読書感想:孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術
こんばんは、コロナ対策で家にいるので、昔買って読み切れていない本を最近読んでます。ただ読書するだけじゃつまらないので、noteに要約と感想を書いていこうと思います。
今回ご紹介するのはソフトバンクで元社長室長をやっていた三木雄信さんのこちらの著書。「孫社長のむちゃぶりとかやべぇんだろうな、、」そう思い書店で手に取って読んでみました。(以下ネタバレ含みます)
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最初は「孫社長のむちゃぶり知りてぇ」という興味で手に取った本ですが、主な内容はPDCAサイクルの回し方でした(そりゃそーだ)
三木さんがソフトバンク時代に実施していたPDCAを説明しており、概要だけまとめると以下の感じです。
Plan ・・ 大きな計画を作り、それを1日ごとの数値目標にブレイクダウンする
Do ・・ 施策は1つだけでなく、同時に複数施策を試してみる。
Check ・・ ①多変量解析②T字勘定を用いて数値的に振り返り
Action ・・複数の施策で1番いいものを磨いていく。ただ、1つの施策に集中するのではなく、他の施策も少し取り入れておき、いつでも入れ替えられるようにする。
個人的には「Do」を1つだけでなく、複数のDoを同時並行で進める、というところが面白かったですね。
この本はメイントピックはPDCAについての紹介なのですが、最後の章(第6章:「人の力」を借りてもっと速くなる)で、実際に孫社長が新しいことを始めるときには個人の力ではなく、他の人の力をたくさん借りていることが書かれています。個人的には、ここが最も大事な部分なのではないかと思いました。
本のタイトルでは個人のスキルアップについて述べています。もちろん、個人のスキルを上げていくことはとても大事ですが、仕事は個人戦ではなく、チームで結果を出していくものだと思っています。
孫社長は新しいこと始めるときに必ず人の力を借りるとのこと(本著では、マウンテンガイド理論と言っていました。)
人の力を借りるために孫社長は以下の3点に気を付けているように見受けられました。
・相手の肩書・キャリア・年齢を問わず、素直に耳を傾ける
・こだわりを捨ててフラットに評価する
・時に自分を戒め、自分も間違えることがあるという姿勢を持つ
そして、その根本にあるのは「何をしてでも結果を残す」というメンタリティがあるのではないかと感じました。
孫社長はどんな無茶ぶりをしているんだろう、、から入ったこの本でしたが、仕事で結果を出すには個人のスキルアップだけでは難しく、いかに周りを巻き込めるかが重要であるということを改めて学べた気がします。