高速バスに乗って
今、高速バスに乗ってこれを書いている。
私は月に4回は高速バスに乗っている。
特急や新幹線を使わずに、高速バスを使う理由としては、
まず「とにかく安い」ということ。
特急や新幹線を使うとかかる交通費を、およそ半分に節約できる。
典型的な貧困OLの私からしたら、これはとてもありがたいことだ。
次に「充電ができる」こと。
ケータイの充電をしながら移動できるのはとてもありがたい。
新幹線も特急も、充電出来ないものもあるが、今の高速バスは殆どが充電出来る。
そして「ゆっくりと自分の時間を過ごせる」こと。
バスに乗る時間は長いので、眠ったり本を読んだり、こうしてnoteを更新したりできる。
ただ座るだけの時間というのは、なかなか貴重だ。
もちろん悪い点もある。
とにかく時間がかかるので、お尻が痛くなってくる。
また、最近の高速バスは「ケータイ乗車券」なるものがあって、乗り降りの際にスマートフォンの提示を求められる。
乗車の際にスマートフォンの充電が切れそうになるとすごく焦るのだ。
さっきがそうだった。
残り1%。
バスが来るまではあと30分もある。
どう考えてももたない。
とりあえず機内モードにして、乗るバスの前の運転手に近づいた。
「ケータイ乗車券で乗りたいんですけど、スマートフォンの充電が切れそうなんです。乗れますか?」
「あ〜…席がどこかは分かりますか?」
「分かりません…でも、自分の名前は言えます!」
運転手さん苦笑い。
しまった。自分の名前が言えない25歳なんているか。
「名前を言ってもらえば乗れますよ。バスの中で充電してもらって、降りるときに乗車券を見せてください。」
それでも、にこやかに答えてくださった運転手さんありがとう。
ということで、スマートフォンの充電は切れたが、名前を言ったら乗せてもらえて今に至る。
スマートフォンは今、バスの中で充電されて続けている。
今日はこのあと、少し眠ったあと、読みたかった本を読むつもりだ。