BANKED SLALOM(バンクドスラローム)に強いボードは?
◆バンクドスラロームが流行っている理由
近年日本各地で盛り上がりを見せるバンクドスラローム。どんな競技なのか簡単に言うと、地形の中をどれだけ早く滑れるかというもの。ハーフパイプやスロープスタイルなどの採点競技は誰かにジャッジされるので勝敗に納得いかない場合もあるし、ボーダークロスのように複数人で一斉に滑るときに起こるトラブルもない。
それに比べて、バンクドスラロームは一人で滑りタイムを計測するので。まさに自分との闘いであり、負ければ一切言い訳をすることができない。
そんなシンプルさと判定に納得が得られるというのが人気の理由ではないかと思う。私もチャンスがあれば積極的に参加して自分の実力を思い知ることで自分の滑りを見直す良い機会にしている。
バンクドスラロームが盛り上がってくると、この競技を専属にして練習する人も出てきて。いまはレベルがものすごく上がり、ちょっと出てみよう程度の気持ちでは勝てないようになってきたけど。それでも先ほども言ったとおり、バンクドスラロームは自分との闘いと思って出場すれば誰でも楽しむことができる。
◆強くて速い時代遅れなブランド
そしてこのバンクドスラローム人気が私にとって良い流れになってきているなと感じていることがあり。それは「勝てるボードはどれだ?」と真剣にボード選びをする人が増えたこと。大会中に速い選手が現れると、会場のギャラリーの中では「あいつスゲー速い!」「ボード何使ってる?」という会話が聞こえてくる。バンクドスラロームは選手の実力ももちろん大切だけど、ボードの性能も大きく勝敗に関わってくる。
その条件は「滑走性が高い」「操作性が良い」「バンク(R)に耐えてくれる強さ」この辺の性能が必要。
ん?
滑走性が高い?
操作性が良い?
バンク(R)に耐えてくれる強さ?
おいおい、それってまさに「FOSSIL SNOWBOARD」じゃないですか!?笑
そうなんです、FOSSILSNOWBOARDが立ち上げ当初から掲げていたメッセージ。
強くて速い時代遅れなブランド
「FOSSIL」=「時代遅れ」(化石)という意味ですから。
◆簡単で優しいが良いとは限らない
私がスノーボードをはじめた30年ほど前はガチガチで強いボードが沢山あり、正直言って「こんなボード誰が乗るの?」と思えるようなものもあったけど、そんな手強いボードを乗りこなす楽しさがあった。
しかし、スノーボードが流行りビジネスとして考えると簡単で優しいボードの方が売れるのは間違いない。そうなるとほとんどのメーカーは、いかに優しく簡単に誰でも乗れるかということを考えるようになり。これは車でイメージすると分かりやすいかなと思うんですけど。車も乗りこなすのが難しいマニュアル車から、オートマチック当たり前、安全性能バリバリ、ぶつかりそうになれば警告してくれるし、いざとなったら自動で止まってくれる。そんな車が売れるようになり、もちろん安心して誰でも運転できるというのはとてもいいことだけど。その代わりにドライバーの技術は落ち、むしろ事故は増えていると聞く。
やはりある程度の手強さがあった方が乗り手の技術が上がるのです。
だからこそ、私は昔ながらの「強くて速いボード」を目指そうと思い、FOSSIL(時代遅れ・化石)という名前を付け。決して流行りに乗ることはせず、本当に自分が良いと思うものを作り続けると誓ったわけです。
◆コースによって違う
ということで昨日はネコママウンテンに行って、この時期の名物ネコマバンクを滑ってきましたが、本当に面白い。新潟に移住してから磐梯山あたりが近くなったので最近よくこの辺のエリアに滑りくるようになりましたけど、毎年の楽しみでもあります。
そして今回は「NATURAL157」(右)と「BANKRD-R157」(左)を持ってどちらがバンクドスラロームに向いているのか改めてチェックしてみました。
結果、BANKRD-Rの方が良かったというのが私の感想です。「バンクドアール」なんて言う名前を付けただけあって、その名にに恥じない滑りをしてくれて一安心です(笑)
ただ、バンクドスラロームの難しいところでもあり面白いところでもあるのが、コースによっても適切なボードが変わるというところ。スピードが出やすいコースなのか、バンクの壁はどれくらいの高さなのか、などで。加速力を求められるボードの方がいいのか、安定して滑れるボードの方がいいのかなど悩むところです。
そう言った意味では決してNATURALが向いていないかと言えばそうではなく。狭くて素早い切り返しを求められるコースでは威力を発揮するでしょう。
今回はBANKRD-RとNATURALのみでしたが、うちにはALL MOUNTAINⅡや来季から発売されるTHE CURVEなんかも間違い無くバンクドスラロームに強いボードになっているし。それを証明するように、すでにALL MOUNTAINⅡを使って各地の大会でいい成績を収めている方もいます。
本気で勝ちたい方はもちろん。これからステップアップしたい、伸び悩んでいる方はぜひFOSSIL SNOWBOARDを選択肢に入れてみてください!
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