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英語が驚くほど簡単に聞き取れるようになる方法

前回までのまとめ

前々回の記事で聞くだけの教材で英語が話せるようになるのか?そして、前回の記事で聞くだけの教材で英語が聞き取れるようになるのか?

を、書いて、結論からいうと聞き取れるようにもならないし、話せるようにならないという事、そして1番簡単に英語が聞き取れるようになるには英語漬けの環境で1000時間過ごせば聞き取れるようになるのが、記事を読んで頂ければわかると思います。

しかし、忙しい生活の中で1000時間のリスニングをするのは至難の業です。1年間で1000時間達成するには1日3時間聞き続けなければならない訳なのですから…

それでは、どうやったら日本で生活しながらネイティブの話す英語を聞き取れるようになるのでしょう?

自分の言える事は聞き取り、理解できる

英語を聞き取るとは2つの要素が含まれています。

  1. 音を認識する

  2. 認識した音の意味を理解する

つまり、英語を聞き取る事ができるようになるには、この2つができるようにならなければならないという事なので、どうやったら英語の音を認識し認識した音の意味を理解できるようになるのかを考える必要性があります。

結論から先にお伝えしてしまうと、人間は自分が言える音は認識できて、自分が言える事は理解できる、つまり…

  1. 音を認識するには
    ⇒ 自分が発音できる音は聞き取る(認識)できる

  2. 認識した音の意味を理解するには
    ⇒ 英語の語順で話せるようになる

つまり、発音がよくなって、英語の語順で話せるようになれば、確実にリスニング力はアップするという訳です。

それなので今回の記事では、

発音をよくするとはどういう事なのか。

に焦点を置いてお話していきたいと思います。
(英語の語順で話せるようになる方法は次回のお楽しみです)

発音をよくするとは

発音をよくすると聞くと、RとLの発音やSとThの発音のように日本語にない英語特有の発音ができるようになる事と思うと思います。

たしかにそれらの発音ができるようになる事は重要ではあるのですが、それ以上に大切なのが、リンキングです。

例えば、ビートルズの名曲 Let it be、ネイティブに1単語ずつ発音してくださいというと、カタカナで書いてしまうと…

Let レット
it イット
be ビー

と発音をするのですが、Let it be を一単語ずつではなく一文単位、すなわち一息で発音してくださいというと、

Lelibi = レリビ

そうなんです。文章になった時ネイティブは単語単位で発音はせず、単語と単語をくっつけて発音をするので、音が変わるのです。

例をもう1つ挙げますね。
What are you doing?
一単語ずつ発音をすると『ワット・アー・ユー・ドゥーイング?』ですが、

Whalayudoin? (ワラユドゥイン?)

このように単語単位の発音と単語と単語がリンキングした時の音が全く違うからネイティブの発音を認識する事ができません。

しかし、単語と単語がリンキングした音を発音できるようになれば、必然的に英語の音を認識できるようになるという訳です。

最後に

復習動画を用意しているので、そちらも併せてご視聴ください!
英語が驚くほど簡単に聞き取れるようになる方法

前回、前々回の記事をまだお読みでない方はこちらから。
聞くだけの教材で英語が話せるようになるのか?
聞くだけの教材で英語が聞き取れるようになるのか?

次回は「英語脳を作れば聞き取れる!」と題し、
どうやったら倍速で英語の語順で考えられるようになり
聞き取りが上達するのかをお伝えします!

ネイティブ・マインドセット主宰 KENTA's Profile

中学時代にアメリカ・ユタ州にある信号が1つもないような田舎町に英語力ゼロの状態で島流しされ、高校卒業まで過ごす。大学はアリゾナ州フェニックスにあるキリスト教系の大学で聖書神学を学び、卒業後にキャンパス牧師として数年働く。20代後半で日本に帰国し、複数の英会話スクールで講師を務めるかたわら、予約が取れない英会話初心者のためのセミナー開催や、英会話系メルマガ最大規模の読者4万人を誇るメルマガの執筆、英会話ノウハウ本の出版や雑誌掲載の実績もあり。英語力ゼロからバイリンガルになった経歴を持つため、通常のネイティブ講師とは異なり、英語を話せない人の気持ちが理解できるだけでなく、自身が英語を話せるようになったプロセスや日本人の弱点などを筋道を立てて説明できるので、「何をすれば英語が話せるようになるのかが分かる」と生徒やセミナー受講者から高い評価を得ている。


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