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電波アレンジver.

「ほとけのあるばむ!!」内収録楽曲、Blue Moom 電波アレンジver.を聞いた人間の感想です。考察類ではありません。

ブルームーン電波アレンジバージョンの溢れ出るバットエンド感。
 恋愛シュミレーションゲームのハッピーエンディング故に起こったサブキャラクターの失恋みたいな。それでいうと、アレンジバージョンは本編終了後に解放される番外ストーリー。だんだんと表情を曇らせる番外編の主人公、正規エンディングのヒーローに惹かれていくヒロイン、全ての展開を冷や汗をかいて液晶の前で見守る私、まで想像して我に返った。危なかった。

好きなところは、「完全ならここに揃ってるよ?」。誰に語り掛けているのか、弱々しい声で言われてしまったら、その場の情景を想像するなんて胸が痛む。畳み掛けるような「運命ごと飲み干しな」「どうせ叶わぬ恋でいい」。無慈悲が過ぎる。いったい誰が作詞をしたんだ…。

ブルムンの英語部分の翻訳、1人で夜の街に飲みに行く、というところで歌舞伎町、水タバコ、ハイボールしか思い浮かばない、悲しい人間だと思いました。でもパブが思い浮かんだのでセーフ。
 好きな歌や詩のセリフを和訳するのは好きです。英語圏の罵倒は特に好き。ジョジョとか色濃く出てる気がする。
けれど、頑張って和訳しても高度な皮肉やジョークは理解できません。結局、既出の和訳に頼ります。

 それにしたってアレンジバージョンは可愛いらしくて、可哀そう。一度BSS系の物語だと思ってしまったらもうそれにしか聞こえない。
「甘いだけの恋に少しだけスパイスを振って」「どうせ叶わぬ恋でいい」「掌の上転がされてあげる」「弄ばないでよ」「青いBlue moonのカクテルに溺れたいんでしょう」
かなりコンボが決まりました。SAN値が削れたところです。どうせ青い子が好きなんでしょう?と言わんばかりの締めが大好き。電波アレンジバージョンなのでゲーム内BGM感もでる。私の脳内は冒頭に戻る……

 アレンジバージョンをアルバム紹介の時初めて聞いてすごく衝撃を受けました。あんなにおしゃれで押しつぶされそうな格好の良さを放つ音楽を、とびきりに明るい跳ねるようなリズムでアレンジされていたので。
明るい中に闇のある感じはアレンジ前にあった大人っぽさなのかもなあと書いてて思いました。

前述の通り、考察でもなく感想です。申し訳ないことに妄想もはいりました。アルバムの中の曲全部好きすぎて参ってます。