作業台に毛が生えた
さて、隙間を埋めた作業台。パテも乾いたようだし、オイルステインを塗っていきますぞい。
オイルステインは過去に色々調べたことがあって、仕上がりが美しいのは「油性」と結論づけたので(理由は忘れてしまった)迷いなく油性を買ってまいりました。この色が好きですね、新ウォルナット。いわゆる焦茶色ですが、深みと温かみを感じます。
ペンキだと木の表面をマットに覆ってしまいアタシのこの色をみてみて~という仕上がりになりますが、ステインは染み込んで木目を生かす塗装ができます。協調性がある。そういう違いはありますが、まず最初はペンキのように刷毛で塗ります。
その後がちょっと違う。5分置いたら、ウェスでくるくると拭き取るような擦り込むような作業が入ります。そのタイミングは乾く乾かないの中間を狙っていくようなイメージだと思います。一度目は多分うまくいきます、二度塗りの時が結構難しい。拭き取りが早いと最初に塗った分までとれてしまうし、遅いとくるくる模様がへんに残ってしまう。くるくる模様の方がリカバリーが大変なので、どっちの失敗に寄るかというなら早い拭き取りの方が修正がし易いのではないかなと思います。
気になるところを直し直し、これでいいかなっというところで終わりまして、しばらく乾燥。その後は、余っていた蜜蝋ワックスを塗りこみます。
余談、趣味の楽器(二胡ってもう若い人は知らないだろうなあ。東洋のバイオリンとも言われる中国の民族楽器です)をですね、机に置いておいたら夕立にあって濡らしてしまうという大事をやらかしたことがあり、蛇皮は大丈夫だったのですが木の部分がかさかさになってしまって…その時の蜜蝋ワックスです。乾けばすべすべ、楽器にも使える良いワックスです。
4時間程乾かしてからウェスにワックスをつけてまた擦り込みます。この作業が好きなんだなあ。磨きをかけると少しずつ効果が現れる感じが楽しい。しかしステイン、乾燥したと思ったんですが、蜜蝋の擦り込みでまた色がちょっと落ちてしまいました…。みなさんは十分にステインを乾燥させてください。私、反面教師の資格持っています。
こちらが作業されちゃった作業台でございます。
………作業前に毛が生えた程度の美しさ!思ったより見た目は変わらなかったんですが、私としては大変満足しておるのですこれでも。ツヤツヤ作業台で来年もがんばるぞ。