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一介のヅカオタが『ハニーレモンソーダ』を観て泣いた話
今日は一介のヅカオタが映画『ハニーレモンソーダ』を観た話を書こうと思います。
経緯
4月上旬、雪組の前のトップコンビの退団と身近な人の死が重なり私の心は死んでいた。
そんな時にYouTubeでダンス動画を観て心を紛らわせていたが、たまたま出てきたのがSnow ManのGrandeurのPractice動画をアメリカ在住のバレエダンサーの方が解説しているものだった。その時までSnow Manというグループを知らなかった。そこからすぐに本来の動画を確認しメンバー情報を確認した。年齢的にもスタイル的にもラウール君に宝塚音楽学校受験可能な姉妹がいるか気になったが姉妹はいらっしゃらない様子だった。
初めてジャニーズの円盤を購入した
『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』と『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』のBlue-ray Diskを購入。ヅカの円盤と比較すると価格が安い。これがマス市場なのか。メンバーの挨拶で下積みが長かった話や佐久間君の「生きていれば必ず会えます」という言葉を聞き、初めに書いた経緯もあり号泣した。
それからしばらくはSnow Manは滝沢歌舞伎の公演中だったが元々チケットは入手に参加もしていないし、宝塚歌劇団の星組東京公演、雪組の別箱公演、花組東京公演がありそちらに集中していた。
ハニーレモンソーダ
私目線ではラウール君に宝塚歌劇団宙組の男役ぽさを見出しているのでどうしても観てみたくなった。
既に退団した前の贔屓が宙組の男役だったのだが、女性にして180cmの高身長で長い手脚、舞台に立つと歌もうまいしキレキレのダンスで濃い目の男役をかっこよく決めるのに、普段の話し方はほわほわでにこにこな乙女でギャップが激しい方だったのだけれど、その方をちょっと彷彿する感じがあると思った。また、背が高い分ダンスの振りを早く動かさないとみたいな話をその方が言っていたような気がする。それも多分同様なんじゃないかな。
とりあえず勇気を出して映画館に観に行ってみた。
石森羽化(吉川愛さん)という内向的な美少女が自分を変えたいと思い三浦界やクラスメートを通じだんだん成長していく様子が自然に演じられていて、吉川愛さんの演技が凄い。この方も北島マヤ的な演技力の女優さんで感情移入した。三浦界はSnow Manの末っ子ラウール君とは違う声色で全く違う人として演じられていて良かった。界君が実際は本当にかわいそうな人なので保護者目線で泣いた。いやこれ、しゅわキュンどころの話じゃないだろ... 早めに役所や法律の専門家に相談することをお勧めします。羽化ちゃんが賢いししっかりしてきたからその後どうにかしたのかな。
HELLO HELLOそしてエンドロール
大切な人がいなくなるのが怖かったんだ。ラウールが考えた台詞です。 #ハニレモでプルプル
— 神徳幸治 (@k_shintoku) July 27, 2021
そうだったのですね。あまり自分の事を語らない界がなぜそういう態度だったのか分かり、ここが一番泣ける台詞でした。神徳監督、教えてくださりありがとうございます。
最後に二人が最初に会った場所で本心をさらけ出し、そのまま主題歌”HELLO HELLO”の「きっと最初からわかってたのさ」という歌いだしに入るところがそのまま映画の内容を表していて作詞家の方天才。映画が羽化ちゃんからの視点で”HELLO HELLO”が界君からの視点のように聴こえて「君に笑っていてー欲しいんだー」というところも良いです。この歌詞の部分はいつも人を笑わせようと頑張っている康二君がMVではセンターに来て歌っているのも泣けます。
そしてエンドロールの最後、観客がざわめくシーンが用意されていて私もドキッとしたし、周りの観客の皆さまの反応が本当に面白かったです。後日、もう一度観に行きました。