草津町新井祥子議員のリコールを取り扱った理由
本件リコールについては、民主主義の決定ということではなく、基本的人権という問題が絡んでおります。
— 弁護士神原元 (@kambara7) December 7, 2020
「多数決で決めていいこと」と
「多数決で決めていけないこと」
があるというのは、おそらく大学一年生くらいの一般教養で学習する基本的事項ではないですか? https://t.co/XLlmzVY90z
名誉毀損訴訟という適切な手段が用意されているのに、厳正な事実認定の手続きを要しないリコールという制度を使った(流用した)のですから、制度の乱用として批判されるのは当然ではないでしょうかね。 https://t.co/qFzrcVETr7
— 弁護士神原元 (@kambara7) December 9, 2020
端的にこの界隈が新井祥子氏を担ぎ上げて、社会運動化しようとしているからです。
新井祥子氏自身が、Change.orgでリコール反対のネット署名ページを立ち上げて、「本当の民主主義を!」とか呼びかけている始末。
町長の圧力による女性議員の排除(リコール)を防ぎ、日本の湯・草津町に本当の民主主義を!! 発信者:新井 祥子 宛先:草津町の皆さま
正式な手続上で争わないで何が本当の民主主義か。
しかも英語でも書かれていることから、世界に向けて日本ディスカウントに利用されています。
日本メディアは「肉体関係の有無」に焦点を当ててエンタメ化しましたが、それはきっかけに過ぎず、除名処分やリコールの理由はもはやそれにとどまらないとう実態があります。
一部海外メディアも「肉体関係の有無」に焦点を当て、日本のジェンダーギャップ指数がどうのこうのと言っているところも。
そういう言論状況は腐っているのでこの問題の本質論を以下で書きました。
・発端は、あるライターの著書内に「2015年に町長と町長室内で肉体関係を持った」とする新井議員の発言の記述があったこと⇒著者は裏どり取材無し
・新井祥子議員は黒岩町長に民事訴訟提起・刑事告訴のいずれも行っていない(「告発」という言葉が使われているが日常用語の意味で、刑事告発はしていない)
・議会多数決による除名処分や住民投票によるリコールとなった理由は「肉体関係発言」だけじゃなく、リコールの際は居住実態の不存在という被選挙権にかかわる疑惑について議会を欠席するなど説明から逃げ続けていた
「肉体関係の有無」なんて、訴訟をしても永遠に真実が判明することは無い。訴訟上の真実が確定するだけ。いずれの支持者も「裁判官がおかしい!」と騒いで終わり。
それを論じて何の意味があるの?
今回、結果として黒岩町長寄りの見解を書いたことになりますが、過去には時間湯の件で、彼の主張をボロカスに指摘しています。議会動画や彼の声明文を読めば、完全に迎合するのは危険だということが分かるでしょう。あとで時間湯について追加の批判文章を書くかも。
こんなことを言う奴が多い。
— 弁護士神原元 (@kambara7) September 24, 2020
「きれい事を言うな、現実を見ろ」
馬鹿な。きれい事を言わずして世の中が良くなるものか。俺ならこう言うだろう。
「現実を見ろ、そして、きれい事を言え」
そうだ。Twitterは、きれい事で埋め尽くすべきである。
きれい事を言ってから書け。
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