朝比奈竜生「2回目のネイルをする会」(たちくらようこ)
9月半ばの夜、朝比奈竜生さんの「ネイルをする会」にお邪魔しました。この乗る場レポート第1回でとりあげた、あの雑談がはかどる会の第2回です。乗る場では、こんなふうに、とても長い熟成期間をおいて開催される催しが、ちょいちょいあります。
今回のメンバーは、前回に続き、屋根裏ハイツの俳優・渡邉時生さん、朝比奈さん、たちくらと、初参加の円盤に乗る派ウォッチャーの渋木すずさん。
そういえば渡邉さんは、第1回のときは乗る場メンバーではなかったのですが、その後屋根裏ハイツが劇団まるごと加入したので、今は乗る場メンバーです。時の流れを感じつつ、今夜はこの4人で爪をかわいくしつつおしゃべりします。
マニキュア拝見
まずは各々の持ち寄ったマニキュアを見せ合います。
朝比奈さん
渡邉さん
たちくら
さて初参加の渋木さんは
圧倒的物量・・・いっぱい持ってるとは聞いてましたがいっぱいの次元が違った・・・!!
塗ります
お仕事中のネイルどうしてます?から、それぞれの演劇以外のお仕事の話とか。乗る場ではめったに聞かないオフィス事情にわくわく。
円盤に乗る派の俳優さんもメイクしたら楽しいのにな、と渋木さんが言いだして、「劇団として、小綺麗なのはいいことだよ」「清潔感のあるアングラ劇団として」「そういうことだと思うんだよな・・・」「おしゃれって思われないとやっぱり人は来ないんじゃない?って思いますけどね」小劇場演劇のおしゃれ感を考えます。
「80年代の演劇は、おしゃれだったんじゃないんですか?」「なんで80年代小劇場ブームていうものが存在したんだろうっていう疑問がすごいある」「カゲヤマさんにきいたら喜んでしゃべりそうな話題(笑)」
「乗る派がみんな地方出身というところも雰囲気のひとつになっている気がする」「あんなに都会に恋焦がれているのに(笑)」「ナチュラルボーンシティボーイにはかなわんですよ」
早稲田出身の渋木さんに、早稲田大学まわりの演劇うわさ話も根ほり葉ほり。誰と誰が先輩・後輩で、学生劇団のあそこはこんなカラーで、この時期に作風が変わったんだよ、とか。なんとなく見えてきた早稲田演劇勢力図に、渡邉さん「界隈フェチかも。界隈の見取り図を考えるのが好きかもしれない」。
質問センス抜群の朝比奈さん、渋木さんに円盤に乗る派とその前身の sons wo: の好きな作品やシーンを尋ねています。音楽再生機器が死ぬシーン、畠山さんが「DEATH!!」て言いながら死ぬシーン・・・「話だけきくとアホですね」「そう、カゲヤマさんの作品はね、頭空っぽにして観てもいいんですよ!」
「sons wo:」が「円盤に乗る派」に改名したのは「検索しやすくしたかったんだな」って思っていたという渡邉さん。検索しにくい劇団名ってあるよね、「屋根裏ハイツ」は検索しやすいし恥ずかしくないし良いよね~とわいわいしたけれど、メンバーの渡邉さんによると、領収書をとるときなんかに「そういう建物かな?って思われてることがある」そうです。
朝比奈さんの無茶振り再び、「お客さんがいてよかったって思うことありますか?」。上演にするってうことと、稽古場で演技をすることの違いを考えたり、渋木さんが話してくれた円盤に乗る派の畠山さんの持論がかっこよかったり。
出来上がり
渋木さん
手はお仕事向けに上品に、その分足は鮮やか偏光ブルー。
朝比奈さん
左手にポップさ、右手に宇宙。あえて塗らない爪を残すことで際立つカラフルネイル。
たちくら
INTERNSHIPがいちばん馴染んでいるな・・・CEOが似合う日は来るかしら。
渡邉さん
渋木さん「大人のセーラームーンの世界」と絶賛です。
次はメイクもしたいね、アイカラーとかカラフルで楽しいよね、ときゃっきゃしながら第2回ネイル会はおしまいです。朝比奈さん、渡邉さん、渋木さん、ありがとうございました♬
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