ギュ

接着剤のような
呪いのような
自分の皮膚のような
吐き出せば出そうなのに
どう頑張っても吐き出せない
お腹の底にあるような
そんなような、あれ、そう
思い出のような、いや
想像すればすぐ蘇る感覚
思い出というより感覚
あの感覚、思いだすたび
ギューって縮む

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