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発達障害の原因は夫の遺伝!?私の本音と私が取るべき行動とは

なす好きの母が、明太子好きの娘のことを綴った記録。
今日もご覧いただきありがとうございます。


「娘さんは発達障害(ADHD)かもしれません。」

突然の宣告を受け、

”何でこの子が!?”

と原因を追求したくなった。

原因を排除できるものなら取り除いてあげたいし、治る可能性があるなら信じたい!
それが親心というものではないだろうか、、

だけど「遺伝」という現象に、人は太刀打ちできない。
私たちが人間であり生物である限り、覆すことのできない事柄なのだ。

ただ、自分の特性が遺伝したのか、配偶者の特性が遺伝したのかによって、ことは大きく変わるだろう・・・。


結論から先にいうと、我が家の場合、夫の特性が娘に遺伝している確率が高い。(断定しないのは、検査を受けていないから)


検査もしていないのに、どのように夫の特性がわかったのか、このようなことが言えるのか、ここでは話を進めていきたい。

しかし、どの立場からみるかによって捉え方が違ったり、私の醜い感情が出たりとセンシティブな内容になりそうなため、一個人のブログとして読んでいただけると幸いです。


娘の発達障害は夫の遺伝!?


医師にADHDかもしれないと告げられたその日。
ADHDについて調べていると、サジェストに「発達障害 原因」「発達障害 遺伝」という文字が現れた・・・

クリックするとそこには、AIが次のように解説している。(一部抜粋)


・発達障害の原因は、現時点では十分に解明されていませんが、生まれつきの脳機能の障害が原因であるとされています。

・発達障害は遺伝と環境要因が複雑に絡み合って発症していると考えられており、遺伝が必ずしも原因となるわけではありませんが、否定もできません。


育て方や家庭環境、夫婦の仲も影響しているのかもしれないが、発達障害は先天的な要素が大きく、これらが大元になっているのではないと知って少しホッとする。

というのも、私と夫はよく夫婦喧嘩をしていた時期がある。
イラッとすると衝動的な言動に出る夫と、自分の言い分を曲げられずに引けない私。

少しのすれ違いがとんでもなく大きなケンカとなり、子どもたちにはイヤな思いをたくさんさせてきた。

それが、控えめで自己主張をしない娘の性格形成に影響を与えたのではと、反省することも多かったし、現に爪かみが止まらないことから祖父母には夫婦仲を指摘され続けてきた。

しかし、発達障害に関しては違うとAIが言っている。
先天的なものなら、どうしようもない。
自分の育て方や環境が原因でないことは、私にとっては嬉しい報告。

また正直なことをいえば、自分の特性が遺伝したのではないという余裕さえある。(私のコンプレックスが遺伝していることは他にあるのだが、、)

もしかすると、家庭によれば遺伝に原因があるとわかり、相手を責めることだってあるだろう。
ケンカの火種になることだって大いにありえる。(数年前なら間違いなくなっていた)

だけどこの時の私は、遺伝に対しても、夫に対しても、ニュートラルな心境だったのだ。

もしかすると俺、発達障害かもしれない・・・


「もしかすると俺、発達障害かもしれない・・・」

ある時、夫は言った。

子どもに対して、夫婦喧嘩がもたらすマイナス面は理解しているつもりだし、その記憶を払拭するため、今もできるだけ努力はしているつもりだ。

だが夫婦関係という観点でみると、私たちはとことん本音で話し合うため、すべてではないがコアな部分をさらけ出していると思う。

そこで出たのが、夫の言葉だ。

ネットで発達障害に関する情報を調べてみると、「ADHD衝動性」「ADHD注意欠如」に当てはまる項目がずらりと並ぶ。

きちんと検査をしていない人に、ネットの情報だけで判断することが決してよくないことは重々承知している。
だがここは、気安い夫婦間の話として聞いて欲しい。

これまでケンカの元となってきた夫の言動は、これで証明されるのだ。
夫がそのような自分を受け入れるとともに、私はこれが夫なのだと夫を受け入れた。(それから夫の行動に余裕を持って対処できるようになった)

そんな中、娘のADHDが判明した。
私が夫に医師からの診断結果を報告した時、薄い反応しか返ってこなかった裏にはこのようなこともあったのだ。

だからといって、夫はショックを受けているのでも自分を責めているのでもない。

「やっぱり俺達は似てるんだ!」

と笑う余裕さえあった。

母親は「私のせいだ」と思い込むことがあるが、父親は「誰のせい」より客観的に理詰めで考える傾向があります。

発達障害大全 黒坂真由子

※この本を読んでいたおかげで、父親の反応は予習済みだったため、男と女の違いにモヤることなかった(笑)

夫は娘の生きる指針


医師に夫と娘が似ていることを話した時、医師はこう言った。

医師:それはいいですね。
お父さんもこれまで何か困ることがあったでしょう。そのような時、どうやって乗り越えてきたのか聞いてみるといいですよ。
きっと参考になります!
また自営業をされているということなので、娘さんの今後の進路や就職にも役立つ情報がありそうです。

確かに、性格も行動もよく似た二人。
先を行く夫に話を聞くことで、娘の人生は切り開けるかもしれない。
似ているからこそ、親が一番の理解者になってあげられる。

医師の前向きな言葉は、私たち家族の背中をグッと前に押してくれた。

ありのままの家族を受け入れる


うちの場合、夫が自分の特性を受け入れてくれているから、何かとやりやすい。
「俺もそうだった~」
と、娘の行動と過去の記憶をよくリンクさせている。

これがもし、私に心当たりがあっても夫にない場合、夫婦での話し合いもままならなかっただろう。
だれとも悩みや会話を共有できないほど、子育てで大変なことはない。

もしかすると、発達障害の原因が遺伝であるという事実より、配偶者と悩みや意見を共有できないことのほうがツライことなのかもしれない。

そう考えると、自分を受け入れている夫には感謝すら憶える。

遺伝に抗う必要は何もない。
ただ、事実を受け入れる。

自分たちに起こることには、きっと意味がある。
私たちは一つずつ乗り越えることで、家族の絆を強くすることができるだろう。

これからも私は遺伝だからと諦めず、娘に合った対処法を考える。
ただ、それだけ!





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