引っ越し
七月も半ば過ぎて,そろそろ自分の行動を開始しなきゃ。
と思いつつ、お金や今後を考えると余裕は無い。
…と、思っていたところに、友人でもある経理さん (以前のお店の経理関係をお願いしていた為) から連絡が入った。
個人経営者に持続給付金がおりると。
年内に申請すれば良いらしいけれども、やっぱり今、受け取っておきたい。
全て必要な書類は預けてある。
『お願いします。』速攻で応えた。
実際に、スイスに来てからはずっとシェアルームで友人家族と一緒だったので、さほど出費も無かった代わりに、収入も無い。観光ビザの私にとっては、単発の個人的なお手伝い位しか仕事も難しい。いくら綺麗事いっても、財布が軽くなって行くとやっぱり不安になるものだ。
今、日本に帰るとしたら?
新しくチケットを買い直して、それから2週間の拘束期間を経なければならない。
それならば、こっちで本当に独りで自立して暮らせるのか。
ヨーロッパに暮らす夢を実現するチャンスは今なんじゃないか?
と、ばかりに、部屋を探した。
期限は、7月の18日までに決めて。
何故ならば、ちょうどマダムの妹がバカンスでカナダから帰省する事もあったから。
決めて動くと、あれよあれよと言う間に話しが進んで、条件の合う部屋が見つかった。
そして、無事17日に引越し。
次の日の夜は、マダムのもう独りの妹宅にお呼ばれして、新たな幕開けの晩餐会となりました。
(何とも、私の大好きな羊チーズを用意してくれていたの!😍)
家族の様に。
お互い依存する事無く支え合っていける人達。
そして、異国の街でそんな出会いを出来た事が奇跡。
きっと、心を開けば、幸せは、目の前に、自分の中にあるんだと気づき始めた頃です。