株式会社O:は絶賛採用中です!
(※今後も海外出張の機会があるかもですよ笑)
ちなみに、私が上海に行った前週には鎌野さんが北極海に沈んでいました笑