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マンガ「nasu 0/1」を初めて読まれる皆さまへ

こんにちは。那須塩原駅周辺まちづくりのプロモーション企画を進行しているプロデューサーの真田です。この度、このnoteの場をお借りして、どのような経緯でこの企画を考えてきたのか、コラムにして皆さんにご紹介します。

今回「この地域に愛着を持つ人を一人でも多く増やす」というテーマに対し、打ち手としてマンガを活用したプロモーション活動を企画いたしました。

マンガを書いていただく方については、上記のようなテーマのマンガをすでに書いている方を起用したいと考え、静岡県南伊豆町で地域おこし協力隊として活動した後、移住し、地域に愛着を持つ人を内外に生み出すことに挑戦したご自身の経験をマンガに描き下ろした作品「ローカル×ローカル」の作者イッテツさんに相談し、プロジェクトに参加いただけることとなりました。那須塩原駅周辺での活動を、マンガを通して読みやすい物語に書きおこしてもらうことにしています。
イッテツさんはゲストハウスの起業にむけて黒磯にも視察にきたという繋がりもあります。

ローカル×ローカル

このマンガ「ローカル×ローカル」は、様々な人に共感が生まれるように実際にあった出来事を物語的に演出し、登場人物名や地名などに一部変更を加え、フィクションとして描かれているマンガです。

一部フィクションとして描かれているにもかかわらず、登場人物の頑張りや次々に起こる出来事の描写に、見も知らぬ縁もゆかりもない伊豆半島の最南端の地域へ思いをはせる人が現れ、地域への共感が生まれるなどの関係人口の卵がインターネットを通じて生み出されました。いまではイッテツさんの活動をきっかけに移住者も増えています。このような現象を那須塩原駅周辺でも起こしたいと考えています。

今回連載をスタートした「nasu/01」は、上記で紹介したマンガ「ローカル×ローカル」と同じく、実際にあった出来事を固有名詞の変更や、物語的な演出を行って発表するフィクション作品です。

現在、ホラー小説やホラー映画を中心に、フィクションを前提にしながら事実(ドキュメンタリー)であるかのように見せる『フェイク・ドキュメンタリー』というジャンル作品が流行しています。(映画化もしたベストセラー『変な家』(2024)がその筆頭。古くは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)などが該当)今回の作品も、事実(ドキュメンタリー)を前提にしながらもフィクションとして演出することでエンターテインメント性を高め、より広く多くの層へ“届く”作品を予定しています。ホラー作品では無く、ましてシティプロモーションにおける『フェイク・ドキュメンタリー』作品は、現状とても珍しく、そして実験的な作品になります。

わたしたちが行う那須塩原駅周辺まちづくりの取り組みを、このマンガを通して感じていただき、駅周辺がこうあってほしいという思いがある方の応援をお待ちしています。こちらのWEBや各種SNSでの発信をぜひ見てください。

プロデューサー 種村真司こと真田武幸