コロナ禍と大学受験

 2020年も気づけば10月末。およそ8か月ほど前から日本を騒がせている新型コロナウイルスはいまだに収束したのかしていないのか分からない。

 多くの人が先行き不透明な社会に不安を覚えているかと思うが、これからの時期に一番不安を抱えているのは他でもない大学受験生であると思う。そろそろ推薦入試やAO試験で進学先が決まる子たちもいる中、センター試験を控えているいわゆる一般受験組は気が気でないだろう。私自身、現役時代、浪人時代と2年間の受験生生活を送ったが、やはりこの時期が一番不安が大きかった。これは誰に聞いても意見が一致するので、一般論と考えて差し支えないだろう。この時期に不安を抱くのは当たり前なのだ。

 さて、受験生を子供に持つ親御さんがコロナの影響を一番肌で感じているのではないだろうか。収入が減少したり、事業がうまくいかなくなったりと、何かとお金のかかる大学受験を万全にサポートできない家庭も増えているかと思う。お金のかからない国立大学への進学を目指す、「国公立志向」は例年以上のものとなっているだろう。

 国公立大学進学において切っても切り離せないものがセンター試験である。例年以上に倍率が高くなると予想される国公立大学にむけて受験生の皆さんは不安を乗り越えてほしい。

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