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差別 偏見 容姿イジリ 容姿コンプレックス 子供にどう説明しますか?

2021/3/27 投稿
 
昨今 世間を騒がせた渡辺直美さんの一連の報道から差別 偏見 容姿イジリ 容姿コンプレックスについて真剣に考えてみました。

例えば 肥満体型の人、その体型は事実なのでそれを指摘して何が悪い?という方がいらっしゃいます。

それに対して

いや。そんなこと言ったら 相手に失礼だから絶対駄目。

と反論される方もいます。

これ、両者とも 嫌悪感と可哀想という感情のぶつかり合いなんです。

感情は人それぞれなので 感情論で物事の白黒つけようとすると決着がつかないんです。

感情というものは人間の本能に強い影響を受けます。

本能とは、外敵から身を守るために相手を攻撃する

同族を攻撃する相手の攻撃を防ぐ

といった行為です。

敵か?味方か?の判断基準は 見た目 性格 考え方 です。

先程の ありのままの容姿を指摘して何が悪い?の肯定派は 本能的に、自身と異なる容姿の相手を敵とみなし

否定派は 攻撃を受けた対象者を同族とみなしています。

否定派は 自分と異なった容姿の対象者でも、考え方、性格がにていれば 同族とみなします。これは比較的 本能的要素は低い反応です。

子供を例に挙げて考えてみましょう。

子供は物事の良し悪しがまだきちんと判断できず、無邪気なのでふくよかな体型の方を見るとこんな質問をするかもしれません。

『ねーねー。どーして 他の人より からだが そんなに おっきいの?』

これを聞いたその子供の親は

『そんなことを言っては駄目です。相手に失礼でしょ?』

子供は平均値と異なる見た目見た目の方に違和感を抱いたものの、好奇心がそれを勝り相手にその理由をたずねたといえます。

一方 親御さんは善悪という倫理観にもとづき、その相手が可哀想という感情がわき 子供をたしなめたといえます。

これ、何が悪いかというと、親御さんが 『容姿を指摘するのは可哀想』という感情論で子供に注意したからです。

人の本能を抑制するのは倫理観であったり理性です。

しかし、親御さんの例のとおり 倫理観や理性のみでは感情をコントロールできません。

先程の事例では 親御さんは子供に 論理的 客観的に

『なぜ、見た目が他の人と違う人にその理由を聞いてはいけないか?』

ということを説明できないからです。

この説明のやり方は 社会の平均値と抑制が異なる理由が先天的の場合と後天的の場合で異なります。

先天的な場合

子供『ねーねー。なんであのひとは肌の色がほかの人と違うの?』

親『色々なひとがいるの。みんなひとそれぞれ。あなたにはおじいさんとおばあさんがいないよね。』

子供『うん。』

親『でもあなたのお友達にはおじいさんとおばあさんがいる人が多いよね』

子供『うん。あ、私のお友達 おとうさんがいない人がいる。』

親『そうね。でもあなたのおじいさんとおばあさんがいないのは あなたのせいではないよね?それはお父さんがいないあなたのお友達もそう。』

子供『うん。そうだね。』

親『だからね。みんな同じじゃないの。人は生まれながらに持ってるものと持っていないものがあって 肌の色 髪の毛の色 目の色 見た目がちがうの。それはその人のせいじゃないんだよ。それはちっとも悪いことではないの。それはみんな同じことなんだよ。』

この事例は
youtubeチャンネル DOUGA YUUMEIの投稿動画【感動する話】「お母さん、なんであの人は手がないん?」小さな子供の声が電車内に響き渡った…

の内容を一部修正して記載しました。

後天的な場合

子供『ねーねー。どーして ほかのひとより あなたは からだがおおきいの?』

親『大変失礼しました。子供にお話をするので是非あなたもきいて頂けませんか?』

親『あのね。見た目が自分や まわりと違う人にあれ?おかしいな?って思うことはちっともおかしいことじゃないんだよ。それは人間の本能だから。本能ってわかる?』

子供『わかんない。』

親『たとえばおなかがへったら たべものをたべるよね?眠くなったら寝るよね?それが本能なの。』

子供『ふーん。』

親『たとえば 見た目がこわーい おじさんがいたら自分から話かけないでしょ?』

子供『うん。』

親『それも、本能。こわーいおじさんに何か悪いことされそうだもんね。そう思うことは別に悪いことじゃないの。』

親『でもね。思ったことをぜーんぶ そのとおりやるとどうなると思う?たとえばコンビニに食べたい おかしがあったとするでしょ? そのときお菓子を買うための おこづかい がなかったとします。お菓子の代金をお店にはらわずに その場で食べることは いいこと?だめなこと?』

子供『だめ。』

親『そうだよね。人は本当はしたいことをいけないと思って我慢することができるの。いけないことというのは、ほかのひとを傷つけたり悲しませたりすること。それがいけないってことはわかるでしょ?』

子供『うん。』

親『そうだよね。あと あなたは算数が苦手だよね。私が算数の勉強もっと頑張りなさいっていったらあなたはどう思う?』

子供『ウザイ。』

親『そうね。あなたは勉強がんばってるもの。がんばっても うまくいかないことを相手から言われると傷つくでしょ?あと、ウザイという言葉は正しい言葉ではないから他のひとにつかってはいけませんよ。』

子供『うん。』

親『からだが大きいと病気になりやすいのは確かなこと。だからその人のまわりのひとは健康のアドバイスで やせたほうが いいっていうかもしれないね。』

子供『うん。』

親『でもそのアドバイスされた人も必死でがんばってるのにうまくやせれないのかも しれないでしょ?今はまだがんばってない人もこれからがんばるつもりかもしれないよね。』

子供『そうだね。』

親『さっきも言ったけど あなたは算数の勉強をがんばってるのに 成績が上がらず 苦手におもってるよね?それをまわりのひとが算数の勉強がんばれ!っていわれたら 傷つくでしょ?』

子供『うん。』

親『もし、がんばれ!ってアドバイスするなら親か先生。友達の親から算数苦手みたいだからもっと頑張りなさいっていわれたら親や、先生からアドバイスされるより傷つくでしょ?』

子供『うん。やだ。』

親『だから、アドバイスしていい人とアドバイスしないほうがいい人がいるの。アドバイスしていい人はその人ととっても親しい人。』

子供『そうだね。』

親御『親しくない人がアドバイスする理由は アドバイスする人のことを思ってする人がほとんどなんだけど、算数の勉強のたとえでもわかるように そうすることで相手を傷つけることになるの。』

子供『じゃあお友達に私の得意な漢字の勉強教えてあげるのもだめなの?』

親『それはあなたとそのお友達が仲良しでお友達があなたから勉強を教えて欲しいといえば大丈夫。』

子供『そっか。』

親『あとね。あなたは算数の勉強がんばれ!って言われるのもいやだろうけど 算数苦手だね。って言われるのもいやでしょ?』

子供『うん。いや。』

親『あなた、えらいね。さっきウザイっていってはだめですよ。って教えてたらきちんとそれを守りました。素晴らしい。ていねいな言葉をお友達につかうと 相手も自然にそれを覚えてくれるの。そしてそのお友達も他のひとに自然にそれを教えるの。友達どうしだから 普通の言葉でいいんだよ。校長先生と話すときみたいに 敬語を使わなくても。でも正しい言葉を友達どうしで使ったほうがいいね。さっきの言葉は正しい言葉じゃないから。』

子供『うん。わかった。』

親『話をもどすね。算数苦手っていわれるだけでいやでしょ?それは体型を気にしている人もいっしょ。』

子供『あ、そうだね。でもテレビで芸能人が体型のこと言ってるよ。ふとってるとか』

親『それはね。その芸能人が自分の体型のことを気にしてないから。そしてね。テレビでやっていることはおしばいなの。おしばいとわからないように番組をつくってるからわかりづらいけど。』

子供『そうなんだ。』

親『思っていることを実際にやってはいけないけど おしばいなら 人をなぐったり ものをぬすんだり やってはいけないことをしても許されるの。なぜなら全部ウソだから。テレビでどっきり番組ってあるでしょ? 』

子供『ある。チョー面白い。』

親『あれもウソ。ウソはね。二種類あるの。どんなウソとどんなウソかわかる?』

子供『わかんない。』

親『それはね。どっきり番組と同じ人を喜ばせるウソ。あなたのお誕生日会サプライズで欲しがってたプレゼント、買ってあげないよ。って私が言ってたのに実はナイショで買っておいてプレゼントしたらうれしかったでしょ?』

子供『うん。うれしかった。』

親『人を喜ばせるウソはついていいの。人を笑顔にするウソね。』

子供『そうだね。』

親『ついてはいけないウソを教えるね。それは人を悲しませたり傷つけたりするウソ。たとえばあなたとお友達が遊ぶ約束してたとするよね?そのお友達がお腹がいたいってあなたにウソをついて 本当は別のお友達と遊んでたらどう思う?』

子供『悲しい。』

親『でしょ?どっきり番組もバラエティー番組もテレビを見てる人を喜ばせようとしてウソをついてるの。お笑いの番組でお笑いの人がケンカしたりするでしょ?あれもウソ。本当はとっても仲良しなんだよ。』

子供『そうなんだ。』

親『人を喜ばせようと思ってついたウソでも相手は傷つくかもしれないから たとえそれがよいウソでも相手のことをよく考えてないといけないの。』

子供『うん。』

親『話をもどすね。あなたは算数が苦手って言われただけで傷つくよね?それは他の人もいっしょ。体型の大きな人もそれを気にしているかもしれない。もしかしたら気にしてないかもしれないけどそれは本人しかわからないの。』

子供『そうなんだ。』

親『たとえばまた算数の話。あなたの一番中のいい友達から あなたに算数苦手だよね?って言われたら あなたはその友達にそうだね。 って言うかも知れない。でも本当はそれを気にしていて言われることがいやなのに 仲良しのお友達だから 我慢するんじゃない?』

子供『うーん。我慢する。』

親『でしょ?だから、相手が苦手にしていること 相手が気にしてることは言ってはいけないの。たとえ それが親切な気持ちだったとしても。』

子供『そうだね。わかった。』

子供『さっきは体型のことをきいてごめんなさい。』


いかがだったでしょうか?

こちらの事例はフィクションです。

大人は子供に善悪を教えるときに いけないことだから 可哀想だから の一言では子供はきちんと理解してくれません。

ゆっくりと時間をかけて 勉強や学校 お友達の事といった 分かりやすいたとえで話せば理解してくれます。

あと、一方的に教える行為はお説教に他なりません。

必ず質問を相手になげかけて下さい。

相手が答えたら正解・不正解の判定を出してあげて下さい。

質問をすると相手はその答えを考えます。答えがわからなかったり間違っていると悔しいと思います。

逆に答えが正解だと嬉しい気持ちになります。

この悔しさと嬉しさが刺激となり、一方的に相手に情報を伝えるよりも脳内にその情報が強烈にインプットされます。

私はLINEで社会問題について友人に解説するときにこのQ&A方式をとります。

一方的に情報を伝えてもその全ての情報は相手の頭の中にはいらないからです。

過激な演出を行うバラエティーを誤解されておられる方をよくお見受けします。あれは時代劇といっしょです。リアルを装った虚構・フィクションなのです。

たとえば坂本龍馬。我々日本人が抱いているイメージは実在の龍馬とは異なります。そのイメージは司馬遼太郎によって脚色されたものです。

虚構・フィクションではタブーが許されます。それを人は感情移入して楽しみます。犯罪 浮気 裏切り 虐待 。なぜだかわかりますか?それらは人の本能的な欲求を刺激するからです。

本能というのは人が生きるための防衛本能です。たとえば拾い食い。山で遭難して2週間のまず食わずという事態に陥った場合、包装されていない食品が地面にむき出し状態で落ちていても迷わず食べます。

これは卑下すべき行為でしょうか?本能を抑制するのは理性です。しかし、生命の危機といった特定の条件下では本能が優先されます。そしてその条件は人それぞれです。2週間のまず食わずでもへっちゃらで、理性の強い人は拾い食いはしないかもしれません。

話を戻すと 虚構・フィクションという条件では本能的思考を優先してその視点で虚構・フィクションを楽しむ行為が許されます。わかりやすい例が故・志村けんさん。コントで女性タレントを性的対象としていじりまくります。それが許されるは虚構だから。しかしながら 現実社会で志村けんさん がコント同様の行為を行ったらそれはとがめられます。過激な演出のバラエティー番組を 子供の教育上良くないとおっしゃる方がおられますが、それはその人の子供に対する刺激が強い番組の説明の仕方が悪いのです。

たとえば コントで頭をひっぱたく行為。倫理観の強い方は拒否反応を示します。しかし、はたかれた人が可哀想という感情的な理由でそれを面白いと肯定的に感じる方に反論するのであれば、論理的に説明すべきです。

論理的とは一つの事象を色々な目線でとらえる考え方です。私ならば刺激強い番組のことをこう説明します。

『この番組はね。頭をはたくひと。はたかれるひと。本当はね。二人とも仲良しなの。たとえばなかの良い友達にばーか といっても 相手は本気で怒らないでしょ?でもね。なかのよくない人にばーか といったら相手は起こるよね?それから仲のよい 友達も仲がいいから許してくれるかもしれないけど本当は心の中ではばーか って言われることがいやかもしれない。だからいくら仲良しの友達でもばーかとかましてや 頭をひっぱたいたり してはいけないのですよ。』

無邪気な子供の事例と重なる部分もありますが、こう説明すれば、なぜ、バラエティー番組で頭をひっぱたく行為が許され 子供がそれをまねしてはいけないかということが キチンと理解できます。

私はお笑いの世界において、厳しいコンプライアンスなどは儲けず、過激な内容の番組は映画やゲーム CDなどがそうしているように 冒頭でアラートを表示する。そして番組の終わりにコントの内容はあくまでも演出で出演者の同意の基 行われています。というテロップを表示すればこと足りると思います。事の問題は現実か虚構かをきちんと判断できず、感情的な理由でその内容の是非を問う行為をする大人が理論的に子供に説明できないことです。

さて、ここからは、相手から容姿いじりをされたとき どう対処するべきか?

具体的な事例を挙げて解説します。

ケース1 親しくない関係の相手から容姿をイジられた場合

対応 1
『人間は生まれてから歳をとるにつれ外見は変わっていきます。
ある年齢を境にその外見は劣化していきます。しかし 歳を取れば取る程磨かれていくものがあります。
それは心です。あなたがもし自分や他人の外見を気にするのであれば、それよりも優先して 心のあり方を気にするべきです。』

※私は特定の宗教組織に所属している訳ではありません。

対応 2
『あなたは この方に対してもその容姿を馬鹿にすることができますか?』
と言って乙武 洋匡さん もしくは相手が馬鹿にした外見上の特徴をもつコワモテの人物の画像をweb検索して それを相手に見せます。そして乙武さんなら著書を紹介し
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%94%E4%BD%93%E4%B8%8D%E6%BA%80%E8%B6%B3-%E4%B9%99%E6%AD%A6-%E6%B4%8B%E5%8C%A1/dp/4062091542
コワモテの人物がこの方なら

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その方のyoutube動画を紹介して下さい。

対応 3
『すみません。最近忘れっぽいので先程私におっしゃっられたことを忘れてしまいました。大変お手数ですがいま一度先ほどの言葉を 言って頂けますか?
あ、あとまた忘れても困らないようにスマホのカメラで録画させて下さい。』
と言ってスマホを相手にかざします。


対応4 ※公衆の面前で容姿を馬鹿にされた場合
『今のあなたの発言は侮辱罪に該当します。訂正し謝罪しなければ所轄に通報し、断固たる処置を講じさせて頂きます。今の発言を聞いていたみなさん。お手数ですが謝罪がない場合の証人となって頂けますか?謝礼は民事裁判裁判で勝訴した際に得られる損害賠償金からお支払いします。』
※注意点: 親しい関係性ではないのに容姿を馬鹿にする相手は本能的感情的な思考をしています。
このような思考の持ち主は損得を考えずに一時の感情に任せて行動に及ぶため、上記で例に挙げた言葉を浴びせられるとプライドを傷つけられ 忠心蔵の大石蔵之介のような暴挙に及ぶ危険性があります。
その時危害は加えられずとも、後々復讐を企てられかねませんので実践はオススメしません。
強いて言うならば対応4を自己責任の基に行って下さい。
特に 1対1の場面でケース1の状態に遭遇した場合、適当な理由をつけて 直ちにその場から離れて下さい。そして、その相手よりも立場が上位の方に相談して下さい。立場が同等、もしくは下位の方に相談しても効果はありません。


ケース2 親しい関係の相手から自分が気にしている容姿をイジられた場合


対応 1
ado さんの楽曲 ♪うっせぇわ のサビの部分

もしくは♪真心ブラザーズの楽曲 ♪明日はどっちだ?


のサビを超ハイテンションでとびっきりの笑顔で歌います。
相手が更に悪のりして容姿を馬鹿にしてきたら威嚇の意味を込めて至近距離に近づきながら 更なるハイテンションで大声で歌唱して下さい。
笑いながら怒りの感情を露わにする人は相手に強い恐怖感を与えます。


注意点:実践の際には周囲の迷惑とならないように気をつけて下さい。


対応 2
『おまえから そんな減らず口が聞けるのもあと少しの間だな。みんなには黙っていたんだが実は新しく恋人が出来たんだ。それで、その恋人が2ヶ月前に受けた健康診断で肺に腫瘍が見つかったんだ。精密検査の結果、余命半年。もし恋人がいなくなったら生きていく気力がない。俺も恋人の後を追うことにするよ。…………………………………………………………………あ、恋人ってバーチャルな恋人ね。空想上の。後追い行為も空想上。』


ケース3 親しい関係の相手から自分が気にしていない容姿をイジられた場合
自虐ネタで笑いをとる。お手本はトレンディエンジェルの斎藤さんです。そのあとで役者が台本を朗読するようにケース1 の 対応1 のセリフを言いましょう。
ケース1の対応はケース2〜3でも適用可能ですが、あくまでも冗談だと言うことを相手に理解してもらえるように実践して下さい。
ケース2〜3については冗談なので 冗談の通じない相手には実践しないで下さい。まあ、そもそもケース2〜3は相手も冗談で容姿を馬鹿にしてくる場合がほとんどなのでその配慮は杞憂かもしれません。


また、紹介した事例の実践を推奨する記述はあくまでもイメージトレーニングの実践を意味し、現実の対人コミュニケーションの際に実践されてトラブルが生じた場合において、記事作成者は責任を負いかねますのでご理解ください。
生まれながらに容姿に恵まれている人は すなわち外見上の才能に恵まれている人です。
このような才能に恵まれている人に凡人が異性の興味や感心を惹く能力という部分で戦いを挑むとなると 外見を磨くよりも内面を磨くことのほうが理にかなっています。

内面を磨くということは有益な知識を吸収してそれをうまく活用する知恵を得ることです。
知識ばかり得ようとするとうんちくしか話せません。
知恵だけ得ようとすると屁理屈しか話せません。
知識と知恵は両輪でなければなりません。

youtubeで活躍されているオリラジの中田さんやクイズ番組で活躍されている宇治原さん。膨大な知識量は目を見張るものがありますが、果たしてそれらをうまく活用されているのでしょうか?私からみるとインプットした情報を簡略化してアウトプットしているに過ぎないように思えます。

私が思うに知恵とは、ひとつのテーマに対して合理性や論理的思考 客観的視点で考えて最良の結論を導き出す行為だと思います。
それを育むためには多くのジャンルに関するデータ収集が必要です。


例えば 私が現在執筆中の記事のテーマ『パパ活』について、単に日本人として、男性側の目線でそれを考察するのではなく、女性側の時点 外国人からの視点 経済的な視点 法律的な視点 精神分析の視点 歴史的視点などから考察すると 膨大なデータが必となり、そのデータ量が多ければ多いほど『パパ活』の本質に迫ることができます。


最初はなかなか 知恵も知識も身に付きにくいと思います。
そんな時はご自分の興味があるジャンルを論理的 客観的 多角的に深掘りしてください。
私は日本語ラップという今でこそ一定の認知度が得られている音楽ジャンルを当日マイナージャンルなとして扱われていた20年以上前から聴き親しんできました。
当初はレペゼン ホーミー リスペクト バビロン といったHIP HOPワードの深い意味も解らずにただ、カッコいいという感情的な視点で日本語ラップを楽しんでいました。

日本語ラップに対する興味が深まるにつれ、ライミング(押韻) フロウ(ラップの抑揚の付け方や歌唱に関するテクニック) トラックメイキング(曲の制作)の手法 日本語ラップアーティストの音楽業界における縦・横の力関係といった マニアなら探るであろう情報から アメリカでのHIP HOP誕生の背景にストリートギャング同士の抗争があり、エンターティメントの世界であっても、意見対立が命の奪い合いに発展しかねないことや、IT技術の発展に伴い 楽曲制作において演奏、録音、編集、プロモーション、流通といった多くの専門家が必要とされた仕事がPC一台で完結可能となり、才能のあるアーティストは以前より比べ物にならないくらい少ない投資で自身の作品を世に広めることができるようになったという業界人の発信する情報まで探るようになりました。

結果として、感情に身を委ねて音楽を楽しんでいた頃よりもより深く音楽を楽しめるようになり、自分の好きな音楽の魅力をそれに対して興味の持たない相手に隈なく伝えられるようになりました。

と、いうことは… 趣味を多角的な視点から論理的に深堀りすると…
見た目などの要素による個々で基準の異なる感情的な判断しかできない人にも、自身の魅力を存分にアピールできるようになるのです。


ただし、自分の発信する情報相手を相手に受け入れてくれるかどうかという点においては、容姿やイメージが重要になります。それらは感情を揺れ動かし無条件に人をひきつけるからです。


具体例は敢えて挙げませんが、見た目がハンサムな政治家が民衆の感情に訴えかけるけれども内容の薄い演説を行った場合と、見た目のイメージが悪い政治家が、論理的で中身の濃い演説を行った場合、多くの有権者は前者に投票します。これは、イメージについても同様のことが言えます。温厚なイメージの政治家のほうが粗暴なイメージの政治家よりも多くの支持を得ることが可能です。某国の元大統領はそれがウィークポイントとなり大統領選に敗れてしまいましたね。
つまり、自分の発信する情報を相手に受け入れてもらうには相手の心を揺さ
ぶるプレゼンテーションをしなければならないのです。
具体的な例を挙げると……フワちゃん。

あのテンションで自分をアピールするのです。自分はあんなに明るい性格ではないから無理!!と言われる方は役を演じればよいのです。すなわちキャラ設定です。


ナインティーナインの岡村隆史さんも番組では陽気な役回りを演じていますが、普段はもの静かな方だと伝え聞いています。フワちゃんの日常も基本的な性格は違わずとも、テレビ番組ほどのテンションで生活はおくっていないはずです。


そして、フワちゃんのあのキャラクターが許容されるのは、エンターテインメントの世界だからであり、加えて言うならばyoutuberやタレントとしての知名度があるからです。
また、フワちゃんの発言には中身がありません。同じく天真爛漫キャラクターでお茶の間で抜群の知名度を誇ったローラーさんは環境問題に強い感心を持っていてその情報発信をメディアで行っています。
https://www.vogue.co.jp/change/article/rola-clean-beauty

フワちゃんも 東京都知事と会談したりしていますが、あれは広告塔です。とっかかりとしてバラエティー番組やyoutubeで名前を売るのはよいと思いますが、将来的には、ローラさんのように社会問題について提議を行いその情報発信を行って欲しいです。
論理的 客観的 多角的に容姿 差別 偏見 いじり について 語ると まだまだ 書き足りないことが山ほどありますが今日のところはこのあたりで。
長文駄文をご覧頂くのにお時間を割かせてしまいお詫び申し上げるとともに感謝致します。

2021年4月18日追記

上記日時にフジテレビ系で放送されたワイドナショーで、お笑いコンビ EXITの兼近さんが容姿いじりについて秀逸なコメントをされていたので引用させて頂きます。


僕、思うのが、本当「お笑いってサーカスだな」っていうのがすごく感じてて。

実際に入ってみて感じたのが、やっぱ上の世代の面白い方々って、芸人同士でサーカスしてるんですよ。

だからナイフを投げても当たらないし、空中ブランコで飛んでも(腕を)取ってくれる。これが行われているのがテレビとかお笑いの世界で。

これで危険な行為だから、一般の所で行われるとケガするに決まってるんですよ。

当たり前のようにマネしてナイフ投げて刺さって「いてえ、ケガした」ってやってるからアホなんですよ、一般の人たちって。

でも芸人の面白い人たちって、それを理解して、危険なものだってある程度分かってるけど、それをあえてやるから面白くなっているというか。

ワイドナショー ーより引用




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