もりの都は歩けない
仙台旅行に行った話
社会人というのは思った通りに忙しい
行きたいと思った場所へはその時その時行っておかないと、次はいつになるかわからない
まして東北は遠い
勢いで行ってしまわないといけない
1日目
仙台は本当に寒い
寒すぎて泣いちゃった
皆様も防寒は十二分に
空港に着いたらまずやるべきは、仙台まるごとパスを買うこと
二日間地下鉄、バス、JRが大体乗り放題で気兼ねなく公共交通を使えるし、各所で使えるクーポン付き
これは職場の楽天ファンの先輩に教えてもらった、やはり持つべきは楽天ファンの先輩
仙台城跡へ
仙台ってあんまり城下町っぽくない
金沢、姫路のように城から真っ直ぐ伸びる大路はなくて、城エリアと町が分離してる感じ(ホントは違うだろうけど)
城跡は山の上にあることは知っていたが、この山が思ってたよりもキツイ
頂上で天守が待ってくれてるわけでもないので諦めたくなるが、最寄駅からも既に結構歩いているので今更やめられない
上からの景色は晴れていればなお良かったが悪くなかった
想定外の山登りで疲れ切ってしまったので、ずんだシェイクを飲みながら一休み
…と思ったがそのままどこにも行かずに1日目を終えた
ジジイすぎる
宮城は観光地がまばらに散っていて、仙台駅周辺はあまり見るものがない
(仙台城跡でも近い方)
車の運転に不安がなければ車をお勧めする
私は大いに不安があるので断念した
2日目
松島へ
松島は思ったより近い
勝手なイメージで天橋立くらい遠いと思っていたが、仙台から20分程で行ける
と思っていたら乗る電車を間違えた
目的地は「松島」ではなく「松島海岸」だったらしい
人1人いない道を20分歩く羽目になったので暇潰しに「さんぽ神」で遊ぶことにした
説明は省くがさんぽ神の指示に従えばよい
やや歩いて見つけた
円通院
なんやかんや到着したのでまずは紅葉狩り
ベストシーズンでした
京都を思い出すね
遊覧船
今日のメイン
正直いえば「松島の景色」と言うものを私は知らなかった
波に削られた無数の小島の間を抜けていく様は今までの経験にない新しさがあった
ひっきりなしに「右(左)手をご覧ください」のガイドが流れて忙しないのは面白かった
松島離宮
伝統的な建築を期待していったが、完全に人工的なデートスポットだった
カップルで行く分には好きにしたらいい
松島、日本三景としてしか認識してなかったけど、紅葉、海、食とバランスよく楽しめて流石の実力だった。
一番町周辺(仙台)
松島を堪能したので次は仙台駅近くを散策
駅前はアパレルブランドが並んでいて、仙台における立ち位置が想像できる
せっかくなのでマフラーを買ったが、これが旅行中最高の買い物だった
牛タン
夕食は牛タン
昨日の夕食も牛タン
他のものでも良かったが悔いはない
「伊達の牛タン」と「閣」を食べ比べたが、また行きたいのは「閣」かな
どちらもタンの歯応えが最高だった
この世で完成した料理だと言えるのは牛タン定食だけだと思ってる
あのシンプルな組み合わせを考えた偉大な先人に天国で会いたい
3日目
秋保温泉へ
電車とバスで40分程
不勉強なので秋保温泉のことは知らなかったが、行ってみると非常に良かった
城崎や道後が温泉、酒、遊戯、風俗等の組み合わせからなる社会人向け総合リラクゼーション施設なのに対し、秋保は温泉が湧くから温泉街になったという素朴さを感じる
寒空の中入る湯は明日からの仕事に向けていい息抜きになった
仙台万華鏡美術館
結論からいえばすごく面白かった
私は旅前に行先を碌に決めず、何かしら体験の予約とかもしないので、しばしば時間を持て余す
そんなとき地元の美術館に入ったりするわけだが、これが当たる時も外れる時もある
今回は当たりだった
万華鏡がここまで美術的に広がりのあるものだと知ることができたし、万華鏡にここまで心血注ぐ人達がいることに驚いた
なんなら帰る時に万華鏡を買うかちょっと検討したくらいだ
思わぬところで自分の見識が広がること程楽しいことはない
終わりに
宮城は大変良かった
特に良かったのは牛タン、遊覧船、秋保温泉
次回は温泉に泊まって周辺を散策するのもいいかもしれない
車でないと行けない絶景スポットがいくつかあったのと、はらこ飯が食べられなかったのが惜しかった
予定をしっかり組むなら1泊が丁度いいと思う