【スパスタ3期4話 感想】どうして夢を見るんだろう?
はじめに
こんにちは、ナトです。スパスタ3期、面白いですね。毎回号泣しています。毎話見るたびに「ちゃんとブログ書きたいなあ」と思いつつ、遅筆なもので全然間に合わないまま次の回が来てしまいます。嬉しい悲鳴ですね。
さて、今日は3期4話「No Rain, No Rainbow」について振り返っていきます。このエピソードは何を伝えたかったのか、どうして夏美は夢を追いかけるのか。
それではいきましょう。
姉者、次はどんな夢を追いかけるのですか?
3期4話では夏美の幼少期について掘り下げられました。
幼い頃の夏美はいろんな夢を持っていて、冬毬はそんな姉者のことが大好きでした。
オリンピックで金メダルを取るという夢を持ち、
夢を持つ姉者を憧れの眼差しで見つめ、
その夢は叶わなかったけども。
夏美は次の夢を見つけて。
ノーベル賞を取るという夢を持ち、
夢を語る姉者の言葉を信じ、
これも叶わなかった。
でも、夏美はまた夢を見つける。
今度は「モデルになる」という夢を持ち、
姉者の新しい夢にワクワクして、
やっぱり叶わなかった。
夏美はいくつも夢をみて、何度も挑戦して、でも一つも叶わなかった。そのたびに悔しい思いをして、涙を流してきました。
何度も何度も挑戦して、叶わなかった。
夢を追うことに疲れた夏美は、とうとう夢を見ること自体、諦めてしまいます。
夢を追うのなんて、疲れるだけ。傷つくだけ。結局一つも叶わない。そんな無駄なことのために傷つく必要はない。
……だったら。鬼塚姉妹はある誓いを立てます。
姉者はなぜ、スクールアイドルを続けるのですか?
しかし高校に入った夏美は、どこぞのお人好しに絆され、再び夢を追い始めてしまいます。
誓いを破って。
これは当然、冬毬にとって理解できないことです。
姉者、なぜですか?忘れてしまったのですか?
夢を追うということは、また傷つくということなのに。
あの時も。
あの時も。
あの時だって。
姉者はいっぱい夢をみて、いっぱい傷ついてきたのに。
どうしてもう一度、夢を追いかけるのですか?
夢は姉者を傷つけるだけなのに。
姉者にはもう、傷ついてほしくないのに。
であれば、傷が深くなる前に。貴重な高校生活を失う前に。
思い知ってもらうしかない。
冬毬の言うとおりですの…
夢を追いかけていればいつか傷つく、それはスクールアイドルも同じ。
このままスクールアイドルを続ければ、叶わない時が来てしまう。そのときはまた傷ついてしまう。
きっとあの時みたいに、夢を諦めてバツを書いたときみたいに。
また傷ついて、悔しくて、涙を流すことになる。
夢は裏切るけど、マニーは裏切らない。
だったらいっそ、最初から夢なんて見ないほうがいい。
現実を見てマニーを集めていたほうがいい。
そしたらずっと笑顔でいられる。冬毬の大好きな、笑顔の姉者のままで。
夏美にとって冬毬の言うことは、痛いほど理解できるものでした。
同じ過去を共有する妹が何を言っているのか、なぜそう言いたくなるのか。
だってそれは、かつて彼女自身が口にした言葉なのだから。
傷ついても、夢を信じられるから
でも、今の夏美は違います。
Liella!と出会えた夏美には、たとえ傷ついても、痛みを分かち合える仲間がいるから。落ち込んでも、励ましてくれる仲間がいるから。
悔しいことを乗り越えたら、その先には最高に素敵な笑顔があることを知っているから。
夢を叶えたときの、心からの笑顔を知ってしまったから。
だから、傷も涙もきらめきに変えて。諦めないで進んでいける。
スクールアイドルという夢にだけは「バツ」をつけないで。
雨上がりの虹を信じて、仲間と手を取り合って。
だって夢は、
つまり姉者は、
最高の笑顔になるために、夢を追いかけているのですね。
私の大好きな笑顔のために。
あの頃の、私の憧れだった姉者と同じように。
あの頃と違って、傷ついても乗り越えていけるから。
だから、姉者はスクールアイドルを続けるのですね。
そのために歌うのですね。
おまけ:今週のキレガレーテちゃん
マルガレーテちゃんってかわいいよね。3期に入ってから、怒ってるマルガレーテちゃんがすごく愛おしく思えちゃって。
傷つくことがあっても変わらず彼女のままであってほしい、かのんやLiella!に影響されて変わっていく中に変わらないアツい想いがあってほしい。そう願っております。
……..なんて書いたら、「私を誰だと思っているの?あんたなんかに願われなくても、自分を曲げるつもりなんてないから」って言われそうですけども。
それではまた次回、上海で!
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