本当はすごく、動物

好きな物書きの方のひとりが、「気になる時にはすでに好きになっていて、好きかもと思った時にはすでに大好きで、大好きと思った時にはすでに愛している」と言っていたことに、激しく賛同する。恋人を気になった時、彼の少し荒れた掌に気付いたのだけど、それに触られてみたいって思ったのを覚えている。その時にはもう、だいぶ好きになっていたのだろう。恋人もわたしを気になると同時にすでに抱きたいと思ったと、この前打ち明けてくれた。わたしたちは、服を着て、言葉を話し、お箸やフォークを使って食事をするけれど、本当はすごく、動物なんだと思うよ。

って… iPhoneから聴いているスーパーバタードッグのライブ盤CDがすごく直感的でファンキーなので、なんだかそんなワイルドな気持ちになるのだ。わたしたちはいつも好きな人を抱きたいし好きな人に抱かれたい生き物。

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二泊だが明日から旅に出るので恋人の顔を見に彼の店へ。びっしり満席御礼。みんなわかってるなあ。とびきり良い店だもの。忙しくても笑顔を忘れず立ち振る舞う恋人の気配を感じながらよく冷えた白ワインを啜る。恋人は、まだ早い時間なのでボトルを入れたいという客にスマートにプレゼンをしている。

そして帰宅後あと1時間とかしか寝れないのわかっててダメダメって言い合いながらセックスしちゃうくらいにはラブラブです。こういうのってだんだん落ち着いていくんだろうけど、今は今しかないから、今はこれでいいや。

眠い。

2017年9月2日


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