茶番(仮) #3
「本日の新規感染者数は~」
「このウイルスはとても脅威であり~」
テレビをみるとどこも同じ話題。
ただどこも演出だけで、どこがどう怖いのか?何が問題なのか?
全く伝わってこない。
こんな状態が三か月も続くとさすがに違和感が気持ち悪さを引き連れてつきまとう。
そこを逃さず突き詰めるのか?他人に判断をゆだねるのか?そこがわかれめだったのかもしれない。
この❝本質おじさん❞の発言はその違和感とも言える本質を常に問うものであった。
「マスク一枚でウイルスは防げるのか?」
「何のための自粛なのか?」
「どれくらいこの病は脅威なのか?」
「あ、あの~すみません。選挙中ですか?」
なにを聞きたくて何を話したのかは正直よく覚えていない。
ただ、彼(本質おじさん)と数分間会話ができた。そこでわかったのはやはりこの騒動はやはり❝茶番❞であること,裏でなにやら❝大きな力❞が働いているということだった。
そして今回の選挙は発言の影響もあり厳しい情勢であるという。。
そこで、自分はこの本質おじさんを支えながらこの世界の真実を探ろうと決めた。
まったくの素人の自分に何ができるであろうか?
まずは知ることからだ。
歴史,経済などから世界の裏側を知った。
わかったのは
人々の生活を激変させるようなキャンペーンは歴史上なんども行われているということ。
この騒動もその流れの一環であること。
その裏で人々をコントロールしようとする輩と騒動に乗っかって儲けようとする連中の存在。
逆らうものは暗殺もいとわないピラミッドの支配構造。
その中でお金という本来存在してないパワーがカギを握っていること。
応援もむなしく、本質おじさんの再選は叶わなかった。
事実上の失脚である。
選挙中もとにかくどの党からもネガキャンが多く、政策どころの話ではなかった。
なかには発言を部分部分で切り取り、あたかも本人が言っているような動画まで出回った。
「今回は予想以上に厳しい戦いだった。」
彼は選挙後、自身のチャンネルでそう語った。
「これからも何が正しいかではなく、常に本質と向き合って、なんらかの形でこの世の中に声を届けていきたい。」
何かをあきらめるでも悟るでもなく、彼の顔は意外にもスッキリしていたように見えた。
その頃、巷ではある動画チャンネルが話題になっていた。
「やつらの悪事、全部ぶちまけま~す!おめーら、覚悟しとけよ!!」
~つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?