退職しました。
働いていたパン屋を辞めた。
退職しようと思った一番のきっかけはお局だ。
お局は人によって態度を変えるタイプで私のような自分よりだいぶ年下の女には厳しく、男性には特に優しい。
例えば、私が入ったばかりの頃に職場に着いてタイムカードを押したら「全部の準備が終わってから押して!!」と怒鳴られたのだが、その時はこの人の言うことは当たり前だと思ったし、反省しないといけないな…と思った。
が、、次の日の朝に同じく新人の男性やある程度ベテランのパートさんが職場に着いた途端、着替えも済まさず直様お局の目の前でタイムカードを押したが奴はそれはスルーした。
それを見た時は流石に理不尽では…?と悲しくなった。
さらに私が「何か手伝えることはありますか?」と聞くと、何か癇に障ったのか「仕事なんだから手伝うって表現はおかしいでしょ!!!!!」と割とどうでもいいことでブチ切れられてしまった。
それなのに他の人が休憩から戻ってきた私に対して「じゃあ〇〇さん(お局)の仕事を手伝ってあげて〜」と言ってきたのだが、それを聞いていたお局は特に何も言うことはなく…
結局は言いやすい相手には強気に出られるタイプの人間なんだな、と。
他には物覚えの悪い私が教えてもらったことに関して仕事のメモを取ろうとするとすかさず「何が分からないの!?」「早くして!」「そんなの後でにして!」「ほら急いで急いで!!!!」と皆の前で怒鳴られるので、萎縮して手が震えて持っていたものを落としてしまったり頭が真っ白になってミスをしてしまったりと悪循環に陥ってしまった。
いつも胃が痛いと言っているパートの人がここの職場は辞める人が多いと言っていた理由が多分、何となく分かった。
そして昨日はずっと泣きながら仕事をしていた。
仕事が終わった後お手洗いに直行し、涙を拭いて落ち着いてから工場長に退職させてくださいと伝えた。
工場長はいつも私が休憩中にメモを取っていたのを見ていたそうで、それを工場長も周りもすごく評価していたとのこと。
努力家だと褒めてくれた。
だから辞めるのは勿体無いよ、と。
優しい言葉をかけられた私は、こんな自分でもちゃんと認めてくれる人もいたんだな…とまたボロボロ泣いてしまった。
それでももう限界だった。
もともとスピード性を求められる仕事が得意ではなかったし、そこでさらにお局から怒鳴られたり急かされりして焦ってミスを連発したり、ダブルチェックもない職場でたった一人のミスで大勢の人に被害が被るようなところだったのでそれが荷が重いと感じる自分には向いていないと感じていた。
ここにいたらきっと周りに迷惑をかけ続けてしまうだろうと。
私は弱い。
だから今すぐにでもこの職場から逃げ出したかった。
このまま考えを変えることなく退職することにした。
話が広まるのはあっという間で、その日シフトに入っていなかったパートさんから心配の長文LINEが届いた。
その人はこれからも一緒に働きたかったと言ってくれた。
そんな優しい人を失望させてしまったんじゃないかという罪悪感やら悲しさやら自分への情けなさ、苛立ちで昨日は朝からずっと涙が止まらなかった。
私には何かしらの脳の障害があって、一度病院で診てもらった方がいいんじゃないかと考えるくらいには思い詰めていた。
これから制服をクリーニングに出してから返却&退職届を書いて出しに行ったりと何だか足取りが重いが、次に進むために早く終わらせねば。
ここまで読んでくださりありがとうございました。