海外のゲレンデ(ウィスラー)に向ていいるボードの「キャンバー形状」は?
今日もまたウィスラーブラッコムネタにはなるのですが、これから行ってみようと思う方にはとても大切なボードのお話しです。
海外のゲレンデ(ウィスラー)としましたが、私が過去に行った海外のゲレンデも全般的に同じような感じだったので、大きなゲレンデに行くときは同じに考えてもらった方がいいかもしれませんけど、一応ウィスラー基準でお話ししますね。
◆規模が違う
ニセコとか北海道のゲレンデや野沢温泉、八方尾根など「大きなゲレンデ」と言われる場所ありますけど、それらとも比べ物になりません。
そしてコースの斜度も感覚的に言うと、ウィスラーのゲレンデマップの緑色で書かれている初級コースは、日本で言うところの中級者コースくらいで、ウィスラーの中級者コースは日本で言う上級者コースくらいで、その上にブラックダイヤモンドやダブルダイヤモンドと言われる、「ここは本当にコースですか?」というような場所が沢山あります。
◆コンディションが違う
そうなってくるとまず一番違うのが「スピード」です。
全体的に斜度はあるものの、コース幅が広いので自分ではそれほど出ているように感じなくても気がつくとすぐにスピードが出てしまいます。一般道と三車線の高速道路を走っているような違いですね。
そして次に圧雪バーンがほとんど無いわけじゃないんだけど、スキー場全体の割合に比べると圧雪してあるところはほんのわずかで、ゲレンデ内のどこを滑ってもいいので、綺麗な圧雪を滑るというよりかは自然の中を滑っているという感覚です。
それに圧雪されている場所も朝イチ以外はすぐにコブになって荒れてしまいます。
◆キャンバーは向いていない
ではどんなボードが向いているのか?以上の条件もふまえて実際に滑っているときの経験をもとにすると、「あまり引っかかりの無いボード」の方がおススメです。日本ではカービングの文化が強いので、どちらかと言うとキャンバーでしっかりとエッジがグリップするものの方が好まれますが。ウィスラーのような山を滑るときは、あまり引っかかりがあるボードだと荒れたところでのコントロール性が落ちるし。ちょっと逆エッジで転んだだけでも大怪我にもなりかねない。
なので海外のブランドは、ダブルキャンバーなどのロッカーボードが多いというのも納得できるわけです。ようは綺麗な圧雪バーンをカービングするというよりは、つねに自然の山、そして荒れた場所を滑るのがほとんどなので、キャンバーボードよりもロッカーボードの方が楽だし安全に滑れるということなんですね。
◆向いているボードは?
ただ、引っかかりが少ない方がいいとはいえ、完全なるロッカーボードではスピードが出たときや、いざってときにしっかり止まることができなければ危険です。
ということで、これまでのことを総合して私がウィスラーのゲレンデに向いているボードは「アクセルキャンバー」です。もうこれは自信を持って言えます。
ノーズロッカーの特性上、荒れたところの上を滑ってくれるので引っかかりにくく、旋回性も高い。しかし、テール方向にはキャンバーがあるので、いざってときにはしっかりとエッジをかけて止まることもできる。そしてもちろんパウダーにも強いので、圧雪からパウダーまでどんなコンディションになっても楽しめるというわけです。
◆最強のボードは?
さて、そえではこれまでのことをふまえると、本当にウィスラーで最強のボードは何かと言うと、FOSSILSNOWBOARD『ALL MOUNTAINⅡ』というわけです。
はい、長い前振りからの自画自賛です(笑)
『ALL MOUNTAINⅡ』=アクセルキャンバー、ノーズロッカー、スピードが出やすい大きめのサイドカーブ、足元をしっかりとさせたフレックスバランス、コントロールしやすい細身のシェイプ。
ビッグマウンテン=ワイドボードの方がいいと思う方もいるかもしれませんが。早いスピードの中で素早くボードを切り返すためにはあまりワイドだともたついてしまい、一瞬の切り返しの遅さが暴走のきっかけになりかねないです。
やはりいまでもこれ以上のボードは自分の中では想像ができません。
それもそのはず!
このALL MOUNTAINⅡはまだMOSSが『ZIPANG』として発売していた頃からウィスラーに持ち込み、散々乗り込んでから私なりにアレンジしたボードですから。
そのコンセプトは「どんなコンディションでも1本で滑り尽くせる」
約15年経った今でも健在です。
◆ALL MOUNTAINⅡ生産数確定
それでは最後にCMです。
すでに皆さまから早期予約を頂き、FOSSILSNOWBOARD取扱い店さんからも1stオーダーを頂きまして。その数を集計した上で、24-25モデル「ALL MOUNTAINⅡ154/158」
と「THE CURVE155」の生産数が確定しました。
来シーズン生産できる上限数が確定していますので、完売次第終了となります。引き続き予約受付してますので検討している方は早めに決心して頂ければと思います!!
予約方法は、各SNSから名取まで直接DM頂いてもいいですし、ウェブストアの方でも受付していますのでご利用ください。