想像力
最近あまりnote更新していなかったなと思い、できるだけたくさん更新したいと意気込んでみる。
ラジオのお題みたいにnoteもお題があったらいいなと思うのだが、確かnoteにもそういう機能あったな。でも多分お題に乗っかろうと思ってもすぐに違う話題になってしまうことが予想されるので、今回はやめておく。
ラジオといえば、最近作業のお供にラジオを流すことが多い。
大抵流しているのは「星野源のオールナイトニッポン」。
ラジオはカフェで作業しているときのような心地よい雑音で、集中するときは勝手に聞こえなくなる(ような気がしている)ので良い。
ただ、このラジオはとんでもない下ネタを合間合間でかましてくるので、それが耳に入ってきてしまうとつい聴いてしまうという弊害もある。
星野源さんはいつも楽しそうに、そして時にはカラッとした爆笑を挟みながらトークを進めていて、聴いていて嫌味がなく、気心知れた友人の他愛ないおしゃべりを近所の喫茶店で聞いているような気持ちになれる。
他の人の話にきちんと耳を傾けつつ、そして否定をせず、自分の話を交えて共感しながらも、しっかりと芯の通った自分の価値観を持っているなと思わせられる会話は、なかなか簡単にできるものではないと感じる。
ちょうど最新の回では、うちで踊ろうの制作の経緯や、そこに込めた本人の思いを語っていた。
言葉を選びつつも、その一つ一つに重みを感じられるようなトーンで、みんなで今を乗り越えようねという話をしていた。
私は今大学生で、自分で何かを営んでいるわけでもなく、生活の全てを自分で賄わなければいけないわけでもなく、社会の多くの人に比べればコロナによる影響は受けていないと思う。
大学は授業開始が延期になり、オンラインに移行したことはとても残念ではあるけれど、今のこの状況を鑑みれば仕方ないし当然だと思えるので、淡々と自分のできることをするのみだなと考えている。
だが、社会には今この瞬間の生活もままならないかもしれないという不安に押しつぶされそうな人もたくさんいるのかもしれない。
少し想像すればわかることかもしれないが、自分がよければそれでよし、という人が多いのも事実だ。
星野源さんはいつもそういった想像をはたらかせて、なかったことに、見えないことにされている大切なところへ手を差し伸べているように思う。
私の好きなアーティストのTom Mischとコラボした楽曲"Ain't Nobody Know"のMVは、その想像力が遺憾なく発揮されている作品だ。
思考停止させることは簡単で、楽なことかもしれない。
それでも私は、想像力をきちんと使って、自分が見たことのない、経験したことのないことであったとしても、思考し、理解できるようになりたいと思う。