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「ガールズバンドクライ」トゲトゲに名前はいらない

 アニメ「ガールズバンドクライ」とても面白くて夢中になってます。
 メディアで様々な人が様々な内容を言っていて、私も好きな事を話したい気持ちはわかるけど、安易に言ってはいけないこともある。他人が言う自分に関係ない言葉なんて気にせずに作品を楽しもう、という旨のnoteです。
※ガールズバンドクライのネタバレは全然ありません。



ガールズバンドクライとは?

 2024年春から放映されている3DCGアニメで、主人公の井芹仁菜(いせりにな)が高校中退して明確な夢を持たないまま上京してきてバンドする話です。

主人公、仁菜のトゲトゲ演出(名称は知らない)

 作品内で仁菜の体の後ろ側に猫の毛が逆立った時のようなトゲトゲが出てきます。
 感情表現の映像演出になりますが、見た目がチクチクしていてあまり良くない感情なのが伝わります。
 このトゲトゲの特徴は仁菜にしか出ないことと私達にだけ見えることです。
 そのおかげで仁菜の感情に共感する事ができます。
 このトゲトゲの感情は仁菜のものであって同時に私達のものでもあります(この繋がりのおかげで歌う歌詞がより響いているかも)。
 厳密に言えば、便宜的に私達という表現をしましたが、主人公と私個人との共有であり、他人のそれとはまた少し違ってきます。

言葉は皆のモノ、感情は自分のモノ

 言葉って他人に何かを伝える時に便利で、言葉の使い方でとても正確に物事を伝えられます。
 でも感情って時にはすごく複雑で、言葉にすると言葉に引っ張られて生の感情から少し離れて説明されてしまったり、同じ言葉で表現される感情だって人それぞれちょっと違うはずです。

 作品の考察や分析、感想はたくさんあって面白く見れるものありますが、この主人公と共有した感情のトゲトゲについての自分ではない他人の意見や説明を真に受けてしまったら、きっと面白くなくなっちゃうと思います。
 赤の他人が言ったトゲトゲの説明はその人にとってはそうかもしれませんが、私には関係ないはずで、その説明に引っ張られて、なるほどそうなんだ、そう思うべき、みたいに思わされるのは違う。それを意識して見ちゃうときっと色褪せちゃいます。私自身はあの時仁菜が思ったことは―みたいな説明を公式からですら聞くのもちょっと嫌です。
 自分の熱は他人の熱とは違うということを伝えたかったnoteでした。

おまけ、ガルクラめちゃ好き

 アニメ、メチャクチャ面白いですよね、本当に好き、好き。
 3DCGですが表情も動きも細かく表現されていてキャラクターの感情が伝わってきて好き。
 あと曲めっちゃ好き、特にOPとEDは映像も好き!
 最近はずっとアイドルの綺麗めな曲ばかり聞いていたせいか忘れかけていたロックやメタルの熱を自分の中で感じます、ペンライト振らないライブはもう行かないかもと思ってましたが、ぜひライブに行きたい。そしてもっと私はロックに生きるんだって心が強く言ってる(でも仕事は辞めるな)。
 最後ただの感想でしたが読んでいただいてありがとうございました。

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