練習は、長時間やれば良いというものでもないのだよ。
楽器の練習、というと、「できるだけ長くやらないと…」
と思う方もいるのではないでしょうか。
確かに、
1日1時間練習するより2時間、
2時間練習するより3時間、
と、長時間練習したほうが、特に初心者〜中級者くらいは伸びるでしょう。
さらには「練習は量より質だ!」な意見もありますが、質にたどり着くにはまず量をこなさなければいけません。
ですが、練習は連続して長時間やるよりも、短時間を複数回やったほうが有利です。
なぜかというと、人間は同じことの繰り返しが苦手だからです。
特にできないことをひたすら繰り返すのはかなり苦しいものです。
なかなかできるようにならないフレーズを1時間繰り返してやっていると、何かと嫌になりませんか?
僕は自己嫌悪が始まってしまいます。
嫌になってしまうと、もう練習したくない!となって、しばらく楽器には触りたくなくなります。
練習を継続するためには、楽しく感じることが大事です。
イヤイヤやっていては、できるようになるものもできません。
なので、練習は一つのネタに対して15分くらいに小分けにして行います。
15分を4回やれば、1日に1時間の練習をしたことになりますし、8回やれば2時間の練習をしたことになります。
分ける時間は別に必ず15分でなければならぬ、なんてことはありません。任意です。
5分ずつでも10分ずつでもいいですし、好きなことは30分、嫌いなことは5分とかにしてもいいと思います。
練習ネタAを15分やって、練習ネタBを15分やって、その後にまた練習ネタAを15分やる、とかもアリです。
最初から長時間練習しようとするから億劫にも感じてしまいます。
短い時間で良いと決めていれば心理的負担がないので、スッと練習に入ることができます。
練習は、短時間を複数回に分けたほうが効果的です。
長時間やってるのになかなか身につかないという人は、一度、時間を小分けにして取り組んでみてはどうでしょうか。
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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP