テンポキープができるようになるための考え方と練習方法
「ちゃんとメトロノームを使って練習してるのに、テンポを一定に保てないんだよな...」
「自分がハシったりモタったりするのは分かっているんだけど、どうやっても良くならない...」
「私ってリズム感ないのかな...」
特に初心者〜初級者、場合によっては中級者までの、数多くのドラマーが悩むのが「テンポキープができなくて、ハシる・モタる」ではないでしょうか?
テンポキープはドラマーにとっての大きな役割なのはご周知の通りですが、そうは言ってもコレが難しい。
だからこそ、ここをクリアして安定した演奏ができる力を身に付けたいですよね?
リズムパターンでもフィルでも、バッチリとテンポをキープすることができれば、全体を通しての安定感も間違いなくググッと向上。
「脱・初心者&初級者」に向けての大きな一歩になります。
だって、「色々なことが叩けるけどテンポ感がメチャクチャ」よりも、「できることを着実にやって抜群の安定感を出す」ほうが、ドラマーとしての役割を果たすことになるのですから。
このたった一つのことができるようになるだけで、初心者・初級者であっても次のステージに進めるのは時間の問題です。
テンポキープに自信が持てるようになれば、バンドを組んでいる人はメンバーからの信頼も得られるでしょうし、もっと曲を良くするためにはどんな演奏をしたらよいかと考えるリソースも生まれるため、音楽家としての成長にも繋がっていきます。
一人で楽しんでいる方だって、「ドラムを初めて◯年。でも相変わらずテンポが安定しない」の「でも」以降を言わなくて良くなるんです。
そうなれば胸を張って演奏できるようになり、堂々と次の課題に進め、自分の理想のドラマー像に一歩近づきます。
僕もご多分に漏れず、テンポキープが超苦手でとにかくハシってました。ハシり屋。
フィルになった途端、テンションが上がるのか何なのか自制が効かなくなってハシることなんてしょっちゅうでした。
それだけならまだしも、ライブでバラード曲をハシりにハシらせてミドルテンポの曲に仕立て上げてしまった恐ろしい経験があり、今でも苦い思い出として深く刻まれております。
そんな僕ですから、当然悩みに悩みました。
一時期はメトロノームを使いすぎたせいでメトロノーム依存症になりました。
メトロノームに合わせられるけど、クリック音が鳴っていないと不安でたまらず、今自分が早いか遅いかばかりを気にしすぎて、かえって安定感のない演奏をしていたわけです。
客観的にみると結構重症だったと思いますが、それでも様々な方法やバンドメンバーからの言葉で無事脱出に成功したのでした。
このnoteは、皆様と同じくテンポキープに大いに悩んだドラマーとして、キープ力を高めるための練習を実践していく中で学んだことや考え方=僕の経験をお伝えするものです。
そのため、認識の問題を改善することについての記載が多めです。
「何だよ...精神論かよ...そうじゃなくてもっと方法論を知りたいんだよ」
という方には満足いただけないでしょうから、ここで引き返すことをオススメします。
でもやり方だけを知って日々の行動に落とし込めますか?そしてその行動は継続できますか?テンポキープに対する認識は大きく変わりますか?
もし、いろいろな方法を集めて実践しているのに一向にできるようにならない状況だとしたら、この「認識」が変わっていないのが原因の一つかもしれません。
認識が身体の動作や行動に及ぼす影響は多大です。
僕の話しでの例えになっちゃって何ですが、以前、楽器屋さんで販売員をやっていまして、管楽器の接客が苦手だと思っていた時期があったんですね。バンド畑の人間ですから何をどう話したら良いか分からなくて。
それを店長に相談したら「別に梨本さんは苦手じゃないよ?できているけど?」と言われたんです。
以降、管楽器の接客に全くビビらなくなって売れるようになりました。(単純ですね~)
このように自分に対する認識がたった一つ変わっただけで行動が変わり結果も変わります。
それはリズムキープとて同じこと。
本書から気づきを得て認識を変えることができれば、誰でも必ず安定したドラムが叩けるようになります。
この有料noteを見に来てくださった方は、テンポキープに関するお悩みを解決したいわけですから、きっと向上心が高いはずです。
その気持があるなら間違いなくテンポキープができるようになると断言できますから、
しっかりと認識の変化をさせたい人、僕がやってきたことを知りたい人だけご購入ください。
あ、でももちろん練習は必要ですよ!
みなさま、熱いレビューをありがとうございます。
それでですね、練習はやらなければできるようにはならないのは揺るぎない事実なのですが、その練習の継続が難しかったりするワケなので、取り組み方のポイントを先に一つお伝えしておきましょう。
楽器とは練習量がモノをいいますから、できる限りやるのが良いのは言うまでもありません。
ただ、多くの人がいきなり長時間やろうとして、最初はやったけどすぐにエネルギー切れになっていつのまにかやらなくなる、というパターンに陥るのもまた事実。
なので1回5分とか、とにかく量(時間)のハードルを下げて、「まずやること」を目標にしてください。
ポイントとしては「やる気」に頼らないことです。
人はやる気があるから行動するのではなくて、行動するからやる気が出るものです。
そして取り組むことに慣れてきたら「5分を5セット」とか「10分3セット」とか、小分けにして、練習を習慣化させてください。
また最初のうちは「できるようになったかどうか」にフォーカスする必要はありません。「練習したかどうか」で考えましょう。
さあ、取り組み方もOKですね?それでは本編スタートです。
まずはテンポキープに対する認識を変えてください
まず最初に「テンポキープできない=悪」という認識を捨ててください。
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