バラの消毒は… before
今年はバラ栽培8年目にして初めて、秋バラを意図的に咲かすことを試みました。
なぜ今までやっていなかったのか。消毒(薬剤散布より、消毒と言う方が馴染みがあってが好き。消毒なら人もするな~と思えるから)をいかにしないで育てられるか、ということを考えていたから。そのせいで秋の花の為の充分な体力を残せなかったのです。
絶対に、絶対に無農薬しか嫌なのっ という訳では決してありません。初期からスプレーの薬は使っていました。ただ、ローテーション散布というのが、なんとも敷居が高くて。
菌だの虫だのは、弱くて強い。
ずっと同じ薬を使うとだんだんと耐性を持つようになります。それで、最低でも3系統の薬をくるくると毎回変えて使うということが推奨されているんです。
系統とかよくわからんし(この時は解ろうとしていなかった)3つもスプレー買うならバイオゴールドの肥料買いたいし…という理由で倦厭し続けたのでした。薬というリターンがぼんやりした物にお金かけたくなかった。
今年も春の花後からは、ほったらかしモードだったのですが(バラ栽培していると言って良いのだろうか…)、7月に結構大がかりな家回りの片付けをしましたので、そのついでに黒点病でぼろぼろだったバラもなんとなく小奇麗にしておいたのです。黒点病の葉を全部取って、軽く剪定をして。そしたら、皆さんキチンときれいな新芽を出している。
シ・ン・メ… イッツア ワンダフル ワード!
バラを育てている方なら、わかりますよね。健康なバラの葉がどれだけ有難いものかを。健康な葉がないバラと言うのはですね、自動車のタイヤがドラム缶みたいなものです。バラ栽培の肝は葉を病気から守ることではなかろうか。
今でも、綺麗な葉を眺めるだけで結構満足している自分がいます。葉を愛でながらコーヒーをずびと啜る優雅でマニアな時間。
それで話を戻すと、意図せず夏に美しい葉が出揃ったのを死守したく、ついにかなりまじめな消毒人生を歩む事となったのでした。
(つづく。バラネタ熱いな~)