見出し画像

オフラインRAGE冒険譚 ORS編

一日目

スピリチュアル

SULの結果がよかったため、2BYEをもって挑む今RAGE。
僕には勝つ自信が微塵もなかった。

しかしない自信とは裏腹に、少なくともDay2には進出したいという気持ちもある。


というわけで前日はお参りをしてきました。

スピリチュアルを甘く見てはいけない。

勝てるイメージがない時こそ、自分以外の意思をもってなにかを決定するほうが楽なのだ。


例えばおみくじ。

運勢とは「命運の勢い」であり、運を確定させるものではない。ゆえにどんな運勢でも好意的な解釈をもってすれば意思の決定に役立つ。

今回引いたおみくじは「末吉」だったので、「当日は運の部分はあまり期待せずリスクを負わないプレイをするように心がける」みたいな考え方ができる。

運勢だけでなく下のほうにかいてあるお告げ的な部分も意思決定に当然役に立つ。

今回のおみくじには”引っ越し”の項目に「焦るな。機を待て。」と書いてあったので直前に持ち込みを急に変えるのはやめようと考えることができた。


という感じで多少無理やりでも解釈次第では困っている部分をある程度解決(?)できるわけだ。


もちろんそれが”正しいかどうか”は別としてだが。


なんかEoPのときも姓名判断云々の話をしたし、なんかそういう人みたいで嫌だな…

僕がやってるのはあくまで自分以外の意思をプレイやデッキ選択、構築に落とし込むということであって、スピリチュアルに傾倒しているわけではないというのは肝に銘じてほしい。


3回戦

持っていた2BYEを活かし、自分の対戦が始まるまで同じ大学のメンバー(当然同じBYEの数をもっている)と談笑したり二部なのになぜか朝から会場をふらふらしている知り合いとお話ししたりできたのち3回戦からスタート。

当然相手も2連勝でここまで上がってきているため油断は禁物である。


卓につき挨拶をする。
相手は2戦とも戦ってきているんだろうな。と初戦である僕は緊張しながら始まりの合図を待っていた。

すると感じる違和感。
対戦相手のスマホが僕から画面が丸見えな位置に表向きで置かれていた。

そこにはマーズのスキンとデッキ名には「連携ロイヤル」。


ほう財宝抜き連携ですか、なんて思いつつ偶然見えてしまったとはいえどこか罪悪感を感じたので、視線を足元に落とした。
そして「連携ロイって書いてあるわ」とチームの個人チャンネルに書き込む。


少し経ってまた視線を上げると驚くことに対戦相手のスマホは同じ位置にあった。


そして再び違和感。


なんというか対戦相手がスンとしている気がする。
うまく言えないが”わざとらしい”。

そもそも、大会使用デッキのページで固定するだろうか?
当然罪悪感から視線を落としてから再び上げるまでの時間に手癖でスマホに触れていたのにわざわざ同じ場所にその状態で置くだろうか?


これはきな臭くなってきた。

名探偵はこういう綻びを逃さない。


すぐさま個人チャンネルに「わざと見せてるようにも見える。財宝かも。」と書き込む。


説明しよう!
これは「連携って書いてあったけど財宝だったわwまあ俺は気づいてたけどねw」を試合後に言うにあたって試合前に「既に気づいていた」ということをどこかで主張しておかないと嘘松みたいになってしまうからそのケアである!


そんな卑怯な手には乗らないぞと第1戦に臨む────



財宝でした

わざとであった線が濃厚になってきました。


結果は2-1で勝ち。

ひとまず勝ててよかったです。


4回戦

二部から参加のチームメンバーもすでに会場に来ていたので、3回戦で起こった出来事を話しながら対戦相手の決定を待っていた。


しばらくして対戦相手が決定した旨を知らせる運営からのアナウンスが流れた。

ルーティーンのようにテーブル番号と対戦相手の確認のためにシャドナビを開く。


!!???!??


…え?


うわ~~~~!!!!


おいおいおいおいおいおい


シャドウバースじゃねえか!!!!!


「界隈で名を馳せている強い人だったらやだな。」とか「内戦は絶対やりたくないな。」とか考えていたがそれどころではなかった。

次の僕の相手は「Shadowverse」そのものなのである。


RAGEでここまで胸が高鳴った瞬間はない。

どんな人なんだろう。ファイナリストになったらどうなるんだろう。
名前だけで想像が膨らむ。


わくわくしながら卓についたが「Shadowverse」はなかなかやってこなかった。
それもまた、わくわくのスパイスだ。



やがて現れた「Shadowverse」に「いい名前ですね…!」と伝えた。

彼は「そうですか?適当に付けました」とはにかんだ。

かっこいい。


結果は2-0で勝利。

「Shadowverse」はキーカードが欠損していた。


5回戦

なんだか行ける気がする。

なんせあの「Shadowverse」に勝った男。
俺自身がShadowverseといっても過言ではない。


対戦相手はJCGやレートで名前をよく見る気がするいわばガチの競技勢。

関係ないね。今日は行けるぜ。

さあ、勝負と行こうか────



めちゃくちゃプレミして0-2。

凹みまくっていたら激励をくれた。後に2日目の会場までの道で見かけたのだが話しかけてくれるようなとてもいい人だった。


6回戦


0-2







かんぱ~~~~~~~~い!!!!!!!!!!

うっひょひょ~い!


このあとはチームの打ち上げに参加しました。

マジでクソクソ楽しかったです。


二日目

3人チーム戦

残念ながらDay2進出とはいかなかったので、SULのメンバーの3人で3人チーム戦に出場することにした。


話し合いの結果それぞれが使う2デッキが決まったわけだが、不安点が二つ存在していた。


一つ目は前科持ちである点だ。

何を隠そう、前回のオフRAGEの3人チーム戦で僕は寝坊をぶちかましている。

リストを眺めながら寝床に横になっていたら目覚ましをセットしないまま寝落ちしてしまい、目覚めたときの絶望感と言ったらなかった。
目が覚めてスマホを開いたときの一番最初の画面もエルフのデッキ確認画面だった。

といってもこっちの不安点については、Day1に参加していた時点で目覚ましをセットすることで対処できていたので大した問題ではなかった。


問題は二つめの自分の持ち込みについてである。

3人のクラスのうち唯一僕はいわゆる環境デッキである「マガチヨエルフ」と「回復ビショップ」の2つを持つこととなった。
実質的に僕の負けがチームの負けの数に比例するといっても過言ではない。

しかし、Day1で起こった最後の二戦の4敗はすべてマガチヨエルフが喫したものであり構築およびプレイングの弱点への不安はぬぐい切れずにいたのだ。


しかし四の五の言ってる時間はあまりなかった。

腹をくくるしかない。


1回戦

3人チーム戦は味方の画面を見ながらプレイの方針の話し合いをしてもいいらしい。

初戦の相手はその特殊なルールをうまく使っていた。


おそらく真ん中に座っていたプレイヤーがプレイの面で信用されているのであろう、両隣のメンバーにアドバイスしながら自分のプレイもこなしていて怒涛の時間を過ごしていた。


特に僕の対面に座っていた人にはほとんど付きっ切りでプレイを見ており、単純に感心してしまった。



あ、結果ですか?僕は0-2でした。ハイ。
マガチヨが2回負けました。

チーム?さっき書いたよね?僕負けたらチーム負けみたいなもんだって。
うん。負けましたよ。


俺が悪いよ…俺が…。


2回戦

僕は当然のようにBO3の1戦目を落としていた。

2戦目も不利状況が続き、相手のリーサルが迫る…


(また0-2か…)とうなだれていたら対面から声が聞こえた


「まだ終わってないです…」


どうやらミスでリーサルを逃したらしい。

救われた。1-1でまだチャンスはある。


残りは問題のマガチヨエルフ。降ってきたこのチャンスを逃すわけにはいかない。

崖っぷちのこの一戦、RAGEをまだ楽しむためにも、チームを勝利に導くためにも、勝たなければならない…!!!








まけ


どうして…。


結果としては1-4だけど1勝はプレミで拾ったし0-5みたいなもん。



チーム?言わせんなよ。


俺が…悪いんだよ…


ラーメンを食べに行きました。



リタイアするのも忘れてました。

俺が悪い。


いつもの


オフRAGE恒例、屋台屋博多劇場にやってきました。


残念ながら用事でDay1にこれなかったチームメンバーと飲むために屋台屋に来たわけだが、一緒に行く人を何人か募ったところ10人になってしまった。

しかも、Day1来れなかった人以外は前日の打ち上げで一緒に飲んでいるというね。
仲良しチームすぎる。


このチェーン店好きすぎてオフ会のほとんどでこの店に行っているので、このnoteとはまた別で屋台屋を布教するnoteを書くつもりでいます。


夢は大きく、屋台屋がスポンサーのシャドバプロチーム。


さいごに

今回のオフRAGE、結果こそ残せなかったものの新しく参加したコミュニティのメンバーと話せたり打ち上げが神回だったりと冗談抜きで一番楽しかったです。

あってくれた皆さん、対戦してくれたプレイヤーの方本当にありがとうございました。


これは2日目の終わりとその翌日の僕


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?