母からの電話📞ペットボトルと父からの差し入れ希望(杖)8/14
この日は、日本全国、線状降水帯で特にうちの地方は大雨警報洪水警報なんでもござれだった。
そんな日に、午後1時半前後に、立て続けに母から3件留守電が入っていた。
なんだ?と思って確認すると
1件目
「お茶がもうないとよ〜!あんた買ってきてくれん!」
うちの母は高齢でお湯を大きな夜間に沸かして麦茶を作るのが辛くなって来たので(以前は買えばと勧めても作っていた)最近は生協でペットボトルのお茶を買っていた。しかしその前々日に、500mlが後六本になっていたので「買ってきてやろうか」と言った時は「まだいい」と言っていたのではなかったのか。
まあ仕方ない高齢者だから。
2件目と3件目
「お父さんから電話があって、杖を入れて欲しいっていうので、あなたに連絡しても連絡がつかないって言ってるので、私がタクシーに乗って行きます。」
待て、この大雨の最中に86歳が?
とりあえず電話を折り返す。
折り返す前に着信記録を確認したが、整形からの電話は当然なかった。
「お父さんから電話来てないよ。
杖って何、いると?」
聞くと、伯母の遺品の普通の杖を入れて欲しいと言っているらしい。
リハビリには使わんと思うのだが、先日の話から施設の可能性をほのめかされて多分焦ってるんだなと察しをつける。
いずれにせよ、放置しておくと86歳認知症母がこの大雨の中に外出してしまうので、仕方がないので実家に杖を取りに行った。その際、ついでなのでタオルの洗い替えを用意しておいてもらうように頼む。
実家に行ってみると、杖とタオル以外に何故かトイレットペーパー2巻が用意されていた。
何故だ?
トイレットペーパーを置いておこうとすると「いるって言われた」と言い張るので仕方ないので1巻持っていく。
家を出て途中の側溝はこんな感じで水が噴き上がっていた。さすが大雨。
整形に差し入れをした帰りにスーパーに寄る。
とりあえず生協の配達まで間に合えばいいので、5本ほど買って実家に持っていく。
しかし意外とお茶は、ここに2本、冷蔵庫に2本残っていたのであった。
生協の注文書のお茶の箱の欄に勝手に数字を書き入れつつ、とりあえず老人の外出は阻止した日だった。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。