私のポケモン遍歴的なやつ。
ポケモンが好きだ。
ポケモンは気づいたらそばにあった。
最初のゲームは兄がやっていた金銀から金をやらせてもらった。選んだ御三家はワニノコ。オーダイルになってつけたニックネームは「オッチ」だ。兄に「この技覚えておいた方がいいの?忘れてもいいの?」「このポケモン弱点何?!」「ジムリーダーこのレベルで倒せるかな?!」などなど、ほぼ全てのことを聞きながら私の初めてのポケモンゲームが始まった。
そのあとクリスタルも含めて、第二世代は初めからやり直して何度もやった。
曜日イベントがあるから朝食の時に兄に「今日は火曜日だからむしとりたいかいだよ!!」って毎日何かしらの情報を告げていた。兄だって把握していただろうに。
ゲームは夕飯の時間の前まで。
夜(ゲーム内で18:00以降)に出現するポケモンや進化するポケモンのために、夕飯が少し遅い時はゲームできる時間が長くなるから嬉しかった。
ゲームは金銀で一回止まる。
今思うと不思議だけど、GBAすらうちにはない。
そしてDSがあまりに手に入らなかった時代に、店頭でやっと見つけたDS liteを買ったのをきっかけに、ダイヤモンドからまたゲームに戻ってくる。
私とポケモンを語る上で、アニメの存在も欠かせない。
アニメも子どもの頃、リアルタイムで見ていたのは金銀世代だ。
ブルー初登場回は何度も見た記憶があるからきっと録画してたやつを覚えるくらい見たんだろう。
金銀世代のOP曲「OK!」は初めて覚えたアニソンだ。いまでも聞くとワクワクが溢れ出す。
映画は多分「ミュウツーの逆襲」から映画館で見たはず。正直、映画の内容よりも、まだ2時間弱座ってられないくらいの幼少期だった私は途中で父親を連れ出してトイレに行った記憶の方が強いけど。
小学校中高学年くらいにアニメも映画も見ない時期があったけれど、中学生くらいでまた戻ってきた。
ウチがキッズステーションが見れるようになって、リアルタイムで見なかったアニメや映画を一通り見た。
一番好きな映画は「波動の勇者ルカリオ」。サトシがイケメンすぎる。人間が木に取り込まれてしまうシーンでは毎回のように泣く。
ラティも好き。最近のだとココはめちゃくちゃよかった。
短編なら圧倒的に「おどるポケモンひみつ基地」。この前アマプラで久しぶりに見たらハスボーが可愛すぎて叫びたくなった。なんの説明もなく登場するルンパッパも踊らないように頑張っていたのに吹っ切れてキレキレに踊るキモリも大好き。
グッズとかも買ってきた。
ポケモンキッズは兄のものと合わせて100体ほど買っていた。つまりトータル1万円ほどかけていて、当時のお小遣いを考えたらびっくりする。
大人になっておもちゃはだいぶ整理したけど、ポケモンキッズはちゃんと残してある。
ポケモンパンはデコキャラシールが楽しみだった。
なぜか家の梁のような場所に未だにヤドキングが貼ってある。20年以上我が家で私や兄の成長を見守ってきたはずでびっくりする。
ぬいぐるみは集め出すとキリがないから最近は自重しているんだけど、最推しとしているウパーとその進化系ヌオーだけは新作が出たら迷わず買う。
今は私は27歳。
この年でポケモン好きな人はゲームで対戦してる人が多いのかな、なんて思う。
私はアニメを見ながらワクワクして、ゲームはシナリオを思う存分満喫して、たまにグッズを買って、という楽しみ方をしている。
たぶん、これはポケモンを思う存分楽しんでいた、子どもの頃と同じだ。ただ、卒業してないだけ。
ポケモンがずっとそばにあった。
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