流行というのは、物が作り上がる前に出来上がってないとダメという事です。
アパレル業界にいる方には耳の痛い話しになりますけど、ちょっと前にアップされたこちらの記事をご紹介。
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【明言】コロナ後、「大量生産」は要らなくなる
残念ながらWordpressブログは消滅してしまったので見れませんけど。3年前にアパレルとスノーボードを比喩して書きました。そして、この記事も、「アパレル」という文字をそのまま「スノーボード」に置き換えてもすんなり読めるくらい状況が酷似しています。
それで今日はアパレルがどうこうというお話しじゃないんですけど。
「アパレル」って聞くといつも思い出すのがこの映画。
何気にもう14年も前の映画なんですね。という事は、29歳の時か。
おそらく、30代以上の方なら観た事が無いにしろ、名前くらいは聞いた事あるんじゃないかというくらい有名な映画ですよね。
ちなみに私は、アン・ハサウェイよりもエミリー・ブラント派です。
と、まぁ好みの問題はいいとして、超簡単に内容を説明すると。
超一流ファッション誌にオシャレにまったく興味の無いアン・ハサウェイが入社し、鬼のうように厳しい編集長のメリル・ストリープと、すったもんだする内容です。
それでこの映画の中で、ファッションの「流行」はどうやって作られているのか、なんていう場面があって。私もこの頃ちょうどスノーボードメーカーに入りたての頃だったので、すごく納得というか共感した事があり。
確かに、「あの人、流行に敏感だよね」「あの人、オシャレだよね」なんて言いますけど。でもそれを作った人がその前にいて、さらにそれを考えた人がその前にいるわけじゃないですか。
という事は、流行に敏感と言われている人も。言い方悪いかもしれませんが、「作ってる人(クリエイター)のいいように転がされている感じ」ですよね。
一応、私もスノーボードのブランドを作っているので、クリエイターと言われるジャンルの端くれになりいますので。だいたい、直近でも2~3年先の事をつねに考えていて。全体的には5~10年先の事もイメージしていないといけないわけですけど。
正直、そんな先の事なんかわかるわけないじゃないですか。だからと言って、こちらが流行を追いかけたり、世間の様子を伺ってもダメなんです。
なので作り手の作業としては。
例えば「ALL MOUNTAINⅡ」を2年後に発売すると決めたとします。そしたら、こうやってブログとかで「やっぱり、1本のボードで全部滑れたらいいよねー」「パウダーだけじゃなくて、カービングもしっかり切れるボードあったらいいよねー」とか、白々しく発信し続けるわけですよ。
これがファッションだったら、雑誌とかで「この夏はこれが来る!」「次のオシャレアイテムは」みたいな感じで特集が組まれるのと同じうように思ってください。
そしたら、その記事に反応してくれた人が「そうだよね」「そういうボード欲しいね」なんて思ってもらうように誘導しながら、裏で開発、生産を進め。
その熱をしっかり高めておいて、
ジャーーーン!!
「パウダーから圧雪バーンまで1本で山を滑り尽くすボード、ALL MOUNTAINⅡ発売!!」
みたいな。
そうすると、流行(情報)に敏感な人は「こういうの待ってました!」と、すぐに使い始める。(着始める)という流れですよね。
なんかこんな事を言うとすごくいやらしい感じがしますが(笑)
物を作ってから流行を広めようとしても遅いですから。
流行というのは、物が作り上がる前に出来上がってないとダメという事です。
という事で、今日は『流行には必ず理由があるんです』というタイトルでオンラインサロンの記事を書きました。最近スノーボードの流行で言うと、パッと思いつくのは「カービング」「グラトリ」「パウダー」ですかね。ではこの流行はどのように作られたのか?というそんなお話しです。
これから私達のオンラインサロンでは「流行を作る側」を目指し活動をしていきます。
それでは本日はここまで。
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