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2021年

新たな年明け。
まさか此処にいるとは予想もしていなかった。

2020年の2月の終わりに日本を出て。
色んなしがらみからの脱出。
最初は本当に気分転換のつもりで3ヶ月をヨーロッパで過ごすはずだった。

そうして辿り着いた見慣れた街。
La Chaux-de-Fonds .(スイス🇨🇭)
一週間過ごしてフランス🇫🇷に行こうと列車のチケットを取った矢先に、CV19で足止め。

台湾経由で購入した往復チケットは、片道だけの仕様のまま。
一向に就航の目処が立たないまま日が過ぎている。
そうして10ヶ月。
諦めて新しいチケットを手配し、帰国を決心した矢先の強制待機。
外に出る事も許されない中で迎えた2021年。

ゆっくりと振り返ると、半分以上は自粛生活で部屋の中で過ごした。
夢に見ていた言葉も文化も違う中での暮らし。ホストファミリーとのコミニュケーションをとりながらのフランス語学習(必然)と、同時に
「何をやりたいのか」「何が好きなのか」から始めた自分との会話。
「こんな時、私はどう思うのか」「どんな感情を抱くのか」「それは自分自身の問題なのか?相手自身の問題なのか?」etc。。。。生きてきた中でも、こんなに自分と向き合って自分自身と会話したことなんて無かった。

大概の自分に起こる感情は、良くも悪くも相手がいるからこそで。
唯一、直接見ることが出来ないのは自分自身の姿や表情。
「相手は鏡」
何度も何度も聞いた言葉を改めて噛み締め、砕いた期間だった。

そして、ずっと大切にしたい新たな出会いや、離れていても繋がっている家族や友人の大切さもいっぱい感じた。執着じゃなくて。
そんな一つ一つの小さなコトに気付けたら、求めている事も幸せも、外側じゃなくて、自分の中にある。
どこにいても、私はここに在る。

そんなことが見えてきた2021年 風の時代の幕開けです!

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