2023年5月の観劇
岸辺露伴 ルーヴルへ行く
2020年から3年連続で年末にNHKドラマとして放送された「岸部露伴は動かない」の映画化。岸部露伴自体は一部マンガを読んだけど、このエピソードの原作は未読です。
変にCGでスタンドを表現したりせず、不可思議な事件を少し不思議な能力を持っている人が解決する感じのミステリーものとして演出しており、構図やセリフ回しもジョジョ作品の特徴をとらえていてクオリティが高い。個人的にはギャラリーフェイクとか好きなので物語の構成は通ずるものがあるかなと思います。
作中でモナリザの話が出たりルーヴル美術館で画面内に映ったりするのですが、奈々瀬役の女優さんがマジでモナリザみたいに見えるシーンがあって、これは狙ってるなと思いました。事件が決着したと思わせたところからの一幕もエモい。
変なお涙頂戴とかわかりやすく激情する安い演技とか、邦画のよくないところがほとんどないです。ただ全体的に内容のわりに長いというか、もうちょい圧縮できたのでは?という印象もあります。
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