4 初ステージとエクスタシー
さて 歌い手のキャリアをスタートした話をする前に「REGGAE」(レゲエ)について チラッとだけ説明させていただきたいとおもいます!(*´∀`)♪
(自分なりの見解なんで そこのところ よろしくです。)
「レゲエ」はカリブ海にある島国「ジャマイカ」で生まれました。
当時 アフリカから奴隷として連れてこられた 黒人の方々がラジオから流れてくる「ジャズ」をもとに さまざまなスタイルに変化させ「ルーツロックレゲエ」と呼ばれるものに行き着いたとのこと…。
※諸説あり。
その背景には虐げられた歴史があり ゆえに「レベル ミュージック」(反逆の音楽)とも呼ばれています。
そして、もうひとつ重要な事柄となるのが「ラスタファリズム」と呼ばれる思想です。
「ラスタ」の基になるのは「旧約聖書」で アフリカ エチオピアの皇帝「ハイレセライアイ1世」を「ジャー」(神)の生まれ変わりとして 根本となる「アフリカ回帰」の他に「髪や髭を切らない」(自然のまま)「麻」(神と交信する)などがあります。(ボブマーリを思い浮かべてもらえればイメージわきやすいかと)
※ラスタカラーは「赤」(血の色)「黄色」(太陽)「緑」(大地)を表しています。
時代の流れとともに「打ち込み」(キーボードなどのシンセサイザーでリズムをつくる)によって「ダンスホール」と呼ばれるものが生まれ そこで登場したのが「韻」を踏んで歌うスタイル「DEEJAY」(ディージェイ)でした!
そんな文化を 日本のど田舎「福井県」にて体験した自分…。
※衝撃を受けるのも当然だったのかもw
話は16歳の自分に戻り「レジスタ」に「俺も歌いたい!」と言ったところから…。
彼は歌い始めて半年ぐらいだったのですが すでに知っていること(韻の踏み方 歌詞の書き方など)は 先生のごとくレクチャーしてくれました。
そして いろいろ手直しをしつつ2曲が完成!
(今では記録も記憶も残ってないですがw)
ここで大切なのが「歌う現場」となるわけですが まず紹介してもらったのが「プロモーター」(主催者)でもあり「セレクター」(DJ)でもある「Mくん」でした。
レジスタのバイクに2ケツして(単車に乗ったのもこれがはじめて)向かった先はMくんの家。
レジスタに「Mはバットで人の頭かち割るようなやつだから〜w」と散々脅され(笑♪じゃねーよ・・・)ドキドキしながら部屋の中へ。
そこにいたのは氣だるそうにタバコを吸う「M」と 彼女である金髪ギャルでした。
もはや 俺のようなパンピー(一般ピープル)は この世界にはいねぇ・・・。
胃が締め付けられるようにキリキリ痛い。(´;ω;`)
まぁ結果 そこは同い年ということもあり なんやかんやで意気投合。
無事 挨拶も済まし 出演OKをもらうことができたのです・・・。
そして迎えるイベント当日!
リハーサルもあるということでオープン前にクラブへ向かいます!
レジスタと主催者以外は誰も知り合いはいないという状況で・・・。
入り口にめっちゃ溜まっておる・・・。
しかも「お前誰や?」の空氣がすごいんですけど・・・。
そんな中にMの姿が!!
めっちゃ安心するぅぅぅぅぅううううううー!
おーい!
Mぅぅぅー!
俺だよ!
俺!
ナターだよー!!
とアピールすると 他の面々も「あぁ。知り合いなのね」という雰囲氣に。
※もちろん他の方々にも挨拶は済ませました。
リハーサルも終わり ついにイベント開始!
続々と集まってくる やんちゃな面々(お客さん)・・・。
でも それすら氣にならなくなるぐらい本番に意識が向かう自分。
何度もリリック(歌詞)を ぶつくさ繰り返し プルプル震える手でタバコを吸い もう何回行ったかわからないトイレを行ったり来たり・・・。
そりゃ緊張しますよ…。
そして いよいよ迎える本番!!
ラバダブスタイル!
(マイクリレーのことで サイファーのように次々と歌い手が登場して みんなでやるライブのようなもの)
主催者でもある「M」が歌い手たちを紹介する!
そして流れるRIDDIM!(音だけのやつで オケともいう)
飛び出す同世代の歌い手たち!
あの日 見てたステージに自分がたっている!
当たるスポットライト!
見えるお客さんの顔!
さぁいよいよ自分の番だ!
タイミングを見計らいマイクを取った!!!
今この場の主役は自分なんだ!!!!
俺って。。。
カッコいいー!!!
無我夢中の最高のエクスタシー。。。
はぁ。。。
快感w
そうして16歳の「宙之くん」(ひろゆき)の「癖」(へき)が覚醒されたのです。。。
続く。
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