塩釜港から近い松島湾の離島で過ごす島時間。4つの島を巡る浦戸諸島をご紹介【朴島編】
浦戸諸島にある4つの有人島のなかで、一番小さな「朴島」。
マリンゲート塩釜から市営汽船に乗り1時間弱。
終点の島です。
人口:約20人
面積:0.15平方キロメートル
周囲:2.2km
ほとんどの観光客は、桂島や野々島で降ります。
釣りをされる方も多いです。
最後まで船に乗っている人は、数人でした。
船を待つ休憩所があり、Wi-fiも繋がります。
向かいに簡易トイレも設置されており、きれいでした。
降りるとさっそく「菜の花」の道。
二か所あります。
弘安十年銘供養碑(孝子の碑)
朴島漁港から島の東の海岸に古い石碑があります。
鎌倉時代の弘安10年(1287年)に建てられたもので、内海喜右衛門家代々観音様と言われ供養を続けられています。
石碑の文字は風化していて判読が難しいですが、
梵字の碑文が刻まれています。
朴島神明社
休憩所の裏を進むと、神社があります。
神明社は、寒風沢にもあります。
お参りから丘の方へ登って行くと、見晴らしのよい所に到着します。
タブの森と菜の花
この地では珍しいタブ林が存在し
菜の花が美しい所です。
地元の方が他の植物との交配を避けるため、
丹念に雑草を抜くなど、
大変な手間をかけて大切に育てているものです。
他所の観光菜の花園とは違います。
主な産業は牡蠣養殖などの漁業ですが、
菜の花の種も“松島白菜”の種として出荷されています。
タブの森は素晴らしく、
胎内くぐりをしているような気分になります。
埋蔵金伝説
江戸時代に伊達藩の軍用金や貴重な宝物が隠されていた伝説があり、
宝島(ほおじま)と呼ばれていたものが朴島になったとも。
浦戸諸島は小さな島々で形成されていますので、
カモフラージュするには、最適だったのでは?
浦戸諸島は伝説の宝庫。
鯨島の浄瑠璃伝説
大昔、松島から小舟に乗って、この島に来た一人の緋の衣をまとった老僧が、島に上がったきり、その後どうなったものか一向に姿を見せなくなった伝えられています。
詳細は、こちらをチェックしてみて下さい。
小さい島なので、周遊しても1時間はかからないかもしれません。
タブの森と菜の花は、みごたえがあります。
※自転車でも周遊できます(船に自転車を乗せてもOK)
他の島もこちらをチェックしてね。