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「占い」について

◆色々な意味と役割のある「占い」について:Twitterまとめと、加筆。


「自分の判断」だけで生きていくよりも、半ば強制的な「運命」というものがあると思えるだけで、プレッシャーから逃れることができる。

自分が選び、責任が自分にある苦しさを、”私の選択ではない”と、 「占い」に転嫁できることもある。
上手に”しょうがない”を人生に取り入れる機能を持っている。

何かを前向きにあきらめるための理由としての「占い」


「占い」を信じるのではなく、 「”占いを使って”楽しく生きられる自分」を信頼すること。


占いに依存する前に、ご飯をバランスよく食べているか(ビタミン・鉄分・カルシュウム・タンパク質) お日様に当たっているか、筋肉が落ちていないか、身体が固くなっていないか、も見てあげて欲しい。 みんな自分大事にね。


自分の人生の責任をとるために占いを活用するのは良いことだけど、 自分の弱さの言い訳に占いを使うのは少し抵抗がある。


占いしたらエベレスト頂上まで楽々エレベータで運んでもらえるものじゃないですよ。
エベレストの頂上が目的地ならば、クライアント様の今のポテンシャル確認、ルート確認、装備確認して、オススメをお伝えして「いってらっしゃい!」というのが占い師です。


「何者かにならなくちゃ」 というような焦燥感よりも、 「すでに私は私である」と一度受け止めてから 「どこに冒険に行こうか」とか「素敵な靴はどこだろうか」とか「あの花を見るために種を植えよう」というような気持ちになれる占いが好きです。


占いって、
「あなたがあなたを信じるためのお手伝い」 ってところもある。


美しいものに触れて、安心して暮らしたい。
税金を納得できるところに扱ってもらうために、選挙に行くし、政治のことも考えます。
占いは、美しい、嬉しい、楽しい人生にするための補助線です。


占いはね、
「信じるか、信じないか、」 で接するのではなく、
「面白いか、面白くないか」 で、接しても良いと思うのです。
真剣にやればやるほど面白いから。


出た占断に対して 「採用するか、しないか」 も、自分で決めて良いのだと考えています。 占いは道具であり、エンタメであり、神秘であるので。


占いで「絶対上手くいく」方法を見つけようとしないこと。


人間づきあいでも、仕事でも、何でも「絶対」なんてものは無いのですが、こうだったらいいのにな、を少しでも叶えるための自己確認のためには占いは使える。


たくさんの人が「セルフケア」の一環として、占いを「使える」ようになるといいなぁ、と思っています。 不思議に触れて、面白さに触れて、健やかになって、 自分自身に起きる出来事をもっと堪能できたら良いのにな、と。


「誰かが自分のことを分かっていてくれている」という感覚があると人は勇気を持てるのかもしれません。 それは、相手が神様でも良い場合もあるし、家族、友人や恋人かも。
「完璧な理解者」は神様しかできないとは思うのですが、 「解られている感触」は占いの場でも発生したりします。


占い師と一口に言っても、 講師タイプ/学者タイプ/カウンセラータイプ/コーチタイプ/ヒーラータイプ/エステティシャンタイプ/エンターテナータイプ/霊媒タイプ等々、色々あるので、自分にとって占いのどのエッセンスが好きなのかで選択が変わると思います。(上記要素の複合タイプもあり)


『占い』で、相手の気持ちが変わることはありません。
『占い』をしたら相手が急にあなたを大切にすることはありません。
『占い』をすることで、あなたが変わると、押すボタンが変わるので、相手の反応が変わるのです。


地上に馴染めないスピリチュアル性の高い人を、地上でも日常生活が楽しくできるようにするための存在が占い師であって、 足に地が着いてなければ結ぶ方向に、頭が閉じていれば、開く方向に手助けする。 地に足がついてない人を非現実に放り込むことではない。


“占い師”はマージナルな者であり、
社会規範を踏まえたうえで、魂の求めるベクトルを見る。
“占い師”はあやしく、あいまい、いいかげんで、うさんくさく、忌まれつつ、先史時代から人類の文化と生活に存在していた。
ちゃんと、“占い師”ならば、内側に迎合するのではなく、外側からぼんやりと眺め、はぐれることが必要になるのだとも。
真っ当な、ちゃんとした、はぐれ者。
はぐれてても良い存在。
誰しもが、時には、今いる場所からはぐれて、自分の立ち位置や役割や願いを確認できればいい。 行きつ、戻りつ、 緩やかな群れになる。


相手や運命をコントロールすることを望むのではなく、
相手や自分の魂の資質を知って、受容し、調和のための創意工夫をしようとするための占いが好きです。
人生を味わって、納得して、生活する(生きて、活動する)ための占い。


つい、人は自分の基準の愛や常識、”普通”や”正解”として、相手に渡してしまう。頭で相手を他者として認識していても、自分の癖が出てしまう。
相手の性質や望むこと、望まないこと、 自分の性質や望むこと、望まないことを知るために、占いは良いツールになってくれます。
愛のための補助線です。


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