けやきと楠木―新人女性声優選択会議2017

2017年9月22日(金)、新人女性声優選択会議2017が行われました。
指名一覧は以下の通りです。また、軽い総評を2018年開催の前にツイートしています。

指名結果2017 - コピー

私の指名は画像通り、1位から原田彩楓、広瀬ゆうき、久保田梨沙、林鼓子、綾瀬侑、相羽あいな、武田羅梨沙多胡、厚木那奈美です。
A応P、ランガ、アイマス、バンドリ・・・と、かなりライブコンテンツ寄りの陣容になりました。

まず、この年に私を含む参加者数名は、
楠木ともりさんをどこで指名するかという共通の悩みがありました。

楠木ともり-Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%A0%E6%9C%A8%E3%81%A8%E3%82%82%E3%82%8A

当時はまだアニメの主演がありませんでしたが、
井澤美香子さんや伊波杏樹さんなど、歌が上手くビジュアルも良い声優を送り出していた、
ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)という事務所単位で以前から注目していた参加者がいました。

さらに「きららファンタジア」の主人公きらら役、ドラフト前日に虹ヶ咲の優木せつ菜役と大きな案件が立て続けに決まり、
上位指名は間違いない状況になります。

私は楠木ともりさんの優先度を3位候補までしか上げられず、獲ることが出来ませんでした。
上記の案件に対して動静はキャッチできても、関心度や本気度が違いました。
「3年後に虹ヶ咲にハマり始めるぞ」と言っても当時の私は信じられなったと思います。

楠木ともりさんの指名以降、ドラフトにおいてSMAへの注目度が高くなったことに加え、
アニメの主演が無くても上位指名となる声優が増えました。
「青田買い」の要素が更に強くなり、
新人女性声優選択会議のターニングポイントになったと思います。

一方、私はこの年から2年連続でいわゆる現場参戦数が100を超え、
「現場オタク」となっていました。
2015年5位指名の高尾奏音ちゃんが所属するアース・スター ドリーム、2位指名の広瀬ゆうきさん所属のA応Pを含め、
声優・アイドルの様々な現場に行きました。

そうなると自ずと声優に対する関心の持ち方がアニメ中心ではなくなってきます。
正直なところ、大野柚布子さんに並ぶような興味の持ち方が、他の声優さんにはできませんでした。
(しかも抽選で外した段階で、相当自分の手は限られていました)

広瀬ゆうきさんの指名順位は、前年の朝日奈丸佳さんの影響もあって接近対応重視で押し上がり、
2位指名がマストになっていました。
A応Pの活動もあり、声優向けのマネージャーがいないサンミュージック所属だったことを考慮すると、
推しという贔屓目を除いても相当凄いのですが、ドラフトとしての判断は難しかったです。

また、アニサマけやきひろばでのRun Girls,Run!を観て
4位指名の林鼓子ちゃん(当時中3)の歌と身体に圧倒されます。
けやきひろばは観る側も演者も汗だくで熱気があり、どうしても冷静さを欠きます。
野球でいうヒッターズパークで、見た目からの好感度が追い風となり、
「かわいい」「でかい」しか言えなくなるのです。
声優スカウト的な面では危ないのですが、現場オタクとしてその魅力に逆らえず、
この年から3年連続「けやき指名」が出ます。

林鼓子ちゃんに象徴される「若い」「でかい」は後から伸ばせない貴重なツールであり、
新人女性声優選択会議が始まってから私が一貫して重視してきた要素です。
それだけに楠木ともりさんの逃し方は後々に響きました。

次回は2018年、まだ2年前ですが既に確たる豊作年となっているドラフトです。

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