当たり前の常識を超える
去年は日本でもようやく「カオソーイ元年」が訪れたと思う。
カオソーイとは北部タイの麺料理で、
チェンマイのココナッツミルクが入ったものが1番人気がある。
実は同じカオソーイ(カウスエ)でも、雲南省からのもの、ラオスのもの、ミャンマーのものなどがあり、どこから伝来したかで麺やスープが異なる。(もはや同じ名前の違うメニューに)
そんな「日本カオソーイ元年」である去年は、日本でも多くのタイレストランでカオソーイを食べることができる様になった。
ほとんどのタイレストランのランチメニューに仲間入りし、バンコクよりもカオソーイ率が高いのでは?と思うほど。
公私共にカオソーイをよく食べた年でもあった。
恐らく50カオソーイは食べた。
(カオソーイ店をやりたいと思っていたから)
そして夢だったカオソーイ店のPOP UPを実現させることもできた。
掲題の「当たり前の常識を越えてくる」ものはなんなのかというと、
写真のメニュー「カオソーイヘーン」(ข้าวซอยแห้ง)だ。
いわば汁なしカオソーイ。
2017年にバンコクにオープンし瞬く間に人気店となり、ミシュランビブグルマンを獲得したこのお店は、実は「カオソーイヘーン」が人気を博したからでもある。
カオソーイだから汁がないとダメ、という固定観念では絶対に生まれないメニュー。
味はと言うと、濃厚な油そばの様に
麺にカレーペーストが絡み、ガツンとくる一皿。
特に男性が気に入りそうなスタミナメニューとして、人気が出るのも頷ける味に仕上がっていた。
カオソーイのお店、これからもおすすめを紹介していきたいと思う。
Ong Tong Khao Soi
https://www.ongtongkhaosoi.com