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【Liella! 4th感想】こんなに好きな曲に出会えた僕らって最高にHappy!

こんにちは、ナトです。Liella! 4th LoveLive Tour 〜brand new Sparkle〜の初演である千葉公演Day1から今日で365日です。ということで、今日は4thライブを振り返っていこうと思います。

11人になったLiella!

4thライブは3期生の2人を迎え11人となったLiella!の初パフォーマンスの機会でした。3期生は結那さんと坂倉花さんの2人で、特に坂倉花さんはアニメ2期後に開催された一般公募オーディションに合格して6月にデビューしたばかりであったため、「どんな子なんだろう?」と注目が集まっていました。担当キャラの鬼塚冬毬ちゃんについても基本プロフィールが公開されてるのみで、オニナッツの妹、好きな言葉が「夢でお腹は膨れない」、カタカナのタームをコンスタントに用いてるといったことが公開されているくらいでした。

しかし、そんな空気も4thライブが始まったらすぐに変わっていきました。4thライブの1曲目『Jump into The New World』はLiella!のパフォーマンス力の高さを活かした歌・ダンスともにパフォーマンス力難度の高い曲でしたが、そんな曲をしっかりこなす坂倉花さんの姿に「さくちゃんすげえ!」「ほんとにデビュー2ヶ月か?」といった声が見られるようになりました。また、MCを通して坂倉花さんが伝えてくださる言葉はどれも素敵なもので、その魅力に堕ちていくオタクも多数見受けられました。

同じ3期生である結那さんについても、4thライブツアーを通して「Liella!としての結那」の姿に多くのLiella!ファンが惹きつけてられていきました。3rdで見せてくれた高いパフォーマンス力はLiella!の一員としても遺憾なく発揮されていましたし、KALEIDOSCOREとしての活動ではその美貌や歌唱力がより一層輝いていました。パフォーマンスだけでなく、Liella!に入ったことでMCで他のメンバーとのエピソードも増え、結那さんの素敵な人柄に触れる機会も増えたかと思います。特に3期生同期の坂倉花さんや担当キャラのマルガレーテちゃんを大事に思う気持ちは非常に強く伝わってきました。個人的には、千秋楽・東京Day2での「マルガレーテちゃんの気持ち私が一番理解してるから、Liella!として歌えてることが楽しいって思ってるはず」というMCは今でも覚えています。マルガレーテ役が結那さんで良かった、この役を引き受けてくれてありがとうと、心から思いました。

そんなこんなで、4thライブツアー期間は「3期生、ようこそLiella!へ!」という歓迎ムードが色濃かったと記憶しています。実際自分のタイムラインではそのような雰囲気のツイートが多かったですし、MCでも3期生歓迎に関する言及は多かったように思います。特に東京Day1のMCでは鈴原希美さんから「11人になったLiella!は大好きですか?」という問いかけがあり、これに対し会場全体が一体となって大きな声で答えていたのを覚えている人も多いでしょう。
かくいう私も、4thライブを通して「素敵な2人が3期生としてLiella!に入ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを強く持っていました。特に好きだったのはアンコール前ラストの『私のsymphony』で、この曲は坂倉花さんの歌い出しから始まり落ちサビは3期生2人で歌うという歌割りで、Liella!に加入して夢を奏で始めた3期生2人に焦点を当てた演出でした。この曲で3期生の「私を叶える物語」が始まった瞬間に立ち会えたことの感動は今でも忘れられません。フィナーレとなる東京公演ではライブ後に連番者と「3期生カラーのブレードで写真を撮ろう」という話をしたのを覚えています。

連番者と3期生カラーで撮った写真

2期生の存在

4thライブは3期生の加入に心を打たれたライブでしたが、それと同時に、私にとって2期生の存在が強く心に刻まれたライブでもありました。

軌跡

4thライブで新たな仲間を迎えたLiella!でしたが、新たな仲間が加わるということは、元の形から変わってしまうということでもあります。もっと言えば、今の形が変わってしまうことに不安になったファンもいたかもしれません。それでも4thライブが3期生を歓迎する形で終えられたのは、2期生の軌跡が偉大だったのだと思います。
そもそも、2期生の4人が入ったとき、彼女たちも同じ不安を持っていました。絵森彩さんは3rd埼玉Day2のMCで「5人のLiella!が好きだからこそ、壊してしまわないか不安だった」と発言していましたし、他の3人も多かれ少なかれ同じ気持ちを持っていたものと思います。あまり言及したくはありませんが、2期生が加入したときの雰囲気は必ずしも2期生歓迎という形でもありませんでした。
それでも3rdライブツアーを通して2期生の4人はLiella!の一員として全力でパフォーマンスをしてくれました。その姿が段々とファンの心に響いていって、大阪公演で「9人のLiella!はどうですか?」と問いかけられたときには会場全体が大きな拍手で応えるほど、2期生を受け入れていました。2期生がLiella!の一員になろうと頑張ってきた軌跡は多くのLiella!ファンに「新しいメンバーが加わっても、Liella!はLiella!なんだ」というメッセージを強く刻んだと思います。この姿があったから3期生は「Liella!に入りたい」と思ってくれたんだと思いますし、ファンも3期生が入ってきたときに「新しいLiella!」を楽しむ心ができたんだと思います。
だからこそ、2期生が3rdライブツアーを通して歩んできた軌跡がこの素晴らしい4thライブを実現させたんだと思いました。

分岐点

少しだけ抽象的な話をします。3期生が入ったということは、(作中時間で)1年後には4期生が入るということでしょう。そのさらに1年後にはきっと5期生が入るのでしょう。
当たり前のことを言っているようですが、これは当たり前ではないと、私は思います。Liella!には別の世界線がありえました。1期生5人が2年生になっても新入部員が入ってこなくて、5人で活動を続けていた世界線です。この世界線では、1期生5人が3年生となったときも3期生は入らず、1期生が卒業したらLiella!は解散になっていたと考えられます。
でも実際にはLiella!には2期生が入ってきてくれて、3期生が続いてくれて、1期生が卒業してもLiella!の物語は繋がれていくこととなりました。100年経って103期生が入ってきたときにも、Liella!の物語は続いていて、103期Liella!はその時代の結が丘の生徒全員と心を結ぶスクールアイドルになっているはずでしょう。そして、葉月花さんの想いが恋ちゃんの背中を押してくれたように、Liella!1期生の想いは103期生にも結ばれていて、Liella!の想いは時を超えて結ばれているのではないでしょうか。「結が丘は音楽を通じて皆が結ばれる学校」、これは同時代的な話に限定されず、時を超えていつまでも結ばれ続けているのではないでしょうか。そしてLiella!がその核になっているのではないでしょうか。
この壮大な物語が始まるかどうかの分岐点が、2期生の加入にあったのだと、私は思います。かのんの手を握って飛び込んだきな子が、そして2期生の4人がLiella!を変えたのです。2期生ありがとう…..

「先輩」の背中

少し話が飛躍したので、103期Liella!ではなくLiella!の4thライブに時代を戻しましょう。Liella!に後輩が増えたということは、2期生が先輩としての一歩を踏み出したということでもあります。実際4thライブでは、2期生が先輩として頼もしい背中を何度も見せてくれました。
分かりやすい例は幕間映像でしょう。4thライブの幕間映像は3期生の2人が「自分たちはスクールアイドルになりたいのか?」という疑問を持ち、上級生が入れ代わり立ち代わりスクールアイドル講義を繰り広げるというものでした。クゥメイ四季はスクールアイドルがいかに輝いている存在であるかを語り、すみれ恋夏美は実際にファンに3期生に名前を読んでもらうことでファンと心を通わせる素晴らしさを伝え、最後にかのちぃきながスクールアイドルになりたいという気持ちを持ってもらうことを伝えました。ここで1期生と一緒になって3期生を導く2期生の姿は、立派な先輩の姿でした。そして何より印象的だったのは、最後にちぃ部長が過去のLiella!のライブ映像を見せるシーンがあります。ここで「Tiny Stars→Starlight Prologue→Go!! リスタート→未来の音が聞こえる」の映像を見た3期生は「なりたい!私たちも、こんなスクールアイドルになりたい!」と決意します。きな子にとってStarlight Prologueのステージが憧れであるのと同じように、3期生の2人は9人のLiella!に憧れてスクールアイドルになりたいと決意したのです。
そしてキャストについても、きっと3期生の2人にとって9人は頼れる先輩であったことでしょう。特に2期生の4人は、3rdライブでは千秋楽の薮島さんのMCの通り、1期生との実力差という点に悩んでいたことかと思います。でも3rdライブツアーを通して大きく成長した2期生が先輩として3期生を引っ張っていたことかと思いますし、そのことはMCでも度々言及されていたように思います。

信じて いまDance! Dance!

そんな2期生のこれまでの歩みを象徴するのが、やはり2期生曲であるBlooming Dance! Dance! でしょう。

この曲は2期生がスクールアイドルに憧れたときの明るい気持ちを歌うところから始まります。

(きな子)ドキドキだった 不安も忘れるほど
はじめましての瞬間
(夏美)僕にもなにかやれるはずだって
やりたいって思えたんだ

Blooming Dance! Dance! 1番Aメロ

きな子はアニメ2期1話で、夏美はアニメ2期6話で「私もスクールアイドルになりたい!」という思いが芽生えたときの様子が描かれていました。この歌詞はその場面のワクワクした気持ちを描写しています。
(余談ですが、1番Aメロはソロパートを歌う姿をその他の3人が覗き込むフリになっているのですが、このときの3人の表情が非常に良いのでぜひ見てください。3公演のうち愛知公演の円盤が一番よく見れるのでオススメです。)
(細かい話ですが、ここの「思えた」というワードチョイスがかなり好きです。「思った」ではなく「思えた」なんですよね。この歌詞を歌ってる夏美は「何かをやりたいって思いたい」という願望があったけど思えなかった、でもその中でスクールアイドルに出会って「見つけたかも、私の夢」と、やりたいと思えることに出会えたのではなでしょうか。一文字の違いですが、大きな意味を持ってると思います。)

そしてBメロで四季メイがこのように歌っています。

(四季)同じとこでつまずく もどかしい
(四季・メイ)でもなんだか楽しいね
(メイ)できる時を想うとわくわく
(全員)ほらもうすぐ アン・ドゥ・トロワ!

Blooming Dance! Dance! 1番Bメロ

希望100%だったAメロとは打って変わって、ここでは「もどかしい」というネガティブな言葉が出てきます。これはラブライブ!スーパースターらしいと言えるのではないでしょうか。Liella!は本気でラブライブ優勝という高い目標を目指しているから全部が全部楽しいとはいかなくて、心が揺らぐこともある。これはアニメ2期や3rdのMCを通して受け取ってきたところです。
しかし、そんなネガティブな気持ちに対して「でもなんだか楽しいね、できる時を想うとわくわく!」とやっぱり希望を歌い、みんなで「アン・デュ・トロワ!」と踊っています。憧れを追いかける中で痛みも生まれるけど、やっぱり「楽しい」といった気持ちがあるから頑張れる、という歌詞です。
振り返ってみれば、このような歌詞はラブライブ!スーパースター、特にアニメ2期挿入歌では度々触れられています。

楽しいだけじゃないことばかりでも
できたときは100倍嬉しいよね

Go!! リスタート 1番Aメロ

楽しいを超えて
傷ついて知った
もっと楽しいって気持ち

Sing! Shine! Smile! 1番Bメロ

楽しいだけじゃもう超えられないね
だけど楽しさが背中押すんだ

未来の音が聴こえる Cメロ

「憧れを追いかけることのネガティブな側面を認めた上で、でもやっぱり憧れに向かっていきたい」という1番Bメロは、特に1期生という完璧に見える先輩たちに追いつくために頑張ってきた2期生らしい歌詞ではないでしょうか。

(全員)きらめいてるんだ 夢みてるようさ
(きな子・メイ)ときめき踊らせ Day by Day
(全員)一歩踏みだすたび 花が咲くでしょう
このセカイでDance! Dance!

Blooming Dance! Dance! 1番サビ

続くサビでは、「きらめいてる」「夢みてる」「ときめき」と、希望に満ち溢れた想いが表現されています。振り付けも明るい動きが多く、スクールアイドル活動の楽しさを全身で表しています。かわいい。
(ときめき躍らせ Day by Dayのとこ可愛すぎるんだよな。)

(四季)好きすぎるって時々苦しいけど
離れるとさびしいの
(メイ)こんなに好きなことに出会えた
(四季・メイ)僕らってさいこーにHappy

Blooming Dance! Dance! 2番Aメロ

2番Aメロでは、1番Bメロよりももっと直接的に「時々苦しい」と口にします。でも離れると寂しい。2期10話の北海道合宿でかのんが「今日の練習はなし!」と言って遊んだ日、2期生たちは「1日練習しなかっただけでもう練習がしたい」と言っていました。苦しくても、「楽しい」「好き」という気持ちは本物なのです。
(これまた余談ですが、2番Aメロ歌い出しののんちゃんがめっちゃかわいいので見てください、これも愛知公演がベストです。)

(きな子)進んでまた戻るの繰り返し
(きな子・夏美)でも大丈夫 がんばれるよ
(夏美)誰が一番乗りか競走さ
(全員)ほらいくよ アン・ドゥ・トロワ!

Blooming Dance! Dance! 2番Bメロ

2番Bメロでも1番Bメロと同様、もどかしい思いを口にしつつ、「でも大丈夫がんばれるよ!」と再び前を向きます。(ここの!のんえもハイタッチが!すごく良くて!愛知公演の!ノールックのんえもハイタッチを見てほしくて!!!!)

(全員)いっしょに回るんだ
背伸びだっていいさ
(四季・夏美)パワーみなぎるよ Step by Step
(全員)ムズカシイことも笑いとばしましょう
この出会いに Dance! Dance!

Blooming Dance! Dance! 2番サビ

2番サビも2期生の世界観が出ていますね。スクールアイドルは単に楽しいだけじゃなくて「背伸び」だし「ムズカシイこと」だけど、それも受け入れて4人で一緒に笑い飛ばせば力がみなぎる!と歌ってます。

(四季)なんとなくじゃないよ いつも
(メイ)胸の中にある
(全員)アツさ 僕ららしく
そうさ 伝えるね
(夏美)軽やかに

Blooming Dance! Dance! Cメロ

僕はCメロの歌詞が結構好きです。2期生たちが思いを「僕ららしく伝える」と言っています。ムズカシイことも笑い飛ばしてきた2期生たちにとって「僕ららしく」というのは「軽やかに」ということだと言っていますが、私はこの「僕ららしく」というのは「スクールアイドルとして、歌とダンスで伝える」という意味も含意するのではないかと思っています。つまり2期生たちが「胸の中にある想いを軽やかにステージから伝えるよ」と言っていて、まさにBlooming Dance! Dane! のことを指しているのではないかと思います。
(実は、東京公演千秋楽だけ、Cメロ入る前に4人でふわっとターンするんです!!!!ジャンニュー衣装の裾が広がってめっちゃ素敵なんです!!!!見てください!!!!!)

(きな子)その手を握って 飛び込んだセカイ
(夏美)もっともっと素敵に
(きな子・夏美)したい
(四季)きっと君とだから
(メイ)きっと僕らならば
(全員)信じて いま Dance! Dance!

Blooming Dance! Dance! 落ちサビ

きな子はかのん先輩の手を握ってスクールアイドルにセカイに飛び込んだ、四季ちゃんとメイちゃんは「お互い支えあっていれば頑張れそうな気がするんだ」と信じて飛び込んだ。
2期生たちの原点とも言うべきものを思い出して、ラスサビに続きます。

(全員)きらめいてるんだ
夢みてるようさ ときめき躍らせ
Day by Day 一歩踏み出して
花を咲かせよう
僕らとBlooming Dance! Dance!

Blooming Dance! Dance! ラスサビ

色々な苦労も含めた上で、最後はやっぱり「憧れを追いかけるのが楽しいんだ」という気持ちで締めくくられています。4人で手を取り合っていればどんな困難も乗り越えて、今最高に楽しいんだ!という表情で、最後には4人で手を取り合って終わっています。
ここで手を取り合う関係なのも2期生の関係性の尊さだと思うのですが、そろそろ長くなってきたので今日はこのくらいにしようと思います。

終わりに

4thの振り返りと言ったのにBlooming Dance! Dance! のブログみたいになっちゃいましたね。でもそれだけ4thライブ期間を通して好きになった楽曲がこのBlooming Dance! Dance! だったということでもあります。

僕は、Liella! 2期生のことが大好きです。彼女たちの歩んできた道は決して真っ直ぐではなかったし、つらい思いや苦しい時間も一杯経験してきたと思います。でも、その足跡はたしかに輝いていたんだと確信させてくれたのが、この4thライブだったと思っています。
そして『Blooming Dance! Dance!』という楽曲は2期生の4人が手を取り合ってここまで歩んできた道のりを照らしてくれる素敵な楽曲だと思っています。この楽曲の魅力が一人でも多くの方に伝わることを願っております。

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