「シャドバの議論」論
まえがき
本記事はToby様(@toby_24ss)主催の『シャドバアドカレ2022』の参加記事となっています。
昼の部→https://adventar.org/calendars/8273
夜の部→https://adventar.org/calendars/8257
はじめましての方ははじめまして。
なすちゃ。と申します。
シャドバはチーム単位でのBo9やJCGの複数人でチームを組むフォーマットなど、2人以上で戦うステージは多々ありますが、最終的には1vs1で競う競技です。
シャドバを競技として楽しむようになってから2年が経ちますが、自分の実力不足によって負けた試合は実力によって勝った試合よりも多いほどにあります。
一方で、個人競技とはいえど実力を上げる過程で他者との関わりが重要であることは疑いようのない事実でもあります。
特にチームや窓に所属していると構築や択の検討など議論が活発に行われるのを毎日のように目にします。
実際に議論をすることは一人で考えるよりも早く正解にたどり着ける可能性が上がったり、自分とは違った視点で物事をとらえることに繋がると僕は考えています。
でも…
意見のぶつかり合いってちょっと怖くないですか…?
特にテキスト上の会話は感情を読みとれないためどうしても無機質に感じ取れてしまい怖さを加速させていると思います。
今回は”できるだけ”議論を怖くさせないために、そして円滑にするために自分の考えを提案として皆さんに示すことができればと思いこのテーマで記事を作成しました。
それではよろしくお願いします。
議論の大原則
まず初めにシャドバの議論を行う以前に大事にした方が良いのではないかと思っていることを書いていきます。
書いていく、と言っても言いたいのはたった一つです。
それは
”原則、議論に参加している人全員は対等である”
ということです。
シャドバが競技である以上、「(議論相手)は自分より上手い」や「自分には(議論相手)よりこのデッキに対しての知識がある」といった認識があるかもしれません。
しかしその技術や知識の面の差は意見の説得性を持たせることにのみ使われ、決して上下関係を表す指標にはなりません。
ですから相手よりランクが高かったり実績があることは高圧的に発言をする理由にはなりませんし、逆に相手よりランクが低かったり実績を残せていなかったとしても自分が思うことを言わずにいなければいけないということはないのです。
ここで気をつけなければならないのが、「『対等である=馴れ馴れしく接する』ではない」ということです。
どんな相手と議論することになっても相手へのリスペクトを忘れないのが議論が平和かつ円滑に進むポイントだと僕は思います。
質問上手になる
議論は質問と回答の連続で成り立っていると言っても過言ではありません。
なのでこの流れを上手にすれば大抵の議論は円滑に進められるのです。
まず質問において重要なのは
"できるだけ具体的な質問をする”
ということです。
シンプルイズベストなんて言葉がありますが、質問はシンプルだと様々な質問の意図を想像できてしまい高圧的に見えてしまう危険性があります。
分かりやすくするためにふたつ例を挙げます
当然感じ方は人によると思いますが、聞いていることは大まかに同じですが前者より後者の方が質問の意図がはっきりしていて比較的やわらかい印象を与えるかと思います。(上に貼った物は質問というより提案でしたが…)
シンプルな質問によって感じ取れてしまう高圧的な態度は議論の場において必要のないストレスを与える結果につながる恐れがあります。
それは質問者本人がその気でなかったとしても受け取り手次第では起こりうることではあるのでできるだけ気を付けるに越したことはありません。
質問にはできるだけ聞きたいことの理由も示すことが大事なのではないでしょうか。
そしてもちろん回答側にも気を付けるべきことがあります。
回答上手にもなろう
質問に対して回答をする場合、こちらもシンプルにしすぎると高圧的に見られてしまう恐れがあります。
そのため回答も具体的であることに越したことはありません。
回答を具体的にすることで、質問側の新しい疑問も具体の中に含まれる可能性が高まるので「余計な質問が増えない」といういいこともあります。
そして回答側にはさらに気をつけなければならないことがあります。
それは
”質問を質問で返さない”ということです。
もう一度先ほどの例を使います。
これに対して綾鷹さんが「なんで入れた方が良いんですか?」と返したとしましょう。
この時点で第三者の視点では「あれ…なんかピリついてない…?」と感じてしまうと僕は考えます。
一つ投げかけられた質問に対して一回答えずにもう一つ疑問を生んでしまうと、解決していない疑問が2つに増えてしまい議論がこじれたり結論への遠回りになる原因になりかねません。
このこじれや遠回りも議論の場のストレスの一つであるので雰囲気が悪く見えてしまうのです。
ただ、質問を質問で返す心理として「そもそも質問の意味がわからない」というパターンもあります。
そういった場合は先ほどの「質問を具体的にする」の手法を使い、わからなかったことを伝えた上で質問するのがベストなのではないでしょうか。
助言を目指す
シャドバをしていると当然ミスは出るものでミスに対しての指摘や助言という形で議論が発生する場合もあります。
指摘はどうしても指摘される側に対しての否定をベースに話が進んでいくのでストレスがかかりやすくなってしまいます。
このストレスは議論の場において雰囲気が悪くなる原因となるものです。
とはいえ、ミスを改善するという部分は競技をする上で重要となります。
それらの懸念点を解消するには「指摘」を「助言」に昇華させることが近道なのではないでしょうか。
その昇華に必要なのは
追い打ちをしない
代替案を示す
の2つだと僕は考えました。
追い打ちをしない
「あなたは間違っていた」ということを短い時間で2回以上いう必要はほとんどありません。
なぜなら重要なのは「間違っていた」という事実ではなく、「次に間違えないこと」であることが多いからです。
代替案を示す
そして間違えていたものをより良くするためにそのミスに対する代替案を示すことが重要となります。
ただ間違いの指摘だけでは、指摘する側の自己満足でしかありません。
代替案を示しながら話すことで「それは間違いだ」という否定がベースとなった意見ではなく、「こうすればよくなる」といった肯定がベースとなった議論にすることが出来ると思います。
まとめ
長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
ここまでの話をまとめると
議論をする人全員は対等
具体的に質問をする
質問を質問で返さない
間違えに対し追い打ちをしない
代替案を示す
となります。
議論はシャドバを競技でやるにおいては外せないものであり、今後も議論を重ねていくことになると思うので今回書いたことを参考にしていただけると幸いです。
ところで…
僕の所属するRiVが12/23に結成二周年を迎えるということで、記念大会が開催されます!
有名プレイヤーも多数参加する(予定)との噂なので興味ある方は是非参加を検討してください!
これだけ覚えてくれれば十分です!!
では!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?