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*ネタバレあり*藤井風 LOVE ALL ARENA TOUR @さいたま 1/14〜1/15
藤井風 LOVE ALL ARENA TOUR
2022/1/14~2022/1/15 さいたまスーパーアリーナ
今回のアリーナツアーも折り返しに入り、本日は名古屋公演最終日ですね。
どうも、蒸しなすです。
2020年、YouTubeのおすすめに出てきた安室奈美恵の『GIRL TALK』をカバーしている藤井風を見たのがきっかけでずぶずぶっとハマり、今日も藤井風沼を元気に泳いでおります!
今回のアリーナツアーは2作目のアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』のツアーです。
ありがたいことに今回のツアーは3回参加させてもらえることになりました。(1/4 福岡公演の LIVEレポは下記からどうぞ!)
そんなわたしに今できることってなんやろ?と考えた結果、Liveの様子や彼がどんな話をしたのか速記して、詳細深めかつマニアックなライブレポを書くことかなと思ったのでぼちぼち書いていこうと思います。
(書きおわった結果、これはライブレポってか変態観察日記になっていることが判明しました!これも愛故、どうかご容赦くださいw)
これから参加するからネタバレNGの方は回れ右でお願いします。
Liveはナマモノ!同じLiveを見ることは2度とできないので、場所ごとにいろんな思い出ができていることかと思います。
もしこの記事が気になったらLiveが終わった後にでもまたいらしてもらえたら嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))
お待ちしていますね!
1. LOVE ALL ARENA TOUR 概要
今回の会場は下記、全国8カ所を回り16公演行われます。
福井県と徳島県は初の地ですね!
(☆は私が参加した場所です)
ARENA TOUR 2022-2023
2022年
12月17日(土) 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
12月18日(日) 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2023年
☆1月4日(水) 福岡マリンメッセA館
1月5日(木) 福岡マリンメッセA館
☆1月14日(土) さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
☆1月15日(日) さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
1月21日(土) ポートメッセなごや 新1号館
1月22日(日) ポートメッセなごや 新1号館
1月28日(土) サンドーム福井
1月29日(日) サンドーム福井
2月3日(金) アスティとくしま
2月4日(土) アスティとくしま
2月7日(火) 大阪城ホール
2月8日(水) 大阪城ホール
2月14日(火) 横浜アリーナ
2月15日(水) 横浜アリーナ
2. さいたまスーパーアリーナについて
こちらはさいたま県さいたま市中央区にある世界最大級の可動システムを誇る多目的アリーナと紹介されています。
キャパは最大時で37,000席。会場内は4つのモードに分類して様々な形で使用ができます。
今回のツアーは上記にも記載があったように「スタジアムモード」でセンターステージの形を取っていました。
3.ステージセットについて
四角い形のステージの中央に円形のステージがあり、その上にグランドピアノが置いてあります。
その周りを囲むようにバンドメンバーの楽器が配置されていました。
円形ステージの部分だけ昇降と回転ができるようになっていて、この機構のおかげでさまざまな見せ方ができているように見えました。
2020年に行われた『Fujii Kaze "NAN-NAN SHOW 2020" HELP EVER HURT NEVER』のステージセットにかなり似ていると思いました。
また、ずっずさんのダイアリーにもあった大きなモニターは4面に対してステージ頭上とアリーナ席頭上の2箇所に設置されていました。
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このモードで公演を行ったことによりさいたまスーパーアリーナ史上ある記録を更新したんですよね。
詳細はぜひ4.全流れを振り返る(MC内容あり!)をチェックしてください!
ちなみにわたしの座席位置はこちらです。
①512扉から入り、500レベルの座席にて
②227扉から入り、200レベルの座席にて
風くん登場・退場は14日は☆から、15日は★からでした。そのため、ステージの使い方も同様に14日と15日で反転していました。その結果両日とも同じ面から鑑賞することに。
物理的に距離が近くなった分、肉眼で見えるものは増えたけど満足感は両日とも同じ。これ本当です。
それは風くん本人の「誰も置いていかない」という気持ちで挑んでいるパフォーマンスと、team風の「どの席にいる人も同じくらい楽しませる」という沢山の細かい配慮に助けられたからだと思います。
4.セットリスト
The sun and the moon
ガーデン
ロンリーラプソディ
もうええわ
旅路
damn
へでもねーよ
やば。
優しさ
さよならべいべ
死ぬのがいいわ
青春病
きらり
燃えよ
まつり
grace
何なんw
5. 全流れを振り返る(MC内容あり!)
下記、ライブの流れと所感に入っていきます。
再度伝えますが、かなりマニアックです。それも「ほぅほぅ」と楽しんでいただけたなら幸いですし、かなり長いので飛ばし読みも全然無問題です。
また所感についてはどうかひとつ「蒸しなすはこう思っているのね〜、こう見えたのね〜」とおおらかな気持ちで受け止ってもらえたら嬉しいです。ここに書かれている見解には何ひとつ正解も不正解もないと思っておりますです。
「風:」はMCで風くんが話していたことを書いております。完璧な速記ではないため、接続詞や末尾などは何とか思い出しながらこんな感じかな?といった感じで書いてますので、それも含めて楽しんで見ていただけたらと思います。楽しめない方は回れ右推奨でございますm(_ _)m
それではどうぞ!
客席照明が暗くなり、会場からは大きな拍手が。そこにオーケストラ演奏の『それでは』が流れ出すと、一部の客席から「わー!」と歓喜の声が。
例のチャリで登場した風くん。その時の雰囲気は画面越しではありますが福岡公演に比べて落ち着いているように見えました。
登場時の衣裳は14日は深緑のチェック色のガウン、15日は同じような色の無地ガウンでした。オレンジのベルトが良いアクセントになっていて、どちらの姿も素敵だったな。
周りに手を振りながら、アリーナ席の通路を抜けてステージへ。14日の出来事ですがステージへ向かう途中、間近で風くんを見たいとアリーナ席のお客さんが通路に詰めかけていました。①の位置からそれはよく見えたのですが、かなり興奮されてる方は手を伸ばして声援を送られており、傍目からもその光景にはヒヤヒヤした方もいるのでは。そういえばなぜか舞台芸術ってどこかのタイミングでみんなチャリ使うイメージがあるのですがどうでしょうか?笑
こういった演出わたしすごく好きなんですけど、いろんな事態を想定しないとどちらにも悲しい思いや悔しい思いが残るのかもしれないなと改めて感じました。ただteam風が観客を信じた結果のあの通路の幅だと思うので、そういうことも自覚して(←この言い回しきっと会場にいた方はわかるはずw)落ち着いて声援を送りたいなとわたしは思いました!それが彼らへのリスペクトに繋がると思うからです。
14日にそのことについてSNSにて注意喚起をされていた方もいたためか、15日はヒヤヒヤした事態にはなっていないように感じました。観客の皆さんもアップデートされたのかも?w 素早いアップデート素晴らしいと思いました。
1.The sun and the moon
両日ともにピアノに座る彼に照明が当たってから歌いだすまで少し間がありました。
集中していたのだと思います。福岡公演の時には感じなかった間でした。
実は14日照明がついたとき、客席のお子さんが多分びっくりされて泣いてしまったんですね。音も何もない広い空間に泣き声だけが響いてました。きっと親御さんはオロオロされたんじゃないかな?
その時風くん、なかなか歌いださなかったんですよね。わたしその子が落ち着くまで待つのかなと思ってしまって。
結局彼はその後歌い出したんだけど、Liveってこれだよねと思った瞬間でした。どんなにリハーサルしても想定外のことが起きるときは起きる。
でも舞台に立つものはそれすらも効果に変えて作品を魅せることができるんです。
それがしっかりできていた。素晴らしい流れだったなと。
彼が歌いだすといつの間にかその泣き声も消えていて、会場全体が一音も逃さないように耳を澄ましていたように見えました。
彼は両日とも歌うことに集中しているように見えました。
個人的にこの曲は特に人を慈しんでいるイメージを強く感じます。だからこそ集中して、でもニュートラルに歌わないと完成しないのかしらなんて思ったり・・・
歌うにはものすごく難しい曲ですよね。でもだからこそ琴線に触れる音色になるのだと思います。
そして曲が終わってもすぐには拍手が聴こえてこなかった。客席もあまりに集中していたからでしょうね、すぐに反応できなかったのだと思います。
でもその間が美しくて、曲終わりの余韻を会場全体が感じているという一体感が14日にはありました。それも含めて作品のように思いましたね。
すごくすごく美しい時間でした。
この曲は何回聴いても感動してしまいます。風くんを見たいのに毎回涙で見えないんです…悔しい!w
ラストサビまでモニターの表示はないため、各々席からいろんな角度の彼の姿を楽しむことができます。
わたしは福岡公演は背中位置の座席でしたが、こんなにまじまじと見ることなんてないからガッツリ背中凝視しました。こんな楽しみ方もおすすめですよ!w
しかしどうやってあんなに優しい音を作るんだろう…この曲本当素晴らしいですよね。(しつこい)
そして拍手が止むと、彼はガーデンの音に合わせて ピアノの周りを回りながら話しだします。
風:Welcome to my garden welcome to my live
Thank you for precious thank you for youre time
hmmm〜(ハミングしながら)
2.ガーデン
歌中、よーく辺りを見回しているのが印象的でした。1番から2番へ行く間奏時、振り返って今日来てるお客さんの顔をしっかり見ていた。しゅごいなぁ〜。だってアリーナ席だけでもすごい数のお客さんで、そんな彼らのワクワクとか逃さないように見続けてやろうとしてる人の目力を糧にしてよりこのLiveを楽しもうとしてるように見えたんだもの。途中頬が緩んだのは照れ笑いか、はたまたやってやるぜという強者の微笑みか…😎
あとね、辺りを見回してる時の流し目がやばい。w
歌終わり、マイクを取ってまたピアノの周りをくるくる周りながら問いかけるように
風:お疲れ様です。(15日は「大丈夫ですか?」とトイレの心配をしていました。「トイレ我慢しててもいいこと起きないから行きたかったら行ってくださいね」と)
一同:笑い(拍手)
風:みなさん大変な思いされて、大変な人生の最中にこんなにたくさん来てくれて…お疲れ様です。
一同:ワサワサ(拍手)
風:さいたまアリーナの歴史上?そう、最大級の人数ですって。(15日は最多って言ってました)この記録をみなさんが作ってることを自覚していただいて。
一同:爆笑
風:こんな高くて、遠いところに座ってる人もおるやろうけど、心の距離は一緒なんで、1人1人に向けてパフォーマンスしていきますんでよろしくお願いします。
一同:ワー(拍手)
風:じゃあ、次の曲はみんなと一緒に息をしたいと思っとるんで。だから息をします。
一同:笑い
3.ロンリーラプソディ
14日は♪~みんなひとつでしょ♪この歌詞がやたら響きました。祈りのようだった。
すごくニュートラルに淡々と歌っているように見えたから余計にそう感じたのかもしれません。
ラスト♪Aha~は両日ともに丁寧だったな。
14日の曲終わり「Thank you」と口パクで。
風:次はみんなで歌いたい曲を演奏したい思います。
4.もうええわ
曲に入る前に風君の指導でサビの♪もうええわ~♪をみんなで一緒に練習します。
転調するところは「次はちょっと難しい」と注釈をつけて。
風:だるそうに・・・そうです。次はみんなだけでやってみましょう。
さんはい
この「さんはい」がもんんんんんのすごい優しい声でした。
とろけてまうなぁと思いながらみんなで合唱。
風:もっとだるそうに・・・
風君からの注文とおっきな声で歌いたい欲で心はせめぎ合っていましたw
結果、転調歌い終わりに「beautiful」いただきましたよ!w
15日は♪〜もうええわ♪と歌うたびに「good」とか「nice」とお褒めの言葉をかけてくれましたね。
藤井先生褒めて伸ばす方向にシフトしてましたw
練習が終わると
風:じゃ歌いたい人はサビ歌ってみてください。
そして曲スタート。
ピアノ演奏時、ここでも彼はよく客席の様子を見ていました。
曲ごとにピアノステージが回るので、どの位置に座っていてもいずれかの曲は正面から見ることができます。
そしてそれは彼にも同じ事が言えて、四方八方くまなく観客の様子を見ていましたね。
この時代柄でしょうか、練習した肝心のサビ部分は大合唱!とまで聴こえることはありませんでした。
どうしても大きな声を出すことに躊躇してしまうのでしょうね。そんな配慮も藤井風のファンならではかも分かりません。
それでもみんなの声に満足そうに笑いながら歌っていた彼が印象的でした。
2番のAメロ頭♪~心だってそんな風にいれたらvいいのにな♪
vでうさ耳。これ両日やってましたね。2023年らしいけど、以前からこの振りありましたよね。
いつからやってたっけな〜?わかる人いたらぜひ教えてください!w
あと何となーく左手を顔横に添える動作が多いのなと。指が長いからその動作も美しく見えるんですが、これ割と癖なのかもしれませんね。
ラストサビ前、鼻をクシャっとしながらのよく見せてくれる笑顔が出てました。かわいいかわいい。
歌い終わりのピアノ伴奏が入る部分、両日とも楽しそうでしたね。
肩入れて演奏してて激しめでしたwでも楽しいんだろうなここの演奏。
ラストはゆっくり丁寧に締めていました。
風:ここにいるみんなわしのsister、brother、Familyだと思うとります。生きてるといろんなことがありますが、この命が続く限りこの旅路をみんなと楽しく歩いて行けたらと思います。
5.旅路
♪~あの日のことは♪で始まったかと思いきや、その次の♪~恥ずかしくって♪が出てこず顔を抑える風やんw
風:ちょっとごめんなさい。
一同:笑う
みんながざわざわする中、当たり前のようにスッと伴奏から始める風やんwかなり恥ずかしそうな表情ですwが、切り替えててえらい!
そんな様子に観客席からは手拍子が。その音はとても大きなエールのようでした。
きゅ~っと恥ずかしそうに歌っていましたが♪~あの日のことは♪から開き直ってましたね。ええやんええやんそれでええやん。
しかしまたもや悲劇が・・・
サビ前♪~優しくなれる気がした♪が思い出せずまたもや止まる歌。頭を抱えてしまいましたw
観客の皆さんの反応は暖かくちらほら歌声が聴こえてきました。これが本当の「優しさ」でしょうかw
ちなみに15日は前日のことがあったからかしっかり歌えていました。えらい!
2番A・Bメロは両日ともジェスチャー多めで歌ってくれました。
14日♪〜全てに意味はあるから♪のところで左手をCの形にしていました。
先日Instagramのストーリーに上げてくれたNewjeansの『ditto』でも左手Cにしてましたよね。
気づかれた方いるかなぁ?あのハンドサイン?個人的にすごく気になっていて。これLive中よいしょよいしょでやってるんですよ。もし知っている方がいたらぜひご教示願いますっ
最後は照れ笑いの中暗転していきましたw LIVEならではの光景でしたね!GOOD!
〜instrumental〜
円形ステージを囲むようにして立っていた壁がゆっくりと上がっていくとそこにはスタンバイしていたバンドメンバーが。
ここのinstrumentalもめっちゃかっこいいんですよね〜Yaffleさん作曲なんだろうなぁ。
次に円形ステージが下がってくると、そこにはガウンを脱いで白のシャツとズボン(多分シルクっぽい生地)に赤の袈裟をつけた風くんが!
一気に雰囲気を変え、バチバチかっこいいライトが客席を舐めながら広がるとそこからご機嫌なナンバーのスタートです!
6.damn
イントロの演奏、TAIKINGさんめちゃくちゃカッコよかったなぁ・・・
ここからはダンサーも登場。
あちらこちらの席で踊ってる方いましたね!37,000人の盛り上がりは壮観でした!
7.へでもねーよ
この曲は真正面から見れました。
そして両日とも出ましたっ!イントロ中!
風:さいたまスーパーアリーナー
なんで会場の名前呼ばれるとワー!ってなっちゃうんでしょうね?w
バチバチにカッコつけてのAメロから、
♪〜かと思いきや正反対♪でのギャップに毎回やられます。あと単純にこの歌詞好き。
この時、マイクは下から支えて持ってました。この持ち方いつからやってたっけなぁ?
個人的にですが『へでもねーよ』めちゃくちゃ難しい曲ですよね。特にサビ。♪〜へでもねーよ♪の音とり難しいなとカラオケで歌う度に痛感!音程低すぎなんです。
こちらラストもガッツリかっこつけて無事終了。
8.やば。
また雰囲気ががらりと変わり、ピンクのムービングがアリーナ席、スタンド席前方を照らします。
この時、わたしの座席とは反対側に移動して歌っていましたが、14日の座席500レベルからでも無理なく見えました。
(ただわたしは500レベルの1列目で見たので、それより後ろの席の方はステージ頭上のモニターが邪魔をして見えていなかった可能性もあります。)
表情は肉眼では全く見えませんが、身体はしっかり見えましたし、米粒サイズにも感じなかったです。
今回もサビ♪〜やば。やば。やば。やば。♪で頭を下に向けて振ってましたね。リズムとりやすいのかなー今度カラオケでやってみようw
ラスト、後奏の振りはパナスタと同じでした。左右前方に向かってマイクをトントンする振り。
こうやって文字にするとなんじゃそら?になりますが、歌終わりその振りの最後はなんだか満足そうな顔をするんですよね~
何なんそれw彼なりの何かルールがあるんだろうな~いや~かわいいかわいい←
照明が明るくなると
風:こども~こども~
客席に向かって風君が呼びかけます。
「風くーん」という元気いっぱいの声があちらこちらから聞こえてきて。そりゃ
風:かわいいかわいい
言いますわ。その後、他の年齢層にも呼びかけは続きます。
風:お年寄り~
風:若者~・・・ギャル〜
一同:笑う
風:中年~
この時の盛り上がり半端なかったですw客席のみんなかわいかったなぁ・・・力いっぱい手を振られていましたね。
15日は元気いっぱいの一部の方が声を上げてらしたので風君がちらりといさめていましたw
風:中年~ かわいいかわいい
一同:笑う
風:これまでLOVE ALL SERVE ALLの曲を歌ってきましたが、次はHELP EVER HURT NEVERの曲をやりたい思います。
9.優しさ
がっつりアレンジされてましたね。
パナスタのころから思っていたのですが、HEHNナンバーアレンジの目的は軽くすることなのかなって。
これは個人の考えなので実際は謎のままですけどね。
ただわたしは彼の曲に時々、歌詞とかメロディとか部分的なものではなく曲全体に重さを感じることがありました。
リピートできる時は延々とできるんですけど、なんか聴けないタイミングがある時がある。
これは彼の音楽を否定してるのではなく、音楽に重さを感じる経験をしたという記録だと思って聞いてほしいのですが、
たとえばパナスタで演奏された『帰ろう』のアレンジは南国調で、軽やかだった。ボサノヴァってか土地のリズムっていうか・・・
すごく俗っぽいですが「ビール飲みながら聴きたい」と思ったくらいには軽やかでしたね。これまで『帰ろう』を聴いてそう思ったことがなかったので初めての感覚に驚きました。これがアップデートなのかもしれないなと。
そしてそれが今回の『優しさ』にもありました。
あれはYaffleさんが提案したアレンジなのかな?藤井風イズムに明らかに新しい風が吹いているように感じました。
気持ちよさそうに歌っているのが印象的でしたね。
サビ前の♪〜Ah♪は両日ともよく伸びていたし、声に力強さを感じました。
15日暗転前のカメラワークは彼の左斜め下からとらえていたのですが、その角度非常に良かったですね。(マニアック)
10.さよならべいべ
今回の為に作られたであろうイントロが流れ出し、客席が「何の曲?」となっている中
風:マジで大きいところなので会場を駆け抜けたいと思います。
ニヤッと笑うとステージ下へ下がる風くん。客席は盛り上がってました。
下には数名のスタッフさんが待ち構えていて、イヤモニを付けたりと準備されてました。その様子もモニターにばっちり映っていましたね。
自転車にまたがると入場してきた道を戻り、アリーナ席とスタンド席の間にある通路を走り出しました。
この演出は少なくともこれまでの公演では見たことのなかった特別演出でした。
広い会場を走りながら1番を歌い、2番はステージでという流れだったようですが車輪に衣裳が引っかかってしまったり(生足ちらりしてました)コードをうまく超えられなかったりとまだ距離がかなり残っている中、1番歌唱終了。
風:やばい。これ爆走しないと間に合わん。
一同:笑う
ステージに戻るまで何とかバンドメンバーが音楽で繋ぎます。Yaffleさん苦笑いですw客席に「ありがとう〜」とか「ひゃ〜」とか言いながら自転車を懸命に漕ぐ風くん。個人的にツボったのは「Chao〜」でしたw
この演出、15日は結構急いでるように見えましたが、やはり時間が余ってしまいました。その時はハミングしながら繋いでステージへ。
ステージに戻るとバンドメンバーの紹介をして2番へと続きます。
両日とも2番歌唱中、ステージ上にはカメラが。カメラへのサービス満載で歌い続けます。これは円盤化期待できますね。購入を検討されている方はどうぞお楽しみに!(誰やねん)
この曲はわかりやすい振りもあるし、やっぱり盛り上がりますよね。サビ時、観客は大きく手を振っていました。
しかしポップなメロディとは裏腹に、歌詞の内容は結構シビアだと思います。
♪~さよならがあんたに捧ぐ愛の言葉♪
余談ですが年始はユーミンを聴くのがわたしの定番になっていまして、彼女の曲の中に『幸せになるために』という曲があります。
その曲はお互いの幸せのために別れることを決断した恋人たちのことを歌っているのですが、それも1つの愛のカタチだよなと納得できるんですよね。
表面的には悲しい決断もよーく目を凝らせばそれは次の幸せへのステップでしかないというこの仕組みはどんな人の人生にもあり得るんじゃないかと思いました。
(『さよならべいべ』は誰にサヨナラするのか明確には書かれていませんが何となく、上京する前の里庄町に暮らしていた自分に充てている曲なのかなと筆者は考えています。)
会場を駆け回る演出のおかげもあり、この曲も大盛り上がりでFinish!
観客もすでにあったまっているので指笛が聴こえたりWooooohoooooと口々に叫んでました。
ちなみに筆者は盛り上がる系の曲終わりは全て「Wooooohooooo」と声をあげていましたw
11.死ぬのがいいわ
さっきまでの盛り上がりは途端に静まり、曲の世界観に引き込むかのようにピアノの音が激しく響き渡ります。
それを際立たせるための真っ赤な照明の中、ピアノステージはぐるっと1周ゆっくり回りどの角度からも彼の演奏している姿を見ることができます。
この時のカメラワークよかったなぁ・・・音合わせ素晴らしかった。
暗雲立ち込めていた空に一筋の光が差したかのような優しい音色に変わると、照明は赤から白へと変化し月光のような明かりがアリーナ席をゆらゆらと回りながら照らします。
この段取りは紅白と同じですね。
サビの腰振りダンスは両日ともに妖艶でした。色気たっぷりですが不快感は感じないという…しっかり倒れるまで見届けました。
きっとこの間の紅白を見てる方は多いと思うのですが、歌い終わり前、少しずつしゃがんで横になるまでの間きっとみんなの頭には「もうすぐ
倒れるぞもうすぐだぞ…」ってカウントが始まって、倒れた瞬間に「キタ…!」って思ってるのかなと思うとニンマリしてしまう筆者なのでした。
そうそう、その倒れる時にマイクが床にぶつかるんですが日に日に大きくなってないか?と勝手に焦っております。壊れませんようにw
12.青春病
倒れたままアカペラでスタート。
ここで付けていた赤い袈裟は外され、全身白の衣裳になります。
この曲、本当にさわやかですよね。MVのイメージかもしれませんが、イメージカラーは藍だと思っています。青ではない藍。だってどどめ色だしw
ちなみに藍色は48色もあるんですって。(アンミカか)
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アースカラーに感じる包容力と同じものを感じます。
印象的だったのがモニターにYaffleさんが口パクかもだけど歌っていたのが映っていて、演奏するのが特に楽しい曲なのかもなんて思いました。
ちょいちょい映る風君の流し目がこれまた美しかったのもよく覚えています。
♪~いつかは消えゆく身であれば~♪
この時に指パッチンするんですよ。またその指が細くてきれいなんだw
野ざらしダンスも観客の皆さんほぼ一緒に踊っているように見えました。(よく考えると「野ざらし」ってパワーワードすぎw)
両日とも歌終わり、風君は直立不動のまま暗転になるのですが
15日に見せたその時の笑顔はうつくしかったなぁ。めちゃくちゃpureでした。
ここでインターバルを挟みます。
モニターにイケイケの風やんのビジュアルがw何となーくブルーノマーズ感ないか?と思いましてん。(違ったら申し訳ない)
ここのBGMはきらりのアレンジなんですが、これが爆発的にかっこいいんですよね。
正直何語で歌ってるんか全く分からないんで、多分めちゃくちゃ英語かなと思うのですがそれがめーちゃくちゃかっこいいんですよ。腰抜けましたね。
音のアクセントもかっこいいし、きらりのリミックスにこんなの入ってたっけ?と思い、聴きなおしましたが見つからず。あれ音源化してほしいな・・・
13.きらり
(15日曲スタート時、風くん左手をcの形にして観客へ向けていました。咄嗟に右手cにして返したんですが、ふと考えてみるとアレって「ハートマーク失敗ポーズ」がやりたかったのかなって・・・!w このポーズご存じですか?)
この曲を聴いてファンになった方も多いようで、彼を知らない人でもこの歌は知っているくらい認知度は高いからかやっぱり盛り上がりますね。
『優しさ』で書いた重さはこの曲には感じたことがなく、どこまでも軽やかな曲です。
その軽やかさは『何なんw』にも感じます。
この曲を作ったときに「そこまで苦しまなかった」と彼も言ってましたが、その苦しみが反映されてないからなのかな?
Yaffleさんが参加するからRimix聴けるかなと思ってましたが、スタンダードな演奏でしたね。
でもこちらの方が盛り上がりやすいんだと思います。
しっかりダンスも披露して大盛り上がりの中、両日とも最後は顔横にくっつけたピースで締めました。
14.燃えよ
『きらり』のピースをそのままに『燃えよ』のイントロがスタート。
ライティングも先程までのまさにきらりな明かりから燃えよ色に変化します。
このナンバー、両日ともにダンス欲爆発で
♪〜確かなものにはkeep hold ,on♪
までの間奏の間、キレキレで踊るダンサーとともに藤井風らしさ爆発(w)のダンスで身体が動くままに踊っていました。
上体を後ろにそらしてつま先のみでチョコチョコと走る動きは風くんぽくてめちゃめちゃかわいかったですw
客席も
♪~燃・え・よ♪のリズムに併せて手をあげてかなり盛り上がっていました。
もちろん筆者もノリノリで踊り狂いましたw
今回も後奏はショルダーキーでの演奏。もうこれもお決まりのパフォーマンスになりましたね。
歌終わり手前の音が駆け登っていくあの箇所(分かる?分かる?w)はやっぱりかっこ良かった!思いの丈爆発!絶対楽譜通りに弾けてないw でもそれがいいんです!
大盛り上がりの中、やはり暗転前の表情はにこやかでした。
13.まつり
パナスタで披露したアレンジVer.の演奏。
イントロのテクノ感強くて、初めだけ違う音楽に聴こえるのが面白いんです。
舞台が明るくなると昇降したピアノステージが回転を始めます。その上にはスタンドマイクの前でアレちゃん(まつりの振付師)の振り付けで踊る風くんが。会場も一気に手をあげて手首を回し始めます。みんな練習してきたんかな・・・?え、めちゃめちゃ可愛いんだけど!観客にまで愛を感じる筆者。エアーハグしたいのを必死に堪えて手首をぶん回しながら音に合わせて踊ります。
ここでふと気がついたのは音に合わせて動く時、風くんって左にアプローチすることが多い気がしません。どうでしょ?私の思い違いかな?w
そんなことは置いておいて・・・
ラスト♪〜なんも知ったっこっちゃない 好きにしてください♪の時の♪Ah〜がめちゃ好き。
そしてパナスタ同様、ラスト♪〜なんにせよめでたい はっ♪で手をパーにしていたのが可愛かった!
すでに会場は多幸感に包まれていました。
(ここ大事なのに、ちょっとうろ覚え・・・ニュアンスよ伝わってくれ!14日の話です。)
風: I am you ,You are me
わしらは目に見えるもんだけでは分かりにくいけど高くて深いところではわしらは同じだと思うとります。生きてれば悲しいこともあるけど起こること全てに意味があるから。わしらは1つだと思うとります。
客席:拍手
14.grace
歌う前に話した言葉にたくさんの人が拍手をして答えていました。それがすごく暖かかった。
きっとどこに行っても大概のMCは同じ内容を話しているんだと思います。福岡公演も同じでした。でも福岡公演はね、わしはこう思ってるよってニュアンスがすごく強かったんです。何かと戦っているようにわたしには見えてました。でも今回は違った。なんだか安心しているように見えたんです。
14日のこのMC終わり、彼の目が潤んで赤くなっているように見えたのはわたしだけでしょうか?
自分にとって大切なことは誰かにとってそうでないことが往々にしてあるけど、自分の大切な核のようなものに賛同して応援してくれる人がいると感じられることは本当に嬉しくなりますよね。
1人ではないと気付かされる瞬間は暖かいもので心が満たされます。そんな瞬間は人生に何度もあってその度に気付かされるんですが、もしかしたら彼にとって何回もあるその瞬間がこの時だったのかもしれないと思ったのです。
このある種の成功体験があったからか、15日のMCは自信を持って話をしていたように見えました。
始まりの♪〜grace...♪では笑顔が溢れていました。
その笑顔はexcitingなものではなく、それこそgraceに満ちているようなもので。筆者も思わず目から溢れるものがありました。
より一層美しい演奏に聴こえましたね〜そう思った人が多かったからなのか会場も聴き入っているように見えました。
両日ともに♪〜空へ飛ばした 今や無敵♪の「無敵」に力がこもってました。
観客の前で初披露したパナスタ時は、♪〜あなたはわたし わたしはあなた♪に感情がこもっていました。
あの時は作品を享受するのみだったけど、今回は非常に身内感のあるメッセージを感じました。「もう元気だから大丈夫だよ」みたいに伝えたかったのかな、なんて。
歌い終わりにダンサー紹介。
風くんが1人1人紹介していきます。どのダンサーもかっこかわいかった!みんな個性があって、cuteだった。きっとお人柄もいいんだろうな…そんな中、1番キレあるなと思ってた方はやはりシンゴさんでした!やっぱりすごい〜!
ここでダンサーのみなさんは風くんの入場と同じ道から退場されていきます。最後のダンサーが見えなくなるまで観客の皆さんはしっかり拍手を送られていて。風くんもしっかり視線を送ってました。
(筆者graceされまくっていたため冒頭のみ雰囲気で書いてますwご容赦ください!)
風:これで終わりの感じなんですが、あともう1曲やります。この曲は携帯で撮っても大丈夫です。どうか楽しんでください、ただし最後の1曲だけなんでそれが終わったら携帯を止めるようしてください、撮影を止めるようしてください…じゃ、行こうかな?1.2.3.4
15.何なんw
ぜひ筆者が撮った映像をシェアしたい!どうか見てほしい!両日とも彼もバンメンも会場も楽しくて楽しくて仕方ないって感じで本当良かったんです。
きっとこの感じは引き続いて今後の公演でも見れるんでしょうね…!
特に14日は天を仰いじゃうくらい気持ち良かったんでしょうね。ラストサビ、バラベレン終わりの♪〜何なん♪の表情は最高だった!

大きな拍手の中、歌が終わり
風:Thank you so much
graceが流れ出します。それでも拍手は止みません。
風:携帯はしもうてもろて、しもうてもろて!
風:バンドメンバーに愛ある大きな拍手を。
ここでバンドメンバーもダンサー同様退場され、ステージには風くんだけが残りました。拍手はいつの間にか大きな手拍子へと変わっていました。
最後、風くんはやっぱりピアノの周りをぐるぐると周りながら、
風:幸せになってください。幸せでいればおもろいことも楽しいこともあるから、どうか皆さん幸せでいましょう。
そして15日には「わしらはワンネスだから」と。
この時にやっと風くんが言いたかったことがそのまま出たなと感動しました。こんな風に思っていることをそのままの言葉で伝えたのはこれまで会場に足を運んで愛を届けた観客の皆さんのおかげなのだと、その積み重ねでこの光景を見ることができたのだと思い、感謝と共に嬉しくなりました。
これからも人生生きていれば色々あると思います。時には悲しいこともあるでしょう、でも幸せでいたいと願っていいのだとわたしも彼と同じように思うのです。
藤井風がこの先どんな風に活動していくのか未来はまだ決まってはいませんが、わたしはわたしを幸せにするために彼を応援し続けたいと思います。
そしてわたしも自分の行動が誰かがいい気分でいられるきっかけや手助けになれたらと思うのです。
彼の言葉を借りてしまいましたw
長々とした読み物でしたが、いかがでしたでしょうか?
雰囲気伝わったでしょうか?伝わってたら嬉しいな。
最後まで読んでくださいました皆様、心からありがとうございましたっ
幕