その穢れが邪魔をして

　青い　蒼い　空を見た

　どこまでも　青い　蒼い

　空を　見た

　深い　青に　深い　蒼に

　その　あおさが　わからないくらい

　何かが　宙を　舞っている

　何かが　空に　浮いている

　この世の　穢れが　漂っている

　この世の　穢れが　くっきりと

　あまりにも　蒼い　空を見て

　瞳の汚れを　実感　する

　穢れた瞳を　実感　する

　微生物にも　似た

　それらが　あまりに

　くっきり　映るから　

　その青に　吸いこまれ

　混じり気のない　蒼に

　吸いこまれて　仄暗い

　これまでの　汚れを

　これまでの　穢れを

　その　純粋　に

　その　無垢　に

　突きつけ　られた