自分を知ること
最近、就活のために自己分析やら他己分析やら手を出し始めている。
「自分のことは自分が一番わかってるよ!」
どこかで聞いたことのあるようなセリフ。私も昔誰かに言った気がするな。
しかしどうやら、私は自分だからといって自分のことを一番よくわかっているわけでもないらしい。
事実、友人に他己分析をしてもらった時に、「ああ、私ってこんな人間なんだ」とどこか他人事のような目線で納得をした。
毎日毎日いろいろなことに触れ、考え、言葉を発しているけれども、どこかで自分の本音と向き合うことを避けたり、「こうなりたい」と夢見て違う自分を演じたりしているような気がする。
そんな私を客観的に見て「こういうところあるよね」と、私のブレブレな言動の中にも一貫性を見出してくれる。
どんな自分を演じたとしても人から見たら同じ一人の人間で、いろんなことを含めて「私」が出来上がっているのだろう。
自分を知ることで、就きたい仕事がはっきりしてくるとか、自分の将来像を想像できるとか、そういうのが自己・他己分析の大義名分なんだと思う。
というか私もそれを目指してやっている。
自分を分析したりしてもらったりする中で、自分のいいところもダメなところも丸ごと浮かび上がってくる。
それを丸ごと受け入れるのって結構体力がいることだと思うけれども、それを乗り越えたら自分のことがもうちょっと好きになれる気がする。
昔は自分に自信があったし、なんなら去年くらいまでは自分ならなんでもできるような気がしていた。
今年になってから色々なことを経験したり感じたりして、自分も大したことないなとか、人並みだなとか、自信をなくすことが増えている。
そうなると周りの人に対して卑屈になってしまったり、今までなんとも思わなかったことまでくよくよしてしまったりする。
就活の一環ではあるが、自分のことを知るいいタイミングでもあると思うので、自己分析は時間をかけてじっくりやっていきたい。
できたら自分のことをよくわかってくれる人と話して、自分を客観視してもらいたい。そういう時間もちゃんと作れるといいなあ。