ピーナツバタージャーニー
なにをするのか
日本で最も入手しやすいSKIPPYを基準として味の違いを点数付けしていきます。(人生で食べ比べなんか真面目にしたことなく、食に疎い人間です。後書きにあるようにピーナツバターは特別好きという程でもありません)
リスト:ピーナツバター
SKIPPY SUPER CHUNK
Crunchy Peanut Butter (Freedom's Choice)
有機ピーナッツバタークランチ (Alishan)
Pic's PEANUT BUTTER CRUNCHY
Bio Kitchen Organic Peanut Butter Crunchy (Clearspring)
まずは王道のJIFを食べたかったのですが、ちょうどリコール騒ぎが起きており入手できませんでした。また次回。
SKIPPY SUPER CHUNK
概要と評価
SKIPPYはアメリカ発のブランドで、JIFに次ぎ国内では2番手人気らしいです。
以後、すべてのピーナツバターはSKIPPYとの比較で評価を行っていきますので、とりあえずSKIPPYの評点は以下の通りとします。
塩味:🥜🥜🥜
甘み:🥜🥜🥜
香り:🥜🥜🥜
なめらかさ※高いほどスムース、低いほどモッタリ:🥜🥜🥜
粒の量:🥜🥜🥜
粒の大きさ:🥜🥜🥜
ではさっそく行きましょう。
Crunchy Peanut Butter (Freedom's Choice)
概要
COMISSARYという米国のスーパーのプライベートブランドであるFreedom's Choiceが出している商品のようです。
日本国内では米軍基地内に店があるので、そこで入手できます。
いきなりプライベートブランドかよという感じですが、2017年の調査ではprivate labelが市場シェア2位だそうです。そのぐらい米国では定番の食べ物なんですね。※日本で言うところの、を出したかったけど出なかった
評価と比較
塩味:🥜🥜
甘み:🥜🥜🥜
香り:🥜🥜🥜🥜
なめらかさ※高いほどスムース、低いほどモッタリ:🥜🥜🥜
粒の量:🥜🥜🥜
粒の大きさ:🥜🥜🥜
SKIPPYはペースト内に細かいピーナッツ粒子が混ざっているので、より粉っぽさ・ザラザラ感がある
フリーダムの方が塩味はマイルド、ややローストの香り高さあり
何もわかりません。
成分的にも特に面白い差がないし、なんなら食塩はフリーダムのほうが多いようです。
人生初の食べ比べなんてこんなものです。
パンに塗ったところ、若干フリーダムのほうがオイリーな感じがしますが、多分SKIPPYだけ冷蔵庫に入れていた(フリーダムは常温)からだと思います。
総括
違いといえばピーナッツの粒子があるかどうかくらいしか感じられませんでした。次からはSKIPPYを常温にしておこうと思います。
有機ピーナッツバタークランチ (Alishan)
概要
原産アメリカ。Amazonで購入。
油、砂糖、塩、乳化剤、安定剤を一切使っていない完全オーガニックなやつ
評価と比較
塩味:
甘み:
香り:🥜🥜
なめらかさ※高いほどスムース、低いほどモッタリ:🥜🥜🥜🥜🥜
粒の量:🥜🥜🥜
粒の大きさ:🥜🥜
ピーナッツの味しかしない。皮の渋みも少し感じるストイックな印象。素材の甘み的なものすらあんまり感じなかった
落花生を自分でむいて食ったときの味。南部せんべいを思い出した(渋みのせい?)
モッタリ感はほぼなし。
ここまで違いがあると楽しくなってきました。
アリサンの原材料はピーナッツのみ。
まだ検証前の残り2商品は原材料名に塩と砂糖も含まれているので、これが一番ストイックなピーナツバターだと思われます。
アリサンは甘いジャムと合わせる・料理に入れるのが向いている気がします。大人のピーナツバター。
総括
SKIPPYのほうが好きです。
Pic's PEANUT BUTTER CRUNCHY
概要
ニュージーランド原産。原材料はピーナッツと塩だけで、食品添加物や砂糖が入っていません。Amazonで購入。
Hi-Oleic peanutsという一般のピーナツより栄養豊富、特にオレイン酸が多く含まれたものを使用しているのが売りみたいです。
評価と比較
塩味:🥜
甘み:
香り:🥜🥜
なめらかさ※高いほどスムース、低いほどモッタリ:🥜🥜🥜🥜🥜
粒の量:🥜🥜🥜🥜🥜
粒の大きさ:🥜
ピーナツ粒めっちゃ入ってる、かつ粒が細かめ。
塩味や甘みのなさはアリサンに近いけど、それほど渋みはない。
全体的に香り・味があっさりめ
写真でも分かる通り、かなりピーナッツ粒の割合が大きいです。ザクザクした食感を楽しみたい人におすすめかも。
あと、今までの中では一番誤差レベルでヘルシーっぽい(カロリー・炭水化物低い・タンパク質多い)。
総括
SKIPPYのほうが好きです。
謎のコンセプトムービーが可愛いところはいいと思います
Bio Kitchen Organic Peanut Butter Crunchy (Clearspring)
概要
ロンドンのオーガニック食品会社から発売されているものです。原材料は有機ピーナッツと塩のみ。Amazonで購入しました。
評価と比較
塩味:
甘み:
香り:🥜🥜🥜🥜🥜
なめらかさ※高いほどスムース、低いほどモッタリ:🥜🥜🥜🥜🥜🥜
粒の量:🥜
粒の大きさ:🥜
口に入れた瞬間、一番「ぜんぜん違う…」となったやつ。SKIPPY以外のどれとも違う。
ロースト感はさほどなく、ピーナツをそのまますりつぶした印象。口に入れた瞬間の香りの強さが印象的。土っぽい
ダントツなめらか。あと粒がおまけ程度の存在感しかない
アリサンよりも更に無骨なやつがいました。
口に入れたときの印象は「砂漠の中にいるような香り」※不味くはないです
粒感もほとんどなく滑らかなので、お菓子などに練り込んで使うには一番使い勝手が良さそうです。
総括
SKIPPYのほうが好きです。
学び:SKIPPYはだいぶ味濃い
フリーダム以外はオーガニック系のピーナツバターだったので、SKIPPYとの違いがわかりやすかったです。
オーガニック系の中でも多少なめらかさや風味に差があることもわかりました。
まだ試したい商品が3〜4つあるのですが、その前に大量の在庫消化に努めます。
ちなみにこのレシピがめちゃくちゃ美味しかったです。
どうでもいいのでまえがきをあとがきに
ピーナツバターのことをしばらく忘れていたのですが、最近思い出しました。
子供の頃うちにはSKIPPY(粒入り)が常備されており、朝食のパンに塗って食べていました。
とはいっても時期によって食べたり食べなかったりという程度で、そこまで思い入れがある食べ物ではありません。
ただ、私の「たまに無性に食べたくなるリスト」に指名で加わるのがこのSKIPPYです。そして、必ず粒入りでなくてはいけません。
SKIPPYを食べたことのない方に説明すると、ピーナツ味の甘くないヌガー(スニッカーズの中身)みたいな感じです。
家にSKIPPY以外のピーナツペーストがなかったので、国産の一般的な甘いピーナツクリーム(ピーナツコッペとかそういう類の)の存在をほぼ認識していませんでした。
20年以上のSKIPPY歴を経て、ある日ピーナツコッペ好きの同居人に「SKIPPYは甘くないから嫌だ」と言われ私は激昂しました。SKIPPYこそが欧米趣味の激甘ペースト、言うなればnutella等と同じポジションだと思っていたのです。
SKIPPY=濃厚
濃厚=甘い
SKIPPY=甘い
改めて食べてみたら確かに塩っぱい。
27年間上記の脳内変換を行っていたであろう自分のことが初めて理解できないと感じた瞬間でした。もうSKIPPYのことを甘いと思えないことに寂しさすら覚えます。
SKIPPYないしピーナツバターにさして思い入れはありません。ただ、この出来事があまりに自分の中でセンセーショナルだったので、ピーナツバターについてもう少し深堀りしようと思ったのが今回の経緯です。