国民に負担を強いるのに外国人の入国は認めるのかー!論について

国民に負担を強いるのに外国人の入国は認めるのかー!論について

ビジネストラック・レジデンストラックの入国

ビジネストラック

現在、日本は入国拒否対象地域から外れた国からの入国について、14日間の待機が前提の主に長期滞在であるレジデンストラックと主に短期出張者を対象のビジネストラックを用意しています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に係る上陸拒否措置等及び 出入国在留管理庁(法務省)

11月1日に「緩和」したのはこの手の入国者について。

だから、旅行目的の入国を積極的に受け入れているというわけではない。

それを前提として、ビジネス目的の入国者が居ることを「ザル規制」として批判している者が居ます。

じゃ、日本以外が何をやってるか見た事ありますか?と。

外国人入国者数の日本と台湾の比較

入国者数(全世界から)

日本(観光庁) 暫定値
2020.7:3,782
2020.8:8,658
2020.9:13,684
2020.10推計値:27,400
2020.11推計値:56,700
訪日外客数の数値。定義⇒国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者のことです。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外客数に含まれます。乗員上陸数(航空機・船舶の乗務員)は訪日外客数に含まれません。

台湾 (交通部観光局)
2020.7:11,748
2020.8:18,536
2020.9: 23,520
2020.10:18,982
2020.11:21,177

人口比を考えると意外ですね。

台湾ですら、外国人の入国は認めているわけです。夏頃は日本よりも多いですね。

ビジネス目的の入国⇒経済活動

ビジネスだから旅行産業に限らない企業の経済活動に寄与しているわけです。日本企業がそれで利益を得てる場合も多いでしょう。

それを止めろという話なのだろうか?

実態として日本企業の利益になっているということが分からないのであれば別ですが。

レジデンストラック(長期滞在)の場合にはどうなんですかね?富裕層が日本医療に乗っかろうとして来てるということなら勘弁ですけど。

チャイナに関して

もっとも、チャイナに関しては別

既にチャイナでは空港検疫後の隔離中の感染者(市中感染ではない)から変異株が出ていることが報道されてます。

変異株の市中感染が確認されれば一時停止というなら、その発表時期はずらされる可能性がある。

さらには、中国疾病予防コントロールセンター(CCDC)の調査で確定数の10倍の感染者が居る可能性が指摘されているので、市中感染の確定診断を待つ意味がどれほどあるのか疑問
(※この調査結果は当局による「隠蔽」や「集計のデタラメさ」を意味しないので注意。抗体検査によるサンプル調査。他にも、たとえば日本の季節性インフルエンザの感染者数が「2500万人」などと言われる場合には推計手法でもって算出した数字であり確定診断数ではない)。

緩和の対象国と方式は、まぁ、議論があっても良いのでは

ベトナム,タイ,カンボジア,シンガポール,マレーシア,ミャンマー,ラオス,台湾,韓国,ブルネイ,中国が「緩和」の対象国ですが、果たしてチャイナは適切なのか否か、とか。

また、入国・出国の際の手続は現行のもので良いのか否か。

この辺りを議論するなら分かりますが、後者は複雑なスキームなのでちゃんと把握してから論じないとダメだなと。

以上

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Nathan(ねーさん)
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