2025年1月の観劇


劇映画 孤独のグルメ

孤独のグルメは年末特番とかになると海外に行きがちなのですが、本作もフランス・パリへの空の旅から始まります。でも主な舞台は長崎と韓国なんですが…w

本シリーズは五郎さんの貿易商としての仕事はおまけで、出張先で見つけた美味しいものを楽しむのがメインですが、この映画は何の食材を使っているかわからないスープを探求する過程で夢破れた人の手助けをするというストーリーがちゃんとあります。ただ、見えてる隣の島に渡るのにサーフボードで海に漕ぎ出したあたりからだいぶファンタジーになって話が頭に入ってこなくなった…

女性だけの島で五郎さんが普通に受け入れられるのもモヤっとして、ちょっと細部のつじつま合わせがぬるいなと感じる部分もあったのですが、料理は美味しそうだったのでもうちょいじっくり見せてほしかったかな。

283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]

アイドルマスターシャイニーカラーズ、最後発のユニット:シーズとコメティックのxRライブ。全4回の公演をすべて配信で観ました。

xRライブは事前収録の映像を流すものなので機材トラブルが起こらない限りすべて予定通りに進むはず… なのですが。2回目の公演でアイドルが体調不良で途中降板するというトラブル!が発生しました。現地では機材席のスタッフが集まって協議する様子もあったようです。今となってはこれもすべて予定された演出の一部だとわかっているのですが、シャニはこういうコンテンツと現実が地続きみたいな仕掛けをやってきますね。記憶に新しいところで言うと5thライブのDAY1はサービスが終了するかのような終末感を醸し出し、ザワザワした空気のまま終演したことを覚えています。

要は現実のライブの場でゲーム内のコミュを流したようなものでしょうか。これにはもちろん賛否ありまして、当のアイドル目当てで現地チケットを取った人はそのパフォーマンスを十分に楽しめなかったわけなので文句を言う権利はあると思います。

劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク

ゲームのプロジェクトセカイは触ってないのですが、Project DIVA Arcadeは死ぬほどプレイした人間なので、せっかく映画になったし観ておくか~と。

ストーリーとしては途中であらかた結末が見える素直な展開で、ライブパートは非常に盛り上がりました。ただ、ソシャゲ発のコンテンツに多いことですが明確な主人公がいないので、みんな(4人x5ユニット=20人)満遍なく出番を作ろうとした結果、際立って印象に残るキャラがおらず、初見が推しを見つけられるほどではなかったかなと。

舞台挨拶やアフターライブ(実際の初音ミクのライブ風)があったのは良かったです。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-

スタジオカラーとの共同制作?で話題の新ガンダム。先行上映なので当初は行くつもりなく、ろくに情報を見ていなかったのですが、公開初日の金曜日のTLの反応にシン・ゴジラのときと同じ気配を感じたので、ネタバレを踏む前に!と観てきました。

結果、完全初見の驚きを得られて本当に良かったなと。まさかシャアを主人公とした一年戦争IFが始まるなんて。やりやがったな庵野ォォォ!という感じです。でも手綱は鶴巻監督がしっかり握っていた。本編に入ってからも息をつかせぬ展開で、キャラやメカはカラー的なのに作中専門用語を説明なくいきなり使う感じはガンダムだし、続きが楽しみですね。

これテレビ放送でも同じようになるのかなぁ。ひょっとしたら前日譚パートはYouTube公開とかで、テレビは本編から始まるかもなぁと思ってます。

アンダーニンジャ

予告を見て「福田組の悪ふざけが出てそうだな〜」と直感しましたが、生来の忍者好きなので観てきました。原作はアニメのみ視聴済みです。

で、アンダーニンジャの実写化としてはかなり頑張っていて、キャラの再現具合や雰囲気はかなり良かったかと。でもそのせいで福田組のいつもの悪ノリギャグが非常にノイズとして目立ちました。演者が吹き出してしまって普通ならNGになるテイクをそのまま使うほど引っ張るのは、面白いときは面白いのですが、我々を現実へ引き戻してしまうので物語への没入を阻害しかねません。寒いギャグシーンを減らして、猿田の復讐に至る動機の部分を補強したり、各勢力の背景を深堀したりすればもうちょっと作品としてまとまったのではと思います。

ネットの感想を眺めていると特定の俳優目当てで観た人はわりと肯定的なようですね。浜辺美波ががんばって変顔やギャグ演技をするのが観たい方にはいいかもw。でも若干照れが見えたのでまだまだでしたけど。

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