推しとの出会いは、串カツ田中

ムードもへったくれもない出会い。
いや、串カツ田中は全然悪くない。むしろ、ありがとうしかない。あの串カツ田中に私は、一生感謝した方が私はいい。それなのにあれ以来一回も行ってない(ごめん、そろそろ行くね)

あの日、どうしても揚げ物とビールが飲みたかった私は、夫に揚げ物が食べたいと言った。おでかけ大好きな夫は色々提案してくれたけど、近くでいいと言い返して(これが結果的に大正解)串カツ田中になったんだと思う。そもそも串カツ田中ユーザーなのかと言えば、そんなことは全然なくて、2回くらい行ったかどうかくらいだったのになぜか串カツ田中。
そんな感じで行った串カツ田中のお座敷でちょうど流れていたのが、キンプる。の2時間スペシャルだった。そう、2023年5月20日に放送されたあれです。
流れてはいたけど、最初はそんなにちゃんと見ていたわけではなくて(なにせ食べるのに忙しいので)お腹も満たされて、のんびりし始めた頃に流れていたのが水上相撲だった。
え、おもしろ…
なにこの子、おもしろ
負けてしゅんってしちゃってるじゃん
あ、よく見たらごりぞうだ(後述します…ごめんごめんごめん)
そのままなんとなく見続けて、家に帰ってからも続きを見た。
しょおさんのしかけ花火がみょーんってなったのをすかさず「るだよな!るに見えたよ!」みたいな感じでフォローをいれたのを見て、めっちゃいい子だな…ごりぞう(だからごめん)と思っていた。
当時の私は、これからというところで3人が脱退するということくらいしか知らなかった。とはいえ、当時相当話題になっていたので(渋谷に人大集合とか)これが冠番組最後なんだな、どんな番組でも最終回って悲しいよね…なんて思いながら最後まで見てしまった。
あとこんなにこの5人仲良しなのになんでバラバラになっちゃうんだろ?とは思った。どう見ても仲良しで、けんか別れするようには全く見えなかった。
キンプる。最終回に感動したけど、ここで岸くん岸くん岸くんきしきゅん!となったわけではなく、その日はそれでおわり。
ただ、よほど思うことがあったのか5月22日にツイートしていた私。今とのテンションの違いに笑える。

我が家はいつもTHE TIMEを見ているんですが(安住さんが好きなので)ずいぶんキンプリのことやってるなぁと思ってはいた。いま思えば絶対ティアラいるよね?スタッフ(曲のチョイスがティアラすぎる、最高)
5月23日の放送でも5月22日が終わる瞬間のティアラに密着していて、その様子を見て数年前の古からの推したちのその日のことを思い出して、胸が押しつぶされそうになっていた。
そのこととキンプる。以来どうにもこうにも岸くんが気になってしまい、ちょこちょこ検索した結果、venue101という番組に最後生出演してすごくよかったとということがわかった。

その日の夜、NHK+で見た。venue101を。
びっくりした。鉄腕DASHでなんか頑張ってるなぁくらいに思ってたごりぞうがとんでもなく歌がうまかった。歌えなくなった仲間のフォローに入るのに最後自分が歌えなくなって、謝って後ろを向いちゃうような人だった。
雷に打たれた衝撃とはこのことを言うんだなぁ、違ったら何を言うのよ?って思うくらい衝撃だった。語彙力なくてごめん。でも、ほんとそう。
その日から延々とvenue101を繰り返す日々が始まった。その反面、ここでキンプリにハマるなんてお先真っ暗すぎる。私がめちゃくちゃ気になってしまったKing & Princeの岸優太さんは、もうKing & Princeの岸優太さんではない。しかも、事務所をやめることまで発表されている。泥沼にもほどがある。あの事務所をやめるとどうなるかなんて痛いくらい知ってる。だから絶対ハマっちゃだめな人だった。おまけに私は、古からの推しSMAPがあんなことになり、2度とJには近寄らないと決めていた。決めていたのにvenueを見るのをやめられなかった。
ご存知のとおり、NHK+は1週間限定なのでこのままだと見れなくなってしまうのも時間の問題だった。歌う岸くんが見たくて仕方ない私は、これ以上見たらだめだだめだだめだと思いつつ、YouTubeに手を出してしまった。そしたら、シンデレラガール2023があった。おおお、これじゃん!venueでも歌ってた!(そもそも私もシンデレラガールは知ってた)
それでもまだ抵抗していた私は決して岸くんが好きなわけではなくシンデレラガールが好きなだけで他は見ないという妙な意地を張っていた。いま思えば、無駄な抵抗もいいところ(早く認めちゃえよ)
5月27日早朝、その時は突然やってきた。
相変わらず、YouTubeでシンデレラガール2023だけを再生して終わるなり戻すを繰り返すストイックな毎日を送っていたのに、キッチンでオレンジの薄皮も剥いたうえでタッパーに詰めるという(お弁当のデザート)ミッションをこなしていたので手はびしょびしょ。さすがにタブレットに触るのが憚られる…どうしよ、と思っていた時に流れてきたのが恋降る月夜に君を想うだった。
あー次始まっちゃったよ、と思った瞬間に流れてきたのが冒頭の岸くんのソロだった。

僕らは運命に 少し甘え過ぎかな

あああああああ、もうだめだ
岸くん好きです
めちゃくちゃ好きです
あなたの声が、歌い方が、ぜんぶすきです

そんなわけで、串カツ田中で出会った岸くんに早朝のキッチンでとどめを刺された。
そこからはもうなにせ長くオタクをやっているので、早かった。買えるものは買って、手に入らない初回限定版などはしかるべきところでもにょもにょした。
聞くたびに岸くんの歌声に打ちのめされて、なんでこの歌声に気付かないまま生きてきたんだよ…とヨギボーの上でのたうち回る日々。
うれしい誤算は、岸くんの人柄まで最高なことだった。歌から誰かのファンになったことがなくて、そもそも岸くんって何歳でどんな人なのかもわからなかった。
ただ、今まで見てたDASHやキンプる。やvenueを見る感じ、まちがいなくいい人でちょっと天然なんだろうとは思っていたけど、いい人レベルがちょっと見たことないレベルで周りからめちゃくちゃ愛されていて、ちょっとじゃ済まない天然ちゃんだった。
おまけにお顔も天才だった。よく見たらしぬほどお顔が天才。スタイルもよくて、手がめちゃくちゃきれい。非の打ち所がない人だった。
その流れでしょおさんも神くんもれんれんもかいかいもあっという間に大好きになった。好きになればなるほどこのタイミングでハマったことが残念だったし、Number_iが待ってるなんて思わなかったから不安だらけではあったけど、その日から私の岸くん沼生活が始まった。

一年前の私へ
いまめちゃくちゃしあわせだからね!
今日なんて、ついにミニアルバムでたからね!
最高すぎて寝不足だからね!
ファン1年目たのしかったね、2年目も絶対たのしいよ!
岸くんに出会えてよかったね!


最後にごりぞう…
鉄腕DASHをずっとずっと見ていたので、ある時から岸くんが参加するようになった時になんだこの子?と思った。そして、おさるっぽい見た目からごりぞうと呼んでたんですよ…ゴリラはしょおさんだわ!なんて今なら言うけど、いやそういうことではなくて、ごめんね?というお話でした。
鉄腕DASHから運命の日までごりぞうで通じてしまっていた我が家。ごめんごめんごめんごめん。
正しくは、私が実は岸くんが…とカミングアウトする8月頭までそれで流通してしまっていたのだけど、そこはまぁまぁまぁ。ほんとごめん。

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