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君はまだ何も気づかないのか?

日本保守党の百田尚樹代表、有本香事務総長、飯山陽氏。
近年の米国が関わる戦争に対して、まさに10:0の偏りをみせる。

国際情勢において10:0で判断できる戦争などあるのか?
世論が全部(100%)片方によることがあるのか?
超弱小テロ組織が米国の軍需産業をバックにし、CIAを超える諜報組織モサドを持つイスラエを殲滅することができるのか?

考えてほしい。
「言い切ることで、視聴者が自分の頭で考えることを許さない」
という世論誘導ではないのか?


日本保守党3者の、日本の立ち位置を無視し、米国偏り切った発言をここに紹介する。


百田代表「ロシアは絶対悪、10:0です。弁護の余地はありません」


「ロシアは絶対悪、10:0です。弁護の余地はありません」
「10:0」そして「弁護の余地はない」
これは、「ひょっとしたらロシアにも事情があるのかもしれない」とか、「ロシアの立場を考えて、戦争未然に防ぐような解決方法はなかったのか?」
など、一切考えるな!と念押しされているのではないか?

言葉が直球すぎて、私はそう感じてしまう。


百田代表「援助を止めたらウクライナはやられる」

援助を止めたらウクライナがやられてしまう。
極論すぎる。和平合意を結ぶという思考は百田氏には存在しない。ロシアに勝つまで戦争を続けろ、それまでは援助し続けなければならないというのが、少なくともこの時点までの彼の考えである。

極論すぎる。
昨今、2024.5になって米国はウクライナ支援法を成立させた。総額950億ドルの支援だ。米国バイデン政府の方針と合致する。


有本事務総長「米国の世論は全部ウクライナを助けろとなってる」

直接的に関係ないウクライナ戦争の是非に対する世論が10:0に偏るはずがない。9:1ですらあり得ない。


飯山氏「ハマスをやっつけないとイスラエルがなくなる」

引用ポストの動画でわかるように、なくなりかけているのはパレスチナの方で、イスラエルの領地は拡大を続けている。
ハマスなどのテロがあるたびに大規模報復を行い(それだけではないが)、着実に領地を広げてきた。
飯山氏は何を見ているのか?
イスラエル側のプロパガンダにのった世論誘導でなければ、彼女は本当に中東研究家なのか疑ってしまうレベルだ。

プロパガンダはハマス側・パレスチナ側にもイスラエル側にもある。しかし、飯山氏はハマス側のプロパガンダを非難しても、イスラエル側のプロパガンダを非難することは皆無と言っていい。


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